プレゼント 書評こぼれ話

  お待たせしました。
  東海林さだおさんの人気シリーズ「丸かじり」の最新刊
  『シウマイの丸かじり』です。
  そして、
  もうひとつお待たせしました。
  今日1月12日から
  新宿京王デパート
  新春恒例の「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」が
  開催されます。
  今回もおいしそうな牛肉弁当が登場します。
  それに
  もしかしたら会場で
  東海林さだお さんにお会いできるかも。
  牛肉弁当の列に臆して
  シウマイ弁当を手にしている人がいたら
  東海林さだおさんかも。
  まさか。

  じゃあ、食べよう。

  

sai.wingpen  シウマイは旧仮名づかい?                   

 かつて丸谷才一というえらーい作家先生がおられました。
 丸谷先生は平成の世になっても一途に旧仮名遣いをお使いになられて、旧仮名遣いというのは「どうでしょう」というところを「どうでせう」なんて書く、あれです。
 これであっているかしら。
 突然そんなことを思い出したのは、東海林さだおさんの人気シリーズで最新巻となる39巻めが「シウマイの丸かじり」だからだ。
 焼売は「シュウマイ」ではないのか。
 「シウマイ」といえば、もちろん有名な崎陽軒の「シウマイ弁当」でありますが、豚まんで有名な大阪551蓬莱の「焼売」は漢字表記でうまくこの仮名遣い問題から回避しています。
 「シューマイ」という表記もあるでしょう。
 それをこともあろうに「シウマイ」と記すのはあまりにも崎陽軒に染まりすぎてはいないか。
 いやもしかして、東海林さだおさんは丸谷大人に尊敬の念強く、旧仮名遣いで書かれたとも考えられる。
 そんなことを書きたくなるくらい、今回も面白くてためになる(?)食べ物エッセイでした。

 大急ぎでまじめな話を書いておくと、今回の初出は2014年10月から2015年7月に「週刊朝日」に連載されたもの。
 ここまで長期間の連載ですから、食べ物の話は書き尽くしたのではないかとお思いの読者もおられるでしょうが、なんのなんの、食べ物の話は森羅万象。
 五右衛門ではないですが、浜の真砂は尽きるとも世に食べ物の種は尽きまじ、です。
 なんの、なんの。
  
(2017/01/12 投稿)

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  今日は久しぶりの
  東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズ
  文庫化36弾めの
  『サンマの丸かじり』。
  もちろん、
  装丁は和田誠さん。
  でも、この装画に使われている
  缶詰をもってあたふたしてるのは
  作品でいえば
  「「困るを楽しむ」ゼリー」の巻に出てきた漫画。
  それをまるで
  サンマ缶みたいに見せた
  これは和田誠マジックか。
  今回の解説は
  椎名誠さんが書いています。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文庫解説の書評 - ショージさんとシーナさん                   

 東海林さだおさんの大人気シリーズの36弾の文庫本。
 初出誌の「週刊朝日」に連載されていたのが2012年から13年にかけて、単行本になったのが2013年秋。
 おお、それからなんとも長い時間が経ちました。
 「小倉トースト」はすっかり当たり前、回転寿司でラーメンが出てきても誰も驚かなくなりました。
 文庫になるまでに食文化も変わってしまうのです。

 今回の文庫解説は大御所シーナさん。
 シーナさんって馴れ馴れしく呼んではいけません。何しろ大御所。椎名誠さん。
 シーナさんとショージさんってカタカナにすると雰囲気が似ていることに今気がつきましたが、このお二人、大御所になってもいつまでもアマチュア的な感じが残っているところもよく似ています。
 だから、ついシーナさん。
 だから、思わずショージさん。

 今回の解説ではシーナさんが初めてショージさんと対談したビアホールでの情景から書かれているのですが、その場のなにげな いやりとりを読んでいると、これぞシーナさん、これぞショージさんっていうあたり、さすがにシーナさんは文章が的確。
 あくどくない。
 そこから、解説のタイトルである「学問の丸かじり」までもっていくのだから、ショージさんもうまいけど、シーナさんもさすが。

 シーナさんはショージさんの「丸かじり」シリーズを「哲学の範疇」といったり「自然科学」の分野といったり「動物行動学」でもあるともみている。
 いやいや、「民俗学」だ、「世相史」だと、言うわいうわ。
 だとしたら、ショージさんは現代の福沢諭吉かもしれない。
 そして、いつの日かお札の顔になるかもしれない。
 なんて、読者に思わせるのだから、シーナさんの文章も相当うまい。
  
