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プレゼント 書評こぼれ話

  一年前の春に読んだ
  東海林さだおさんの文庫版「丸かじり」シリーズ
  ブログを読むと、
  コロナ禍で飲食店がテイクアウトで
  頑張っていると書いていました。
  2020年4月21日の記事です。
  それから一年が過ぎても
  結局コロナ禍が収まらず
  ワクチンでさえまだまだ普及していません。
  飲食店の苦境は深刻さを増すばかり。
  コロナが収まったら、ぜひ支援の対策を実施してあげて欲しい。
  今日は
  東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズ
  文春文庫版の最新巻
  『バナナの丸かじり』を
  紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文庫解説文の書評 - この人の演技の巧さは「丸かじり」が作ったかも                   

 おなじみ東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズの文春文庫版の最新巻。
 2018年に単行本となったシリーズ41作目。
 思い起こせばちょうど1年前、『焼き鳥の丸かじり』の文庫装丁が、今までずっと担当してきた和田誠さんが亡くなったあとの刊行ながら「和田誠事務所」となんとかつながっていたが、なんと! この巻では「デザイン 中川真吾」となっているではないか。
 もう読んでやらないものネ! なんて心の狭いことはいわないが、さびしい・・・(涙)。

 気分を変えて、今回の文庫本の解説は俳優の柄本佑さん。
 柄本佑さんといえば、お父さんが柄本明さんで、お母さんは女優の角替和枝さん、弟は柄本時生さんという芸能一家で有名。さらにお嫁さんは安藤サクラさんというのだから、野球でいえば全員四番バッターみたいなおうち。
 そんなお家の佑さんに東海林さだおさんの「丸かじり」を勧めたのがお母さんの和枝さんというから素晴らしい。
 祐さんが17、8歳の頃だというが、夏目漱石とかトルストイではなく東海林さだおさんを勧めたというから、さすがお母さん。息子の気質をわかっていたのにちがいない。
 そこから佑さんの「丸かじり」愛、東海林さだお愛はとまらない。
 だからこそ、東海林さんの文章の魅力もよく読み解いていらっしゃる。
 「表面上は軽くて酒脱で、一瞬、誰にも書けるんじゃないかと思わせるような近しさがある。けれど絶対にムリ」という東海林さんの文章の魅力は、演技の世界にも共通しているように思う。
 いい解説文でした。
  
(2021/05/25 投稿)

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  新型コロナに揺れた2020年でしたが
  そのおわり
  12月になって
  上野のパンダシャンシャンのうれしいニュースが
  入ってきました。
  本当なら昨年の12月末をもって
  中国に返還される予定でしたが
  コロナの影響で
  返還の時期が今年の5月末まで
  延期されたというもの。
  パンダ好きの
  よい子の皆さん
  よかったですね。
  パンダ好きの東海林さだおさんも
  よろこんでいるでしょうね。
  何しろ
  「丸かじり」シリーズの43作めは
  『パンダの丸かじり』ですもの。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  ゆく年ばかりかな                   

 「丸かじり」シリーズも43冊めとなれば、さすがの東海林さだおさんもネタが尽きたか、いくらなんでもパンダは丸かじりできないでしょ!?
 いや、食のエッセイの達人東海林さんならパンダでも丸かじりしそうだし、街のパン屋さんを覗けばパンダの顔をした菓子パンはきっとあるだろうから、丸かじりできないわけではない。
 ところが、なんと冒頭からいきなり「パンダはかわいい。」ときたから、びっくりした。
 続けて、「シャンシャンは特にかわいい。」とくるから、これは黒柳徹子さんが東海林さんを騙ったかと思う人もいるだろうが、ついている絵は東海林さんのタッチだし、一体どうなっているのだ!?

