プレゼント 書評こぼれ話

  今日は先週に続いて
  『ブラタモリ』を紹介します。
  この巻は4で
  松江・出雲・軽井沢・博多/福岡の
  4カ所をぶらっています。
  うれしいことに
  この4カ所とも云ったことがあります。
  ただ福岡は
  まったく仕事でしたから
  ほとんど観光してません。
  よかったのは
  やはり出雲かな。
  あそこは大昔から名所と思っていたのですが
  そうでもなかったようです。
  ブラタモリで知りました。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  街は人びとの発想で成長する                   

 NHKの人気番組が書籍化され、この巻はその第4弾。
 そもそもこの番組を知らない人もいるだろうから簡単に説明すると、タモリとNHKの女子アナウンサー(この巻に収められた放送でいうと桑子真帆アナウンサー)が与えられたお題を解明するべく、その土地をブラリと歩くというもの。
 旅番組に括られるのかもしれないが、単に観光地を歩くとか名産品を食べ歩くとも少し違う。
 この巻では四つの街が紹介されているが、街それぞれお題が違う。

 松江は「国宝松江城の城下町はどうつくられた?」、出雲は「出雲はなぜ日本有数の観光地になった?」、軽井沢は「軽井沢はなぜ日本一の避暑地になった!?」と「軽井沢への道 人はどう「峠」を越えてきた?」。
 そして、福岡と博多は「博多誕生のカギは「高低差」にあり!?」と「福岡発展のカギは「鉄道」にあり!?」である。
 ちなみに福岡と博多であるが、この本を読むまで博多は福岡の古称ぐらいに思っていたが、もちろんこれは大きな間違いで、中洲をはさんで博多は中世以降の商人の街、一方福岡は黒田長政が開いた城下町ということだ。
 ガッテン!

 私たちは現代の街の姿しか知らないので、例えば出雲であればずっと観光地のように思っていたりするが、実際にはそうではなくて今に至るまでの街の人たちの発想と苦労がたくさんあったということだ。
 もちろんそれは出雲だけでなく軽井沢もそうだし、今では大都市である福岡や博多もそうだ。
 そういう視点から街を歩くのも楽しいではないか。
  
(2017/02/25 投稿)

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビュープラス
プレゼント 書評こぼれ話

  今日は何の日かというと
  初めてのプレミアムフライデー
  毎月最後の金曜には
  終業時間を3時にしましょうっていう活動で
  それに合わせて
  小売業とか飲食業は手ぐすねを引いているのですが
  じゃあそこで働く人にとっては
  どうなんだと
  いいたくなります。
  大企業向けの活動なら
  そういえばいいじゃない、
  そこからがっぽり経済効果をもらえばいいじゃない。
  それもおかしいか。
  まあ、たまには早く会社を出て
  映画館にでも行くのもいいかも。
  今日は森治美さんの
  『ドラマ脚本の書き方』を紹介しますが
  まさか早く終えて
  脚本の勉強という人はいないでしょうね。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  オーディオドラマのシナリオも学べます                   

 シナリオというのは面白い創作ジャンルで、それ自体では完成品とならない。
 では、完成品とは何か。シナリオをもとにして出来上がったドラマであったり映画であったり、あるいはこの本でも取り上げられているラジオドラマの類であったりする。
 だから、シナリオを設計図という人もいる。
 そんなシナリオであるが、それを勉強しようという人は多い。
 小説や俳句短歌といった文芸の創作教本もあまたあるが、シナリオだってかなりの数が出版されているのではないだろうか。
 というのも、シナリオは独自の書き方がある。
 それに私たちは完成品である映画などは目にするが、その設計図たるシナリオを読む機会は少ない。
 そういうこともあるかもしれない。

 さらにいうならラジオドラマの類は映像ではないから、シナリオといっても映像のそれとはまた違う。
 かなり違う。
 ところが、この方は教本といってもそれほど多くはない。
 もっというなら、書き方の技術を教えてくれる教本が少ない。
 ところがこの本は映像ドラマだけでなくオーディオドラマについても丁寧に説明している。
 ページの分量もほぼ同程度であるから、映像ドラマ優先ではない。それがうれしい。

