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              明けましておめでとうございます  

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 今年は辰年
 私は69歳になりますが、早生まれなので
 私の同級生の多くは70歳の古希を迎える
 そんな年齢になります。
 毎年思うことは、
 かつて読んできた本たちと再び巡り合うこと。
 今年の大河ドラマは紫式部が主人公ということで、
 わが本棚に並ぶ瀬戸内寂聴訳の『源氏物語』を再読できるどうか。

   読初や用ありて読む源氏など       山口 青邨

 この句の季語は「読初(よみぞめ)」で、「新年」の部にあります。
 ほかにも、こんな句が。

   読初や読まねばならぬものばかり      久保田 万太郎

 この句に切々とした思いを感じます。

 今年の年賀状にいれた、私の俳句。

   七草粥思ひだせない名もありて

 なんとも平凡。誰もが経験していそう。
 「七草粥」が季語で、念のために書いておくと
 せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ
 だから、正直にいえば「思い出せない名ばかり」です。

 さて、今年はどんな一年になるか、
 希望をもって、いい年にしたいですね。

 本年も
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 「本の雑誌」という雑誌が「本の雑誌社」から出ています。
 ややこしいな。
 「本の雑誌」というくらいですから
 書評を中心に本と活字にまつわる様々な話題を扱った月刊誌です。
 創刊されたのが1976年で
 今年創刊45年を迎えました。
 そもそもが
 椎名誠さん沢野ひとしさん目黒考二さん木村晋介さんによって設立されたことなど
 本好きの人にとって
 常識でもあり伝説でもあるくらい
 とっても有名な雑誌なのです。

 そんなに有名な「本の雑誌」を今回初めて
 恥ずかしながら、購入しました。
 「本の雑誌」10月号(750円+税)、
 「サンマ高飛び号」(?)となっています。

  

 何故、今さら、恥ずかしげもなく「本の雑誌」を買ったのか。
 その答えは、この号の特集にあります。
 「定年後は本当に本が読めるか!?
 まずは、そのリード文から。

   本好きなら誰もが夢見る定年後の晴読曇読雨読パラダイス。
   さあ、朝から晩まで読みまくるぞ!のはずが、
   どうも思ったほど読めないらしい。
   それは本当か。
   オレが定年後に読もうと積んでいる本の山は
   いったいどうなってしまうのか!?


 ね、定年後を過ごしている皆さん、
 これから定年を迎える皆さん、
 とっても気になりますよね。
 編集者や書店員の皆さんの定年後の読書事情や
 永江朗さんの「老後読書と電子書籍」、
 「私の老後読書アイテム」(老眼鏡などやはり衰える眼のケアですね)、
 伝説の書店員田口久美子さんの持っている本の処分の方法や
 「老後に読みたい本」という読書アンケートまで
 ずらりと並んでいます。

 特集を読んだ感想を書けば、
 時間がある定年後だからといって
 読書数が増えるということはないようです。
 今まで読めなかった長編小説を読もうという人もいますが
 それも実際はうまくいかない。
 私の実体験で書くと、
 定年後になったら読み返したいと思って取って置いた本はあります。
 「年度毎のベスト・エッセイ集」とか文庫になっている「天声人語」シリーズ、
 司馬遼太郎さんの「街道をゆく」とか
 夏目漱石だって岩波文庫で揃えたし。
 ところが、哀しいかな
 昔の本って活字がメチャ小さいんですよね。
 なので、最近出版される「新装版」は活字が大きくなっています。
 つまり、持っていても読むのがつらい。

 まあ、そうはいっても
 本が手放せないことは変わりません。
 「本の雑誌」を開けば、読みたい本が出るわ出るわ。
 いやあ、定年後も忙しいことで。

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   きみ、人間一生かかって、そんなに本は読めるものじゃァない。

 これは民俗学者の柳田国男の言葉だと、
 作家の戸板康二さんがエッセイ「耳ぶくろ」で紹介している。
 そうだよな、そんなに読める訳ない。
 何しろ一年間に出版される点数だけでおよそ8万点。
 つまりほとんど無理なのだ。
 しかも、本棚には一度読んだ本たちが並んでいる。
 今年は本棚に並んだ本を
 せめて毎月3冊程度は読んでいくことを目標にしている。
 今日紹介する
 日本エッセイスト・クラブ編の
 『’83年版ベスト・エッセイ集 耳ぶくろ』は
 そんな一冊。

  

 このシリーズだけで29冊あって、
 毎年一冊読んでいたら
 一体いくつになってしまうことか。
 この本はまずは単行本で出て、
 その後文庫本化されている。
 この『耳ぶくろ』の場合だと
 単行本として出たのが1983年で、
 文庫化は1986年になっている。
 なので、今回読むのは3度めということになる。
 文庫本で買い揃えていた時は
 もちろん私も若かったので
 いずれ退職したあとは余生としてまたじっくり読みたいと
 思っていたものだ。
 今が余生かどうかは別にして。

