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 東京と隣接県では
 この土日に
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い
 外出自粛要請が出ていました。
 天もそれに味方したのか
 季節はずれの雪になって
 さすがに外出をとりやめた人も多かったと思います。

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 桜が満開のこの季節に降る雪を
 「桜隠し」ということは
 以前にも書きました。
 今年の桜は
 新型コロナウイルスの影響でなかなか満足に見られなかったり
 昨日の雪で寂しげだったり
 残念ですが
 来年を期待しましょう。

 畑のそばを流れる鴻沼川沿いの桜は
 まさに今が満開。
 これは土曜日(3月28日)にとった
 桜景色。

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   水の上に花ひろびろと一枝かな       高野 素十

 そして、
 スナップエンドウの白い花と
 桜のコラボレーションです。

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 イチゴの花も咲き始め
 気の早い苗は
 実をつけ始めたところだというのに
 もう鳥につつかれました。

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 そこで
 イチゴの苗に防鳥用のネットをかけることに。
 その前に
 人工授粉を。
 雌しべと雄しべをこうして筆でやさしく。

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 このあとに
 ネットをかけたのですが
 まさか日曜日に大雪になるとは思わなったので
 雪対策でも
 ちょうどよかったかも。

 こちらは
 膨らみはじめたタマネギ

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 そして、
 これはソラマメの花。

  20200328_114521_convert_20200328165725.jpg

 新型コロナウイルスの影響で
 なかなか外に出るのもためらわれますが
 畑は外での作業ですから
 大丈夫だと思っていますが、
 はやく収束させるためにも
 気をつけたいものです。

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  今日は
  村上春樹さんが連続で翻訳している
  C.V.オールズバーグの絵本から
  『さあ、犬になるんだ!』という作品を。
  まずはこの表紙のご婦人、
  何をしているところか
  わかりますか。
  口をとがらせ
  両手を羽のようにして。
  このご婦人は魔術師によって
  ニワトリにされているところ。
  え、犬じゃないんだ。
  って、私は思ってしまいましたが。
  でも、大丈夫。
  内容はちゃんと
  犬が出てきますから。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  解けない催眠術におおあわて                   

 催眠術は面白い。
 だって、人がニワトリになったり犬になったりするんでしょ。
 そして、催眠術師がパチンと指を鳴らしたら、ニワトリになった人は目をパチクリさせて元の人間に戻るなんて、もう最高!
 小さい頃にそんなことを思った人も多いのではないでしょうか。
 でも、そんな魔法が全然解けなかったら。
 そういえば、ディズニーの映画『ファンタジア』でミッキーマウスが演じた「魔法使いの弟子」も解けない魔法で大騒動になる内容でした。

 オールズバーグのこの作品もそんな解けない催眠術が巻き起こす面白いお話。
 妹にいたずらばかりしているカルヴィン少年はお誕生日のプレゼントにもらった魔術師の公演を見て、自分も催眠術ができるのではと試してみることに。
 そこで妹に「犬になるんだ!」と催眠術をかけてしまいます。
 すると、どうでしょう。
 妹はワンワン吠え出し、四つん這で走り出します。
 でも、困ったことにカルヴィン少年は催眠術の解き方を忘れてしまっています。
 犬のままの妹を連れて魔術師にところに行こうとします。
 途中で買ったアイスクリームは犬の妹に食べられてしまうし、魔術師には会えないし。
 さて、犬になった妹はどうなるのでしょう?

 仲の悪そうな兄と妹ですが、ついかまってしまうのは可愛いからに違いありません。
 そんな兄を懲らしめてしまうのも、賢い妹ならでは。
 お話も面白いですが、この兄妹が大きくなった時にどんなことになっているのか見たいような気分になります。
  
(2020/03/29 投稿)

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  2019年に
  生誕110年となった太宰治だが
  没後70年以上経っても
  今だ人気が高い。
  その作品の映画化が続いたりしている。
  最近、太宰治の遺作となった
  『グッド・バイ』も映画化されました。
  主人公田島周二を演じるのは大泉洋さん。
  ヒロインのキヌ子は小池栄子さん。
  さてさて、
  その『グッド・バイ』ってどんな作品だったっけと
  今回何十年ぶりかで
  読み返してみました。
  太宰治らしからぬ
  いやいやこれこそが太宰治
  そんな不思議な未完の作品です、

  じゃあ、読もう。

  追記  昨日(3月27日)さいたま市では図書館の休館期間を4月19日まで延長されることが決まりました。
      さすがに図書館大好きの私もショックです。

  

sai.wingpen  あまりに出来過ぎのタイトル                   

 太宰治の、あまりに有名な最後の作品。
 文庫本にしてわずか30ページほどの作品だが、未完のまま絶筆となったもので、短編というのは本当はふさわしくないのだろう。
 実際これは太宰が亡くなく直前の1948年(昭和23年)6月に朝日新聞に連載を始めようとしていた作品で、残されたものは新聞連載の13回分までしかない。
 はたして太宰はどのような作品に仕上げようとしていたのか。
 残された「作者の言葉」に「さまざまの別離の様相を写し得たら」と綴っている。