 書いているのは舞台やテレビだけでなくラジオのシナリオも書いている森治美氏。
 決して突飛な意見や説明ではなく、しごくまっとうながら、これはマスターした方がいいと思える技術がたくさん書かれている。
 シナリオを勉強したい人、今されている人には、欠かせない一冊だ。
  
(2017/02/24 投稿)

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビュープラス
プレゼント 書評こぼれ話

  昨日
  和田誠さんの『Book Covers in Wadaland 和田誠装丁集』を
  紹介したので
  今日は安西水丸さんの装幀本を
  見ていきたいと思います。
  安西水丸装幀作品研究会が書いた
  『安西水丸さん、デザインを教えてください!』。
  教えてといっても
  安西水丸さんは2014年に亡くなっていますから
  残された作品から
  私たちが自分で勉強していかないと
  いけません。
  デザインを勉強している人にとっては
  和田誠さんとか
  安西水丸さんとかは
  まさに神みたいなイラストレーターなんでしょうね。
  デザイン志向でない私にとっても
  二人は神なんですもの。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  安西水丸さんのイラストが好きだ                   

 2014年3月19日に亡くなった安西水丸さんのイラストが好きだ。
 水丸さんの先輩で友人でライバルでもある和田誠さんのイラストも好きだが、和田さんのタッチとは違う都会的なセンスを感じる。
 和田さんもたくさんの装丁をつくっているが、水丸さんも数々の装幀をこしらえてきた。
 ちなみに装幀という漢字であるが、和田さんは装丁にこだわってきた。『装丁物語』という著作もあるぐらい。
 水丸さんはどうであったか知らないが、ここでは「安西水丸装幀作品研究会」とあるので、装幀としておく。

 この本は水丸さんの装幀作品を見ながら、デザインとしてどこがすごいのかをアートディレクターの水口克夫さんと新人デザイナーのオザキエミさんが掛け合いながら解いていく仕掛けになっている。
 テーマは8つ。「キャンパス」「構図」「モチーフ」「線」「色」「文字」「視点」「顔」。
 デザインと言われても、読む方がその世界に疎いのだから、「ふむふむ」とお二人の話を聞いているしかないが、しばしば出てくる言葉が「神装幀」。
 そんな「神装幀」のひとつが、村上春樹さんの『中国行きのスロウ・ボート』。
 「線を使わずに色面だけ独特の世界観を立ち上がらせた」と、水口さんは言う。
 水口さんにとってこの装幀は「宝物」でもあるのだ。

 この本の最後に「水丸さんの本ギャラリー」というページがあって、ここでは200冊近い水丸さんの装幀本がずらりと並ぶ。
 それらを見ながら、つくづく水丸さんが逝ったのは早いと残念でならない。
  
(2017/02/23 投稿)

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビュープラス
プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  私の大好きなイラストレーター和田誠さんの
  『Book Covers in Wadaland 和田誠装丁集』を紹介するのですが
  実はこの本を見つけたのは
  北本市の中央図書館で、でした。
  お、和田誠さんの新しい本が出たのかと
  手にとったら
  なんと2014年11月に刊行された
  和田誠さんの記念すべき200冊めの本でした。
  普通の文芸書とちがって
  やはりこういう本はなかなか本屋さんでも
  見つけられません。
  それが図書館でさりげなく展示されていたことで
  読むきっかけになったのですから
  図書館さまさまです。
  それにしても紹介が遅くなって
  ごめんなさいね、和田誠さん。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  なんともWonder                   

 なんとも贅沢な本だ。
 価格もそうだが、その内容である。
 イラストレーターの和田誠さんがこれまで作ってきた装丁本の数々がすべてカラーで紹介されている。その数、なんと700点超。
 それでもまだまだ紹介しきれていないのだから(例えば、東海林さだおさんの人気シリーズ「丸かじり」の文庫は和田誠さんの装丁だが、この本には紹介されていない)、ひたすら頭が下がる。

