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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  村上春樹さんが連続で翻訳している
  C.V.オールズバーグの絵本から
  『さあ、犬になるんだ!』という作品を。
  まずはこの表紙のご婦人、
  何をしているところか
  わかりますか。
  口をとがらせ
  両手を羽のようにして。
  このご婦人は魔術師によって
  ニワトリにされているところ。
  え、犬じゃないんだ。
  って、私は思ってしまいましたが。
  でも、大丈夫。
  内容はちゃんと
  犬が出てきますから。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  解けない催眠術におおあわて                   

 催眠術は面白い。
 だって、人がニワトリになったり犬になったりするんでしょ。
 そして、催眠術師がパチンと指を鳴らしたら、ニワトリになった人は目をパチクリさせて元の人間に戻るなんて、もう最高!
 小さい頃にそんなことを思った人も多いのではないでしょうか。
 でも、そんな魔法が全然解けなかったら。
 そういえば、ディズニーの映画『ファンタジア』でミッキーマウスが演じた「魔法使いの弟子」も解けない魔法で大騒動になる内容でした。

 オールズバーグのこの作品もそんな解けない催眠術が巻き起こす面白いお話。
 妹にいたずらばかりしているカルヴィン少年はお誕生日のプレゼントにもらった魔術師の公演を見て、自分も催眠術ができるのではと試してみることに。
 そこで妹に「犬になるんだ!」と催眠術をかけてしまいます。
 すると、どうでしょう。
 妹はワンワン吠え出し、四つん這で走り出します。
 でも、困ったことにカルヴィン少年は催眠術の解き方を忘れてしまっています。
 犬のままの妹を連れて魔術師にところに行こうとします。
 途中で買ったアイスクリームは犬の妹に食べられてしまうし、魔術師には会えないし。
 さて、犬になった妹はどうなるのでしょう?

 仲の悪そうな兄と妹ですが、ついかまってしまうのは可愛いからに違いありません。
 そんな兄を懲らしめてしまうのも、賢い妹ならでは。
 お話も面白いですが、この兄妹が大きくなった時にどんなことになっているのか見たいような気分になります。
  
(2020/03/29 投稿)

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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  いわさゆうこさんの
  『ごろりん たまねぎ』を
  紹介します。
  いわさゆうこさんの野菜絵本は
  これまでにも
  じゃがいも、だいこんと
  紹介してきて
  今回がたまねぎ。
  まさに野菜の王道を描いています。
  まだまだ作品がありますから
  これからも
  順次紹介していきますね。
  で、わたしの畑のたまねぎが
  今どんな状態なのか
  それは明日の「わたしの菜園日記」で。
  お楽しみに。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  いわさゆうこさんの丁寧な絵が素敵                   

 この絵本の作者いわさゆうこさんは宮城県出身で、本のおしまいの「たまねぎのはなし」という文章に「子ども時代を過ごした東北の農家では、たまねぎを納屋の軒下につるして干していました」と書いています。
 それを読んで思い出したのは、私の故郷のこと。
 そこはたまねぎの名産地で、いたるところにたまねぎ小屋があったものです。
 誰もが小さい頃から馴染みのある野菜、それがたまねぎだといえます。

 たまねぎは子どもたちが大好きな料理、カレーとかハンバーグとかにも欠かせない食材で、料理によって切り方も色々あります。
 くしがたぎり、みじんぎり、わぎり、…。
 この絵本ではたまねぎの、こんな切り方まで描かれている徹底ぶり。
 もちろん、色んな種類のたまねぎ、例えば「あかたまねぎ」とか「しろたまねぎ」とか「ペコロス」といったものだけでなく、たまねぎの仲間のねぎのことまで描かれています。
 それも写真図版でなく、すべていわささんの手書き。

 圧巻なのは畑一面のたまねぎの絵。
 これ一枚の絵を仕上げるのにどれだけの日数がかかったのでしょう。
 そういえば、たまねぎが丸くなるのも大層時間がかかります。
 冬の前に苗を植えつけ、冬を越し、春になってようやく太りだす。
 収穫は5月頃かな。
 「だいどころに いつも あるんだ」、そんなたまねぎですが、そこにいたるまでとっても時間がかかっている野菜でもあります。
  
