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プレゼント 書評こぼれ話

  新型コロナウイルスの影響で
  全国に緊急事態宣言が出され
  困っているのが
  街の飲食店さん。
  いろんな工夫で頑張っていて
  最近目につくのが
  テイクアウト始めましたのポスター。
  そういえば
  国民に一人10万円支給という政策で
  もらった10万円で
  困っている飲食店さんのために
  その分テイクアウトしますという人もいました。
  集まって食べるのは
  なかなか難しい時局ですが
  せめて食べ物エッセイで
  おいしさを味わいたい。
  今日は
  東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズから
  文春文庫版の最新刊
  『焼き鳥の丸かじり』を紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文庫解説文の書評-今解き明かされる東海林エッセイの魅力                   

 おなじみ東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズの文春文庫版。
 文庫版も、めでたく本作で40作め。
 今回この巻にはとっても気になることがありました。
 というのも、文春文庫版の「丸かじり」シリーズの装幀はずっと和田誠さんがなさっておられた。
 その和田誠さんが2019年10月に亡くなって、没後初めて出る巻がこの巻で、さてどなたが装幀なさるのか、ちょっと想定できなかった。
 で、文庫カバーの表紙。
 今までも違うかといえば、違わない。
 これは和田誠さんの怨霊か。
 カバー裏を見ると「東海林さだお/和田誠事務所」となっている。
 わかったような、わからないような。
 つまりは和田誠さんの雰囲気を残しつつ、はじまりはじまり。

 今回の文庫本の解説は荻原浩さん。
 なんといっても、埼玉が生んだ直木賞作家ですぞ。
 さすが記念すべき第40作めの解説だけある。
 しかも、荻原浩さんは直木賞作家だけあって、東海林さだおさんの文章の魅力が鋭く解明。
 それが「文章の改行」。
 みんなわかっていたけど、なかなか言えなかった東海林エッセイの魅力の全貌が明らかになりました。
 よくぞ言ってくれました、荻原浩さん。

 世の中にブログとかSNSが普及する以前から東海林さだおさんの文章はそれを予測していたかのように、
 改行によってわかりやすく、読みやすくできた文体だったのです。
 ぜひ、この文春文庫でも東海林エッセイの魅力にはまってみて下さい。
  
(2020/04/21 投稿)

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プレゼント 書評こぼれ話

  今日3月7日は
  メンチカツの日らしい。
  関西ではメンチのことを
  ミンチと呼ぶそうで
  (私にはそんな記憶はないのですが)
  ミ(3)ンチ(7)の語呂合わせで
  そうなったらしい。
  ちなみに
  5月6日はコロッケの日、
  10月1日はトンカツの日、
  らしい。
  そこで今日は
  メンチカツの日のお祝いで
  東海林さだおさんの
  『メンチカツの丸かじり』を
  再録書評
  紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  サッカーカツはないのか                   

 待ってました! 
 東海林さだおさんの人気シリース「丸まじり」の最新、38巻めは「メンチカツ」です。
 メンチカツ、好きなんです。
 だから、思わずかじっちゃう。
 読者とすれば、待ちに待たされたのですから、かじるくらいしても、東海林さんは怒らないと思います。
 このシリーズはまず「あれも食いたいこれも食いたい」というタイトルで「週刊朝日」に連載されます。その後、「丸かじり」となって単行本化されるのですが、この38巻めの初出は2014年1月から10月。うむ。ここで、ハタと考えこんでしまった。
 2014年って、どんな年だった?
 ええと、えーと、しばらく考えたけど何も浮かばないのは、年のせい?

