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プレゼント 書評こぼれ話

  いよいよ平成も残りわずか。
  今日紹介するのは
  東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズ
  文春文庫版の
  『シウマイの丸かじり』ですが、
  このシリーズが始まったのが
  1987年ですから
  昭和で生まれ
  平成で育ち
  令和まで続く
  三世代続く人気シリーズです。
  案外昭和の期間が短いですが
  やはり昭和の匂いが強い
  作品のように思うのは
  東海林さだおさんが昭和の漫画家だからでしょうか。
  いえいえ、
  平成でもその人気は衰えず
  平成の漫画家、
  いえいえ
  令和の漫画家を目指しましょう。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文庫解説文の書評 - コミックエッセイにはコミックエッセイがよく似合う                   

 東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズの、文庫版も39冊目。
 文庫化になると楽しみなのが、巻末の「解説」。
 文庫本解説なので、文庫本にしか入っていないから、オマケのはいったグリコのキャラメルみたい。
 今回はたかぎなおこさんが執筆。
 でも、たかぎなおこさんって誰?

 「コミックエッセイ」を書いているイラストレーターさん。
 デビューして16年といいますから、ご本人は謙遜してご自身のお話なんかも書かれていますが、弱肉強食、兵どもの夢のあと、のコミック界で16年も生存? してきたのですから、多くのファンがいることは間違いない。
 きっとファンの皆さんは、「すごい、東海林さんの丸かじりの文庫解説なんか書いちゃったりして」とか「東海林さんのサインもらった?」とかヒートアップしていることだろう。
 しかも、今回の解説ではたかぎさんの「描き下しイラスト」が2点もついているのです。
 たかぎなおこファン必読の解説なのであります。

 でも、「コミックエッセイ」って新しそうなジャンルみたいに思えるけど、東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズこそ、「コミックエッセイ」の原点のような作品ではないだろうか。
 調べてみると、東海林さんは漫画賞をいくつか受賞してもいますが、なんと講談社エッセイ賞を1995年に受賞していて、コミック(漫画)でも賞、エッセイでも賞、とまるでかつてのヤワラちゃんのようなフレーズになっています。

 そんな「コミックエッセイ」の文庫化ですから、たかぎなおこさんの解説がよく似合います。
  
(2019/04/25 投稿)

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プレゼント 書評こぼれ話

  先日毎年恒例
  清水寺の今年の漢字が発表になりました。
  「」。
  災害の「災」。災難の「災」。
  今年は地震に水害、台風と
  これは誰がみたって「災」でしょ、というくらい
  災いの年でした。
  屋根瓦が飛んで
  今だにブルーシートのまま
  年を越さないといけないお家もいっぱいあります。
  来年こそは
  いい年になってもらいたい。
  昔から
  災い転じて福となす、って
  いいますものね。
  今日は
  東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズの最新刊
  『バナナの丸かじり』を
  紹介します。
  せめて、お笑いおさめを。

  じゃあ、読もう。  

  

sai.wingpen  年がら年中、丸かじりを                   

 イギリスに「クリスマスにクリスティーを」というしゃれた言葉があるそうだ。
 さすが大英帝国。ツイッギーが生まれた国だけのことはある(古っ!)。
 では、わが国ではどうだ。そんなしゃれた言葉があるか。
 国民的食べ物エッセイ、東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズでうまいキャッチフレーズができないか、と考えてみました。
 ありました。できました。
 「年末年始に丸かじりを」。
 年末年始といえば、日本国中で、食べます、飲みます状態になりますよね。
 松があけて体重計にのれば、ほとんどの人が2、3㎏太っていること間違いなし。

 でも、ですよ、東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズは週刊誌の連載ものですから、年末年始の食べ物だけではないんですよね。
 トコロ天を年末年始に食べますか。
 アイス最中を年末年始に食べますか。

 もっとバッチリ合うのがありました。
 「節分に丸かじりを」。
 そう、節分といえば豆まき、いやここでは恵方巻。あれこそ「丸かじり」そのもの。
 いや、待てよ。
 シリーズ41巻めとなるこの本に「問題あるぞ恵方巻」という回があって、そこで東海林先生は断固「恵方巻反対」を唱えている。
 それなのに、ここで「節分に丸かじりを」はまずいんじゃないかな。

 さらに「丸かじり」シリーズを特定の日にくっつけてしまうのもいかがなものか。
 「雑煮はスープか?」の回で、千歳飴を花見をしながらなめてもいいんじゃないと、東海林先生がおっしゃっているではないか。
 だとしたら、「年がら年中、丸かじりを」しかない。
  
(2018/12/26 投稿)

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  東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズ
  単行本であれ
  文庫本であれ
  本屋さんの店頭に並ぶと
  ホッとします。
  旬のサンマが魚屋さんに並んだ時と同じ気分。
  今回は文春文庫版で
  『メンチカツの丸かじり』。
  単行本が2015年11月ですから
  3年ぶりに
  戻ってこられました。
  よく戻られました、
  私はうれしいよ。
  今回の解説は小宮山雄飛さんが担当。
  文庫はこれがあるから
  得した気分になります。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文庫解説文の書評 - 今回はカレー研究家?                   

 知らないというのは恐ろしいものだ。
 何の話かというと、東海林さだおさんのおなじみ「丸かじり」シリーズの第38弾が文春文庫にはいったのだが、その解説を書いているのが小宮山雄飛さん。
 誰だ? 星飛雄馬だったら知ってるが。
 肩書は「ミュージシャン」になっている。古賀政男ならわかるのだが。
 しかも、その解説を読むと、東海林さだおさんの『サンマの丸かじり』に出てくる「カレー稲荷」の考案者みたいでもある。
 ということは、カレー研究家?