(2016/12/28 投稿)

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  うれしいな、うれしいな。
  やっと文春文庫
  東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズの新刊が
  でました。
  『レバ刺しの丸かじり』。
  しかも、解説は平松洋子さんではありませんか。
  うれしいな、うれしいな×2。
  もちろん和田誠さんの装丁もいいし
  今回もいうことありません。
  長い歳月を
  待った甲斐がありました。
  「丸かじり」シリーズは何故いいか。
  なんといってもに面白いではありませんか。
  食を楽しまないでどうしましょう。
  その哲学は
  弟子筋の平松洋子さんにも
  きちんと引き継がれているのが
  頼もしい。
  お家安泰ですぞ、殿。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文庫解説の書評 - いい弟子を持つと幸せ                   

 東海林さだおさんの大人気シリーズの35弾の文庫本がやっと出ました。
 前作『アンパンの丸かじり』から待つこと1年余り。もうお腹が空きました。
 でも待った甲斐がありました。この巻の解説は弟子筋の人気エッセイスト平松洋子さんです。ピーヒャラピーヒャラ、ドンドンドン。

 この巻の初出は2011年10月から2012年7月、単行本化は2012年12月。
 つまりはほぼ2012年の連載ですが、この年に何があったかというとなんといってもスカイツリーが5月にオープンしたこと。
 東海林さだおさんは開業4日めにご搭乗(というのかな)。その時のルポはズバリ「行ってきましたスカイツリー」。(ひねりが足りない?)
 そして、もうひとつ、6月30日に施行された「レバ刺し禁止令」。この時のタイトルが「レバ刺しはこのまま消えていいのかッ」。
 最後の「ッ」に東海林さだおイズムを感じます。
 もちろん、この記事からこの巻は「レバ刺しの丸かじり」という書名になっています。

 そこで、弟子筋の平松洋子さんは何を「解説」に書いたか。
 東海林さだおさんは知っている人も多いですが、2015年末に長期の入院生活を敢行(というのかな)。その入院事情を克明に? 書いてくれているのであります。
 さらに無事退院されたあとの退院祝いの模様も、さすが弟子筋だけあって見事に潜入し? その一部始終を報告してくれたのであります。

 作品の解説でありながら、病気お見舞い、恢復お祝いまでやってしまうのですから、さすが弟子筋、東海林さだおさんばりの貪欲さであります。
  
(2016/06/30 投稿)

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  昨日平松洋子さんの
  『味なメニュー』を紹介しましたが
  今日は
  平松洋子さんの師匠筋ともいえる
  東海林さだお さん(待ってました!)の
  『メンチカツの丸かじり』。
  しかも、1月7日(~19日)から新宿・京王デパート
  東海林さだおさんの大好きな
  「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」が
  開催されているという
  グッドタイミング。
  今年で51回となるこの名物企画は
  今回新幹線開業記念と銘打って
  北陸新幹線と春に開業する北海道新幹線の対決。
  さらに、昨日紹介した
  551の豚まんもやってきているではありませんか。
  おお、腰が上がりましたね。
  もしかして運がよければ
  会場で東海林さだおさんに会えるかも。
  うーむ、昨日に続いて
  お腹が鳴ってきた。

  じゃあ、食べよう。

 

sai.wingpen  サッカーカツはないのか                   

 待ってました! 
 東海林さだおさんの人気シリース「丸まじり」の最新、38巻めは「メンチカツ」です。
 メンチカツ、好きなんです。
 だから、思わずかじっちゃう。
 読者とすれば、待ちに待たされたのですから、かじるくらいしても、東海林さんは怒らないと思います。
 このシリーズはまず「あれも食いたいこれも食いたい」というタイトルで「週刊朝日」に連載されます。その後、「丸かじり」となって単行本化されるのですが、この38巻めの初出は2014年1月から10月。うむ。ここで、ハタと考えこんでしまった。
 2014年って、どんな年だった?
 ええと、えーと、しばらく考えたけど何も浮かばないのは、年のせい?