 その理由はこのエッセイの連載時期と大いに関係がある。
 この本には、「週刊朝日」の「あれも食いたいこれも食いたい」の連載分2018年1月から10月分までが収められているが、上野のパンダに待望の赤ちゃんが誕生したのが2017年6月。そのパンダこそ、シャンシャンで、加熱する人気に初お目見えとなったのがその年の12月も半ば。
 すなわち、東海林さんは時事ネタとしてパンダを丸かじりしたという訳。

 「丸かじり」シリーズは単においしかっただけの食のエッセイではなくて、時事ネタもあったりして社会問題にもしっかり取り組んでいる。
 パンダの他にも「いきなり!ステーキ」なんかのエッセイがあったりする。
 あ、この頃脚光を浴びてたんだ、なんて、すでに懐古的。

 時の過ぎるのが早すぎて、丸かじりするとのどにつかえそう。
  
(2021/01/07 投稿)

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  新型コロナウイルスの影響で
  全国に緊急事態宣言が出され
  困っているのが
  街の飲食店さん。
  いろんな工夫で頑張っていて
  最近目につくのが
  テイクアウト始めましたのポスター。
  そういえば
  国民に一人10万円支給という政策で
  もらった10万円で
  困っている飲食店さんのために
  その分テイクアウトしますという人もいました。
  集まって食べるのは
  なかなか難しい時局ですが
  せめて食べ物エッセイで
  おいしさを味わいたい。
  今日は
  東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズから
  文春文庫版の最新刊
  『焼き鳥の丸かじり』を紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文庫解説文の書評-今解き明かされる東海林エッセイの魅力                   

 おなじみ東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズの文春文庫版。
 文庫版も、めでたく本作で40作め。
 今回この巻にはとっても気になることがありました。
 というのも、文春文庫版の「丸かじり」シリーズの装幀はずっと和田誠さんがなさっておられた。
 その和田誠さんが2019年10月に亡くなって、没後初めて出る巻がこの巻で、さてどなたが装幀なさるのか、ちょっと想定できなかった。
 で、文庫カバーの表紙。
 今までも違うかといえば、違わない。
 これは和田誠さんの怨霊か。
 カバー裏を見ると「東海林さだお/和田誠事務所」となっている。
 わかったような、わからないような。
 つまりは和田誠さんの雰囲気を残しつつ、はじまりはじまり。

 今回の文庫本の解説は荻原浩さん。
 なんといっても、埼玉が生んだ直木賞作家ですぞ。
 さすが記念すべき第40作めの解説だけある。
 しかも、荻原浩さんは直木賞作家だけあって、東海林さだおさんの文章の魅力が鋭く解明。
 それが「文章の改行」。
 みんなわかっていたけど、なかなか言えなかった東海林エッセイの魅力の全貌が明らかになりました。
 よくぞ言ってくれました、荻原浩さん。

 世の中にブログとかSNSが普及する以前から東海林さだおさんの文章はそれを予測していたかのように、
 改行によってわかりやすく、読みやすくできた文体だったのです。
 ぜひ、この文春文庫でも東海林エッセイの魅力にはまってみて下さい。
  
(2020/04/21 投稿)

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  今日3月7日は
  メンチカツの日らしい。
  関西ではメンチのことを
  ミンチと呼ぶそうで
  (私にはそんな記憶はないのですが)
  ミ(3)ンチ(7)の語呂合わせで
  そうなったらしい。
  ちなみに
  5月6日はコロッケの日、
  10月1日はトンカツの日、
  らしい。
  そこで今日は
  メンチカツの日のお祝いで
  東海林さだおさんの
  『メンチカツの丸かじり』を
  再録書評
  紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  サッカーカツはないのか                   

 待ってました! 
 東海林さだおさんの人気シリース「丸まじり」の最新、38巻めは「メンチカツ」です。
 メンチカツ、好きなんです。
 だから、思わずかじっちゃう。
 読者とすれば、待ちに待たされたのですから、かじるくらいしても、東海林さんは怒らないと思います。
 このシリーズはまず「あれも食いたいこれも食いたい」というタイトルで「週刊朝日」に連載されます。その後、「丸かじり」となって単行本化されるのですが、この38巻めの初出は2014年1月から10月。うむ。ここで、ハタと考えこんでしまった。
 2014年って、どんな年だった?
 ええと、えーと、しばらく考えたけど何も浮かばないのは、年のせい?