 そこで調べました。
 ソチオリンピックがあった年。ソチってどこ? そっち。
 多分関西人なら一度ぐらいはこんなこと言ったにちがいない、冬季オリンピック。羽生結弦選手は金メダルとったんだ。
 ところが、「丸かじり」には毎年恒例の新宿・京王デパートの「元祖有名駅弁大会」の記事はあってもソチはない。こういうのって、処置なし(ソチ、なし)というのかな。
 もう一つ、大きなイベントがありました。
 サッカーのワールドカップ。
 これはさすがに東海林さんも「サッカー好き? サッカー嫌い?」というタイトルで書いてます。
 でも、なんだかそれほど熱狂していないのが、いい。
 とりあげられているのが、「日清焼そばU.H.O.」というのも、いい。
 東海林さん、苦手なものはこういうスカシ方、割とする。
 ワールドカップ関連では「サッカー狂乱す」というタイトルでも書いてます。

 案外時事ネタはいってないな。
 では、メンチカツはどうなんだというと、「ガンバレ! メンチカツ」と、サッカーとは大違いのタイトルになってます。
 ところが、ここではトンカツとハムカツ、それにメンチカツとコロッケ比較となっていて、東海林さんの好みはどうもメンカツではなさそうなのだ。
 ハムカツに好意を寄せる東海林さんではありますが、それでも「ガンバレ!」となるのは、こういうコロモ系の食材が好きなんだろうな。
 きっとサッカーカツでもあれば、もっと応援したにちがいない。
  
(2016/01/09 投稿)

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  三が日も終わって
  今日あたりが帰省からのUターンラッシュでしょうか。

    ふるさとの土産をもらふ四日かな      仁平 勝

  いっぱい故郷のおいしいものを
  食べてきた人も多いでしょうね。
  食べ物は故郷や小さい頃のものが
  やはり一番口に合うかもしれません。
  今日は東海林さだおさんの
  「丸かじり」シリーズの最新巻
  『サクランボの丸かじり』を紹介します。
  サクランボといえば
  山形の佐藤錦が有名ですが
  以前アメリカンチェリーがスーパーの店頭なんかで
  よく見かけたものです。
  最近あまり見かけないですが
  やはり国産のサクランボの方が
  おいしいからかな。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  わたし、トコロ天黒蜜派です。                   

 東海林さだおさんの人気シリーズ「丸かじり」も、本作で42作めとなる。
 「週刊朝日」に2017年4月から12月まで連載されていたものをまとめたもので、もちろん連載時は「あれも食いたいこれも食いたい」というタイトルである。
 それが一冊の単行本になる際に「○○の丸かじり」と名前が変わる。
 今回でいえば、「わたしサクランボのファンです」という回があり、そこから付けられている。

 ところでシリーズも42冊ともなれば、まるで山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズみたいなもので、マンネリとか揶揄されることもあると推測される。
 「男はつらいよ」の場合、シリーズ後半には寅さんの甥っ子満男君が準主役で作品を牽引していたが、「丸かじり」シリーズは相も変わらない王道を突き進んでいる。
 それでいて、今でも「ギョッ」となることがある。
 今回の場合、「トコロ天か葛切りか」という回がそうで、そのおしまいのほうで東海林さんはこんなことを書いている。
 「ぼくはこのトシになるまで酢醤油以外のものを食べたことは一度もない。」
 何を? トコロ天です。
 「地方によって黒蜜をかけて食べる、ということを聞いたときはギョッとなった」と続く。
 実はこの東海林さん告白とまったく逆の「ギョッ」体験をした。
 つまり、私が育ったのはトコロ天に黒蜜地域で、「地方によって酢醤油をかけて食べる、ということを聞いたときはギョッとなった」。
 東京に出てきて食べた酢醤油のトコロ天もありだと思ったが、やっぱりトコロ天は黒蜜だといまだに頑なに信じている。

 マンネリもまた楽し。
  
(2020/01/04 投稿)

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  いよいよ平成も残りわずか。
  今日紹介するのは
  東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズ
  文春文庫版の
  『シウマイの丸かじり』ですが、
  このシリーズが始まったのが
  1987年ですから
  昭和で生まれ
  平成で育ち
  令和まで続く
  三世代続く人気シリーズです。
  案外昭和の期間が短いですが
  やはり昭和の匂いが強い
  作品のように思うのは
  東海林さだおさんが昭和の漫画家だからでしょうか。
  いえいえ、
  平成でもその人気は衰えず
  平成の漫画家、
  いえいえ
  令和の漫画家を目指しましょう。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文庫解説文の書評 - コミックエッセイにはコミックエッセイがよく似合う                   

 東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズの、文庫版も39冊目。
 文庫化になると楽しみなのが、巻末の「解説」。
 文庫本解説なので、文庫本にしか入っていないから、オマケのはいったグリコのキャラメルみたい。
 今回はたかぎなおこさんが執筆。
 でも、たかぎなおこさんって誰?