 1983年といえば
 まだ20代の頃だ。
 昭和でいうと58年。
 年表をひもとくと
 パソコン・ワープロが急速に普及したり
 ロッキード事件で田中角栄元首相が有罪になったり
 NHKの朝ドラ「おしんが人気になった
 そんな年だった。
 東京ディズニーランドが開園したのも
 この年で
 私の下の娘が生まれたのも
 この年の暮れだった。

 この本に収められている61篇のエッセイの書き手たちを見ても
 井伏鱒二、開高健、野坂昭如、山口瞳、三浦朱門など
 多くの人が鬼籍に入っている。
 そりゃそうだな、
 ほとんど40年前だもの。
 読んだ当時は
 いずれここに収められたエッセイのような
 歯切れのいい、
 情緒のある文章を書きたいものだと思ったものだ。
 今回読んで思った。
 いい文章は古びない。

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 中原中也に不思議な詩があります。

   菜の花畑で眠つてゐるのは……
   菜の花畑で吹かれてゐるのは……
   赤ン坊ではないでせうか?

   いいえ、空で鳴るのは、電線です電線です
   ひねもす、空で鳴るのは、あれは電線です
   菜の花畑に眠つてゐるのは、赤ン坊ですけど


 これは「春と赤ン坊」という詩の一節。
 中也らしいといえばそうですが
 なんとも不思議な感じがします。

 そんな中也の詩に誘われた訳でもないですが
 友人たちと
 千葉を走る小湊鉄道の花めぐりをしてきました。

 養老渓谷の近くの菜の花畑の光景です。

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 こんな光景を見ると
 確かにどこかに赤ン坊が眠っていても
 不思議ではない、
 そんな気分になります。
 山村暮鳥という詩人に
 この光景にぴったりの詩を見つけました。
 「風景」という詩の一節。

   いちめんのなのはな
   いちめんのなのはな
   いちめんのなのはな
   いちめんのなのはな
   いちめんのなのはな
   いちめんのなのはな
   いちめんのなのはな
   かすかなるむぎぶえ

   いちめんのなのはな


 こんな詩句が続きます。

 そこにちょうど
 小湊鉄道の列車がやってきて
 あわてて、パチリ。

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    一輌の電車浮き来る花菜中    松本 旭

 「花菜」は菜の花の別名。

 小湊鉄道の沿線には
 写真愛好家に人気の
 絶景スポットもあって
 これは「飯給(いたぶ)」駅の桜。

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 実はこの写真のまわりには
 ずらりと何十人もの写真愛好家の人たちが
 列車の到着を待っていました。

 今年の春は
 駆け足で過ぎていきそうですが
 友人たちのおかげで
 いい春を楽しめました。

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 今日は海の日

    海の日の国旗疎らに漁夫の町    千田 一路

 そして、今年も夏の文庫祭りがやってきました。
 本屋さんに行くと
 イベントコーナーにずらりと並んでいます。
 当然、子どもたちが長い夏休みになるので
 この季節、しっかりと
 文庫本を読んでもらおうという
 出版社の企画です。
 でも、文庫本を出している出版社は多いですが
 目だった企画をしているのは、3社。
 文庫14
 新潮文庫角川文庫集英社文庫
 あとの文春文庫とか講談社文庫とか岩波文庫
 そういったことは
 あまりしていません。
 すればいいのに。

 その三つの文庫本では
 キャッチコピーやキャラクター、
 あるいはキャンペーン用の小冊子と気合がはいります。

 なかでも
 なんといっても新潮文庫
 おなじみの

   新潮文庫の100冊

 として、今年の夏もがんばります。
 「ようこそ、宇宙よりも広い世界へ 新潮文庫の100冊へ」というのが
 今年のキャッチコピー。
 今年はパンダのキャラクターはありません。
 小冊子には、極めつけの一行が
 紹介されています。
 夏休みの定番ともいえる宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』からは

   どこまでもどこまでも一緒に行こう。

 この企画、とってもいいですね。
 名作の中から自分のお気に入りの一行をさがしてみるのは
 面白い。
 だから、新潮文庫のこの小冊子そのものが
 面白い。
 本屋さんに行けば無料で手にはいりますので
 ぜひ。

 角川文庫にいきましょう。
 今年のキャッチコピーは

   本を開けば、始まるよ。

 老舗の新潮社に対抗して
 最近の話題作なんかもラインナップにしている角川文庫
 新潮文庫と比べて
 見劣り感があります。

 それとよく似ているのが集英社文庫

   心に、冒険を。

 が、今年のキャッチコピー。
 今年の夏公開の『るろうの剣心』で主演する
 佐藤健さんがイメージキャラクター。
 集英社文庫の小冊子もよくできています。
 それぞれの作品に
 「この本のポイント」がついています。
 例えば、太宰治の『人間失格』には
 ① 恥の多い人生 ② 太宰の遺書 ③ 心刺す自意識
 と、あります。
 読む時のヒントになればということかな。

 それぞれの文庫が
 特長のあるラインナップと工夫をこらした小冊子で
 この夏もがんばっていますが、
 やはり新潮文庫
 今年の夏も一番かな。
 みなさんはどうでしょう。
 本屋さんで見比べてはどうでしょう。

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