 主人公は愛人を十人近く養っているという噂の絶えない、34歳の雑誌の編集長、田島周二。
 彼がこのたび心を入れ替えるにあたって女たちと上手に別れなければと画策。
 そこで浮かんだ浅知恵が、美人の奥さんをでっちあげ、その彼女を見せることで愛人たちに諦めてもらうというもの。
 しかし、なかなか美人が見つからない。そこに現れたのがキヌ子。美人だが、声がいけない、鴉声。
 そうはいっても時間がない。
 田島とキヌ子の奇妙は旅が始める。
 でも、残念ながら、「さまざまな別離の様相」を私たちは読むことができない。

 それにしても「グッド・バイ」。
 太宰ならきっとこう言う。ちえっ、気取ってやがら。
 自身の最後に「グッド・バイ」なんていかにも太宰らしいが、そういうタイトルをつけた時彼にはこれが最後の作品になるという自覚があったのだろうか。
 それとも、新しいコメディを生み出す意欲に燃えていたのだろうか。
 あまりの出来過ぎのタイトルだから、いつまでも読まれる作品になったといえる。
  
(2020/03/28 投稿)

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  今日紹介する
  葉室麟さんの『潮鳴り』は
  2013年に私が読んだ本の
  ベスト1に選んだ作品です。
  今回はあれからはじめて
  読み返したことになります。
  初めて読んだ
  2013年12月25日の書評で
  「絶品」とまで書いています。
  今回もヒロインお芳や
  主人公の櫂蔵の継母染子など
  女性の美しさに
  心打たれました。
  葉室麟さんは
  女性を描くのがうまかったな。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  美しい女たちの物語                   

 2017年12月に亡くなった葉室麟さんは主に長編小説を書き続けた作家であった。
 決して長い作家生活ではなかったが、毎年ほぼ5作品ほどの作品を上梓し続けた筆力はさすがという他ない。
 『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞したのが2012年(単行本の刊行はその前年の2011年)、その作品と同じ舞台豊後羽根(うね)藩を描き、のちに「羽根藩」シリーズとなる2作目となるこの作品が刊行されたのは2013年だから、シリーズ物としては時間がかかっている。
 おそらく葉室さんの中で醸成されていくまで時間がかかったのだろう。

 物語はそんなに複雑ではない。
 しかし、そのテーマは実に重い。
 単純にいえば「再生」ということになろうが、「落ちた花は二度と咲かない」といわれるが、この物語の主人公伊吹櫂蔵は咲かせてみたいと願う武士である。
 櫂蔵がそう思うに至るには、自身の落ちぶれもあったが、異母弟の無念の自害を知ったこと、それに絶望した自分を助けてくれたお芳もまた「落ちた花」であったからこそ、それを救いたいという祈りのような感情があったのだろう。
 こういう重いテーマでありながら、それをあえて複雑にすることなく、闘う者、欺く者、悪しき者、良き者をわかりやすく描くことで、読者の胸にすっと入ってくる。

 文庫本には朝井まかてさんの「解説」がついているが、その中で朝井さんはこの作品は「再生の物語」でもあり「青春の物語」でもあると書いている。
 そして、おそらく美しい女たちの物語でもある。
  
(2020/03/27 投稿)

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  東京オリンピックの延期が決定しました。
  新型コロナウイルスの
  世界的な広がりを考えれば
  仕方のないことかと思います。
  1年程度をめどに延期となっていますが
  選手のことを考えるなら
  開催日は早く決めてあげるべきなんでしょうね。
  今日は
  石井正己さん編の
  『1964年の東京オリンピック』という本を
  紹介します。
  書評にも書きましたが
  あの時のオリンピックは
  「筆のオリンピック」とも呼ばれて
  多くの作家たちが
  開会式や競技観戦、閉会式の模様を
  書き残しています。
  今、読むのも面白い。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  「二度やるのはバカだ」と書いた作家がいた                   

 「何かの理由で、東京オリンピックが中止になったら、さぞ快いだろうなと思うくらいである」。
 これは2020年のコメントではない。
 1964年の第18回東京オリンピックが開催される9月の週刊誌に掲載された、「憂鬱な二週間」と題された松本清張の文章の一節である。
 それから半世紀以上経って、この国にもう一度オリンピックがやってこようとしている。

 先のオリンピックは「筆のオリンピック」とも言われ、「おおぜいの小説家や評論家が、オリンピックについて、なにかを書いてきた」と、書き手の一人である菊村到が「やってみてよかった」という文章に書いている。
 冒頭の松本清張の否定的な文章ほどではないにしても、そのすべてがすべてオリンピックを歓迎している訳ではない。
 ただそういう言論の自由度さは今よりうんとあったような印象を、この本に掲載された多くの文章から感じる。
 何しろあの時はまだ戦争が終わって20年にもなっていなかった。
 そこからしたら、2020年の私たちは結構不自由な時代に生きているような気がする。

 この本で紹介されている執筆者はすでに鬼籍にはいっている人も多い。
 三島由紀夫、松本清張、開高健、丸谷才一等々。
 もちろん今でも現役の書き手もいる。
 大江健三郎、石原慎太郎。曽野綾子、瀬戸内寂聴等々。
 そんな彼らもさすがに年老いた。
 まさかこの国で二度めのオリンピックを見られるとは思わなかったのではないだろうか。
 先に引用した菊村到の文章の最後はこうだった。
 「やはりオリンピックは、やってみてよかったようだ。富士山に登るのと同じで、一度は、やってみるべきだろう。ただし二度やるのはバカだ」。
 きっと誰も菊村の文章を覚えていなかったに違いない。
 
(2020/03/26 投稿)

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