 そこで調べました。
 ソチオリンピックがあった年。ソチってどこ? そっち。
 多分関西人なら一度ぐらいはこんなこと言ったにちがいない、冬季オリンピック。羽生結弦選手は金メダルとったんだ。
 ところが、「丸かじり」には毎年恒例の新宿・京王デパートの「元祖有名駅弁大会」の記事はあってもソチはない。こういうのって、処置なし(ソチ、なし)というのかな。
 もう一つ、大きなイベントがありました。
 サッカーのワールドカップ。
 これはさすがに東海林さんも「サッカー好き? サッカー嫌い?」というタイトルで書いてます。
 でも、なんだかそれほど熱狂していないのが、いい。
 とりあげられているのが、「日清焼そばU.H.O.」というのも、いい。
 東海林さん、苦手なものはこういうスカシ方、割とする。
 ワールドカップ関連では「サッカー狂乱す」というタイトルでも書いてます。

 案外時事ネタはいってないな。
 では、メンチカツはどうなんだというと、「ガンバレ! メンチカツ」と、サッカーとは大違いのタイトルになってます。
 ところが、ここではトンカツとハムカツ、それにメンチカツとコロッケ比較となっていて、東海林さんの好みはどうもメンカツではなさそうなのだ。
 ハムカツに好意を寄せる東海林さんではありますが、それでも「ガンバレ!」となるのは、こういうコロモ系の食材が好きなんだろうな。
 きっとサッカーカツでもあれば、もっと応援したにちがいない。
  
(2016/01/09 投稿)

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  三が日も終わって
  今日あたりが帰省からのUターンラッシュでしょうか。

    ふるさとの土産をもらふ四日かな      仁平 勝

  いっぱい故郷のおいしいものを
  食べてきた人も多いでしょうね。
  食べ物は故郷や小さい頃のものが
  やはり一番口に合うかもしれません。
  今日は東海林さだおさんの
  「丸かじり」シリーズの最新巻
  『サクランボの丸かじり』を紹介します。
  サクランボといえば
  山形の佐藤錦が有名ですが
  以前アメリカンチェリーがスーパーの店頭なんかで
  よく見かけたものです。
  最近あまり見かけないですが
  やはり国産のサクランボの方が
  おいしいからかな。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  わたし、トコロ天黒蜜派です。                   

 東海林さだおさんの人気シリーズ「丸かじり」も、本作で42作めとなる。
 「週刊朝日」に2017年4月から12月まで連載されていたものをまとめたもので、もちろん連載時は「あれも食いたいこれも食いたい」というタイトルである。
 それが一冊の単行本になる際に「○○の丸かじり」と名前が変わる。
 今回でいえば、「わたしサクランボのファンです」という回があり、そこから付けられている。

 ところでシリーズも42冊ともなれば、まるで山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズみたいなもので、マンネリとか揶揄されることもあると推測される。
 「男はつらいよ」の場合、シリーズ後半には寅さんの甥っ子満男君が準主役で作品を牽引していたが、「丸かじり」シリーズは相も変わらない王道を突き進んでいる。
 それでいて、今でも「ギョッ」となることがある。
 今回の場合、「トコロ天か葛切りか」という回がそうで、そのおしまいのほうで東海林さんはこんなことを書いている。
 「ぼくはこのトシになるまで酢醤油以外のものを食べたことは一度もない。」
 何を? トコロ天です。
 「地方によって黒蜜をかけて食べる、ということを聞いたときはギョッとなった」と続く。
 実はこの東海林さん告白とまったく逆の「ギョッ」体験をした。
 つまり、私が育ったのはトコロ天に黒蜜地域で、「地方によって酢醤油をかけて食べる、ということを聞いたときはギョッとなった」。
 東京に出てきて食べた酢醤油のトコロ天もありだと思ったが、やっぱりトコロ天は黒蜜だといまだに頑なに信じている。

 マンネリもまた楽し。
  
(2020/01/04 投稿)

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