 こういう時、インターネットはとても便利で、「小宮山雄飛」で検索をかけると、当然情報が出てくる。
 しかも、顔写真も。
 ウン? この顔、どこかで見たことがある。
 情報を深堀りしていくと、小宮山さんは確かにミュージシャンで、しかもカレー研究家でもあって、さらにNHKEテレの「趣味の園芸 やさいの時間」で時々「旬のカレー」というコーナーで野菜を使ったカレーを料理していた人だと判明。
 そうか、あの番組でお会いしていました。

 だったら早くいってよ。
 そんな経歴なら、東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズの文庫解説にぴったりじゃない。むしろ、もっとカレーネタで押し切ってもよかったのに、それをしないところが(少ししていますが)いい人っぽくて、そのあたりも東海林さんの文庫解説者に適任。
 毎回思うことは、この文庫の編集者の人って、解説者を探すだけでも大変なんじゃないかな。
 もちろん、読者はその分、楽しくて仕方がありませんが。
  
(2018/10/19 投稿)

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  お正月に「錦玉子」を頂いて
  生まれて初めて食べました。
  「錦玉子」というのは
  紀文のHPによると

   黄身と白身の2色が美しい錦玉子は、
   その2色が金と銀にたとえられ、正月料理として喜ばれます。
   2色を錦と語呂合わせしているとも言われます。

  となっています。
  おめでたい食べ物なんですね。
  でも、とっても甘くって
  私なら目玉焼きの方がいいかな。
  というわけで
  今日は東海林さだおさんの『目玉焼きの丸かじり』。
  文春文庫の新刊です。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文庫解説の書評 - この手があったか                   

 東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズ第37弾が文庫本になった。
 文庫本の楽しみはなんといっても和田誠さんによる表紙装幀。今回も目玉焼きがうんといい。
 そして、文庫本にしかつかない解説。これが文庫本の毎回の楽しみ。
 だから、週刊誌で読むのもいいし単行本で笑うのもいいけど、文庫本には解説が付いてますよと、声を大にして言いたい。
 文春文庫の担当の方は、もっと声を大にして言わないといけない。

 今回の解説を書いたのは、姜尚美(かんさんび)さん。
 うむ。?。
 姜尚中ならわかるけど。
 何をおっしゃる、姜尚美さんは知っている人は知っている食の通。
 ご本人も解説の中で書いているが、姜さんが書いた『あんこの本』が文春の文庫担当の目にとまったのかもしれない。
 さらには、調べると『京都の中華』という本まで出している。
 お、お、食通というより食文化の先生。
 いやいや、何より食べることが大好きなライター(解説文の肩書には「ライター」とあります)なようです。

 『あんこの本』を書いただけあって、東海林さんの膨大な「丸かじり」シリーズから「あんこ」ネタを探してみる探究心も旺盛。
 つまり、壮大なアン(コ)ソロジーをつくってしまうのです。
 ところで、アンソロジーって日本語で書くと「詞華集」となるが、いってみれば一つのテーマで選んだ選集のこと。
 そこで姜さんは「丸かじりの〇〇だけ食い」を提案している。
 自分だけの「丸かじり」ができちゃうなんて。
 やってみたいものだ。
  
(2018/01/10 投稿)

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  今日は冬至
  一年で一番昼が短い日です。

     行く水のゆくにまかせて冬至かな     鳳 朗

  つまり、
  今日を境にして
  明日から陽がまた伸び出すということ。
  よかった、
  よかった。
  冬至にはかぼちゃと食べたりしますが
  そんな食の風習は
  大事にしたいもの。
  そこで
  今日は東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズの最新版、
  『焼き鳥の丸かじり』を
  紹介します。
  でも、
  焼き鳥を丸かじりしたら
  串が刺さりそう。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  入院しても、あれも食いたいこれも食いたい                   

 東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズも、この本で、40冊となりました。
 慶賀の至りです。
 ん? どうして40冊だと慶賀なんだ?
 39冊ではダメなのか? 38冊だってあったし、41冊なんかは恥ずかしがって出れないかもしれない。
 それに、この本では東海林さんは入院してたんですよ。しかも肝細胞がん。
 それを私は軽はずみにも慶賀なんて言ってしまった。
 東海林さん、怒っているんじゃないか。
 だったら、やっぱり41冊めは出さないなんて言い出すのではないか。

 でも、入院したけど、無事退院したんですよね。
 これはやっぱり慶賀じゃないか。
 しかも、入院したおかげ(ここで「おかげ」なんて使っていいのだろうかと、また悩むのですが)最新の病院食についても発言できたわけで、「あれも食いたいこれも食いたい」の連載主旨にはのっとっています。

 何はともあれ、私は東海林さんの「丸かじり」シリーズを永遠に読みたい読者であって、やはりこれは慶賀と言わせてもらいましょう。
 しかも、この本のお題が、お題なんて言っちゃっていいのだろうか、「焼き鳥の丸かじり」で、最近の焼き鳥串はずし問題を論じるご意見など、今この日本にどれだけいるでしょう。
串はずし問題って、焼き鳥を串から外してバラバラにしてしまう、焼き鳥界だけでなくプレミアムフライデーの継続そのものも揺るが した(?)大問題。
 それを東海林さんはものの見事に解決してしまう。
 どのように解決したかは、本書をお読み頂けると、慶賀に耐えません。
  
(2017/12/22 投稿)

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