 そこで調べました。
 ソチオリンピックがあった年。ソチってどこ? そっち。
 多分関西人なら一度ぐらいはこんなこと言ったにちがいない、冬季オリンピック。羽生結弦選手は金メダルとったんだ。
 ところが、「丸かじり」には毎年恒例の新宿・京王デパートの「元祖有名駅弁大会」の記事はあってもソチはない。こういうのって、処置なし(ソチ、なし)というのかな。
 もう一つ、大きなイベントがありました。
 サッカーのワールドカップ。
 これはさすがに東海林さんも「サッカー好き? サッカー嫌い?」というタイトルで書いてます。
 でも、なんだかそれほど熱狂していないのが、いい。
 とりあげられているのが、「日清焼そばU.H.O.」というのも、いい。
 東海林さん、苦手なものはこういうスカシ方、割とする。
 ワールドカップ関連では「サッカー狂乱す」というタイトルでも書いてます。

 案外時事ネタはいってないな。
 では、メンチカツはどうなんだというと、「ガンバレ! メンチカツ」と、サッカーとは大違いのタイトルになってます。
 ところが、ここではトンカツとハムカツ、それにメンチカツとコロッケ比較となっていて、東海林さんの好みはどうもメンカツではなさそうなのだ。
ハ ムカツに好意を寄せる東海林さんではありますが、それでも「ガンバレ!」となるのは、こういうコロモ系の食材が好きなんだろうな。
 きっとサッカーカツでもあれば、もっと応援したにちがいない。
  
(2016/01/09 投稿)

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  今日から5月
  明日が八十八夜
  これは立春から数えるそうです。

    草も木も水も八十八夜の香    黒田 杏子

  もう夏がそこまでという季節です。
  今日は
  東海林さだおさんの『アンパンの丸かじり』の
  文春文庫版での紹介ですが
  「アンパンの日」というのは
  4月4日だそうです。
  これは明治天皇が水戸に行幸された時、
  この日に山岡鉄舟が献上したことで
  ついた記念日。
  残念ながら、
  「歳時記」の春の部には
  取り上げられていません。
  「アンパン」ならきっといい俳句が
  たくさんできそうですが。
  これからゴールデンウィークで
  お休みという人が多いでしょうから
  車の渋滞に巻き込まれないように
  して下さい。
  まさかの時のために
  「アンパン」持参もいいかも。

  じゃあ、読もう。

アンパンの丸かじり (文春文庫)アンパンの丸かじり (文春文庫)
(2015/04/10)
東海林 さだお

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sai.wingpen  文庫解説の書評 - いらぬおっせかをやきたくなるほど                   

 東海林さだおさんといえば、「丸かじり」と皆が声を揃える。
 それくらい有名なシリーズの、これは第34弾。
 初出の「週刊朝日」では2011年2月から10月まで連載、単行本は2012年3月に刊行。
 そして、「いつものね」と定食屋さんで注文するように、文春文庫で2015年4月に出ました。
 この巻では、ついに人気作家の重松清さんが登場。
 「いつものね」って注文したのに、食堂のおやじが生卵をサービスでつけてくれたくらい、豪華。
 おやじを見れば、ウインクで「なーに、いつもお世話になっているし」と語っている。

 重松さんはのっけからこう書く。
 「「昭和」に源を持ち、「平成」を貫いて滔々と流れる大河シリーズ」。
 「滔々」なんて言葉、普通言わない。
 さすが重松さん、なんて妙なところで感心する。
 感心といえば、「丸かじり」シリーズの文庫本についている「解説」で『東海林さだお論集』が組めると看破している。
 つまり、文春文庫版の「丸かじり」シリーズは、解説まですごいのだ。

 さらに、重松さんは東海林さんの本来のお仕事である漫画にも着目している。
 「丸かじり」シリーズには、大・中・小の挿画がついている。これをいつ読むか、という「丸かじり」シリーズの究極の問題点についての論を展開している。
 確かにこれは読んでみると、すこぶる難しい。
 文章に夢中になっているのに、強引に押し寄せてくる挿画。例えば、この巻でいえば、「アンパンのしみじみ」という章で、片手に牛乳ビンを持ちもう一方の手でニギニギしているサラリーマン風の男性。
 やっぱり目がいってしまう。

 その上で重松さんは「丸かじり」シリーズの主役は誰かと考える。
 そこで、大・中・小の挿画に描かれた人物たちに注目し、「一人ひとりの人物に、そのひとが生きてきた人生や、暮らしている日常が、しっかりと息づいている」から「食」に「厚みと温もり」があるとする。
 まさに、「「丸かじり」の正しい読み方」を読み解いている。
 こういう「解説」を書いちゃったら、次の35弾めの解説者は困ってしまうだろうな。
 いらぬおせっかいではあるが。
  
(2015/05/01 投稿)

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