 「コミックエッセイ」を書いているイラストレーターさん。
 デビューして16年といいますから、ご本人は謙遜してご自身のお話なんかも書かれていますが、弱肉強食、兵どもの夢のあと、のコミック界で16年も生存? してきたのですから、多くのファンがいることは間違いない。
 きっとファンの皆さんは、「すごい、東海林さんの丸かじりの文庫解説なんか書いちゃったりして」とか「東海林さんのサインもらった?」とかヒートアップしていることだろう。
 しかも、今回の解説ではたかぎさんの「描き下しイラスト」が2点もついているのです。
 たかぎなおこファン必読の解説なのであります。

 でも、「コミックエッセイ」って新しそうなジャンルみたいに思えるけど、東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズこそ、「コミックエッセイ」の原点のような作品ではないだろうか。
 調べてみると、東海林さんは漫画賞をいくつか受賞してもいますが、なんと講談社エッセイ賞を1995年に受賞していて、コミック(漫画)でも賞、エッセイでも賞、とまるでかつてのヤワラちゃんのようなフレーズになっています。

 そんな「コミックエッセイ」の文庫化ですから、たかぎなおこさんの解説がよく似合います。
  
(2019/04/25 投稿)

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  先日毎年恒例
  清水寺の今年の漢字が発表になりました。
  「」。
  災害の「災」。災難の「災」。
  今年は地震に水害、台風と
  これは誰がみたって「災」でしょ、というくらい
  災いの年でした。
  屋根瓦が飛んで
  今だにブルーシートのまま
  年を越さないといけないお家もいっぱいあります。
  来年こそは
  いい年になってもらいたい。
  昔から
  災い転じて福となす、って
  いいますものね。
  今日は
  東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズの最新刊
  『バナナの丸かじり』を
  紹介します。
  せめて、お笑いおさめを。

  じゃあ、読もう。  

  

sai.wingpen  年がら年中、丸かじりを                   

 イギリスに「クリスマスにクリスティーを」というしゃれた言葉があるそうだ。
 さすが大英帝国。ツイッギーが生まれた国だけのことはある(古っ!)。
 では、わが国ではどうだ。そんなしゃれた言葉があるか。
 国民的食べ物エッセイ、東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズでうまいキャッチフレーズができないか、と考えてみました。
 ありました。できました。
 「年末年始に丸かじりを」。
 年末年始といえば、日本国中で、食べます、飲みます状態になりますよね。
 松があけて体重計にのれば、ほとんどの人が2、3㎏太っていること間違いなし。

 でも、ですよ、東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズは週刊誌の連載ものですから、年末年始の食べ物だけではないんですよね。
 トコロ天を年末年始に食べますか。
 アイス最中を年末年始に食べますか。

 もっとバッチリ合うのがありました。
 「節分に丸かじりを」。
 そう、節分といえば豆まき、いやここでは恵方巻。あれこそ「丸かじり」そのもの。
 いや、待てよ。
 シリーズ41巻めとなるこの本に「問題あるぞ恵方巻」という回があって、そこで東海林先生は断固「恵方巻反対」を唱えている。
 それなのに、ここで「節分に丸かじりを」はまずいんじゃないかな。

 さらに「丸かじり」シリーズを特定の日にくっつけてしまうのもいかがなものか。
 「雑煮はスープか?」の回で、千歳飴を花見をしながらなめてもいいんじゃないと、東海林先生がおっしゃっているではないか。
 だとしたら、「年がら年中、丸かじりを」しかない。
  
(2018/12/26 投稿)

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