 この本で文章といえるのは冒頭の和田さんによる「装丁の楽しみ」だけである。
 そこでは、和田さんの記念すべき装丁本第1号が紹介されている。
 1961年の『ジャズをたのしむ本』。寺山修司と湯川れい子編の本だ。
 その文章にも書かれているが、和田さんがよく装丁する著者というのがあって、星新一、丸谷才一、阿川佐和子が3巨頭らしい。
相性がいいのであろう。

 中でも丸谷才一とのコンビは絶妙で、この本でもその数々を見ているだけでほのぼのとしてくる。今風にいえば、「ほっこり」だろうか。
 この本では表紙から裏表紙全体が、つまり和田さんの作品としての全体が見れるようになっているから、和田さんが裏表紙にも気を配られているのがよくわかる。
 本はこのようにバカッと広げて一度は見ないといけないのだ。

 和田さんといえばその絶妙な似顔絵が好きという人も多いだろう。
 特に映画に関してはそうだ。
 和田さん自身たくさんの映画エッセイも書いている。
 まさに好きこそなんとかだ。
 そうそうこの本のタイトル、『Book Covers in Wadaland 』は間違いなく「Alice in Wonderland」のもじりであろうが、よく見ると「Wadaland」になっている。
 なんともにくいタイトルだ。
  
(2017/02/22 投稿)

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビュープラス
 学びの機会というのは
 探してみれば
 たくさんあるものです。
 本を読んだり映画を観たりテレビを見たりするのも
 純粋に楽しむという一面もありますが
 学びの手段としては
 有効です。
 講演会もそうで
 しかも講演会では講演者の生の声、生の表情で
 聴くことになりますから
 学びとしては
 とても面白い。
 ライブ感がなんともいえずにいい。

 そんな講演会を
 2月18日と19日の土日
 連続で聴いてきました。
 ひとつが経済の話、
 もうひとつが文学ですから
 かなり違うような感じもしますが
 よくよく考えると
 大きな水脈はつながっているような感じがします。

 まず18日は
 川越市のウエスト川越という会場で行われた
 テレビのコメンテーターとして最近よく出ている
 岸博幸さんの経済の講演です。
 演題は「これからの日本経済とくらしへの影響」。

  20170218_123856_convert_20170220134659.jpg

 岸博幸さんは元通産省の役人で
 今では慶応大学の先生だけでなく
 政治のさまざまなブレーンでもあるようです。
 岸博幸さんは
 最近の報道はアメリカの大統領関連のものが多いが
 日本は今他国の心配をしているような状況ではないのではないと
 問題提起していました。
 やはり将来不安があるので
 それを早急に払拭させる政策を準備実行しないといけない。
 それは国家だけでなく
 個人も同じで
 自分の稼ぐ力を高めることが大切と話していました。

 同じようなことではありませんが
 大きな水の流れは同じだと思いますが
 その次の日20日に
 埼玉桶川市にあるさいたま文学館で行われた
 さいたま文学館特別講演会
 第153回芥川賞作家羽田圭介さんの話は
 羽田圭介さんの稼ぐ力の向上だったと思います。

  20170219_132904_convert_20170220134738.jpg

 演題こそ
 「洗練と他者性」という何やら意味不明のものですが
 芥川賞を受賞してからの
 メディアへの露出度は
 31歳の若者である羽田圭介さんの将来に向けた
 稼ぐ力の種まきであったということです。
 さまざまな経験が
 羽田圭介さんの作家としての意識を高めていったという話で
 岸博幸さんが言いたかったことの
 まさに実践をしているのでしょう。

  20170219_154643_convert_20170220134817.jpg

 やはり日本という国、
 日本民族と呼ばれる私たちは
 高度成長からバブルを経て
 失われた何十年かで
 まったく新しい人類を生み出したのかもしれません。
 かつて
 新人類と呼ばれた人たちがいましたが
 そういう断層を明確に感じない訳ではありません。
 そんなことを
 考えさせられた2つの講演会でした。

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