(2020/03/22 投稿)

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プレゼント 書評こぼれ話

  新型コロナウイルスの影響で
  当初今日3月15日までの休館予定だった
  さいたま市の公共図書館ですが
  先日休館期間を
  3月いっぱいまで延期すると
  発表がありました。
  これでまるまる一ヶ月お休みすることになりますが
  子どもたちが絵本を読んだり
  借りたりできないのも
  かわいそうに思います。
  本当に早く収束してもらいたいものです。
  気分も落ちてくるので
  こんな時こそ
  明るい絵本で
  盛り上げたい。
  今日の絵本は
  山下洋輔さん文、
  長新太さん絵の
  すこぶるごきげんな作品です。
  『ドオン!』。
  さあ、元気を出して。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  みんなでドカドカドカやりませんか                   

 絵本を読むと賢くなるかどうかわかりませんが、知識が増えることはあるでしょう。
 それよりも物語にわくわくする気持ち、うれしかったり、怒ってみたり、泣いたりすること、そういうことを絵本は教えてくれます。
 でも、やっぱり一番は絵本を読んで楽しくなることではないでしょうか。

 その点、この絵本は読んで楽しくなること間違いありません。
 何しろ文を書いたのはあの有名なジャズ・ピアニストの山下洋輔さんですから、文章にテンポがあります。
 いたずら好きの鬼の子ドンと人間の子どものこうちゃんは、いたずらが高じて家から追い出されてしまいます。
 そんな二人が出会って起こる、大騒動。
 ついにはお父さんもお母さんも、鬼の両親も現れて騒動は大きくなるばかり。
 ページいっぱいに「ドカシャバ ドカシャバ ドカドカドカ!」みたいに音が溢れだします。
 絵を描いたのは、ナンセンス絵本の巨匠長新太さん。
 山下さんの文に負けないぐらい、明るい色の大爆発。
 読んでいると自然と身体が動き出して、足をドンドン、両手でパンパン、気分は最高潮!
 そして、ついに、
 「ドオン!」
 と、弾けます。
 この音はみんながそれぞれ出してした音が一つに合った時のもの。
 つまりは、仲良しのしるし。

 この絵本を読んで、子どもたちの笑顔がそれこそ「ドオン!」となれば、いうことありません。
  
(2020/03/15 投稿)

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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  いわさゆうこさんの
  『やさいノート』という本を
  紹介します。
  書評にも書いた
  「やさいをおいしく食べるために知っておきたい
  「やさい7か条」を
  忘れないために書き留めておきます。

   ① やさいをしっかりかんさつしよう
   ② しゅんのやさいを食べよう
   ③ 近くでとれたやさいを食べよう
   ④ 安心、安全にそだったやさいを食べよう
   ⑤ シンプルなあじつけで、まるごと食べよう
   ⑥ やさいがくれる力を知って食べよう
   ⑦ かんしゃして食べよう

  やさいって本当に素敵です。

  じゃあ、読もう。

 

sai.wingpen  絵本というより、これはもう図鑑                   

 「広辞苑」で「絵本」を調べると、「挿絵のある書籍」とまず出てきます。
 そのあとに「絵を主体とした児童用読み物」とありますが、こちらの方が私たちが日頃読む「絵本」に近いように思います。
 では、「図鑑」はどうでしょう。「写真や図を系統的に配列して、解説を加える書物」とあります。
 「知ってとくする 食べておいしい」と副題のついたいわさゆうこさんのこの本の場合、絵本というより図鑑の方がぴったりくるような気がします。

 なんといってもその情報量の多さです。
 最初に出てくる「トマト」の場合、主な産地や料理の方法、リコピンの効用まで載っています。わずか1ページの中に子供たちが知るには十分な情報がはいっています。
 しかも、赤いトマトはいわささんの絵で描かれています。(この本にはいわささんの絵だけでなく写真も使われています)
 この本一冊あれば、野菜の栽培にも、食べる時の一口メモにも便利なこと間違いありません。

 紹介されている野菜は主だったものはほとんど載っています。
 さらには「京やさい」や「加賀やさい」「沖縄のやさい」といった地域独特なものや、しいたけなどのキノコ類、ミントやタイムといったハーブ類、さらに山菜まで網羅されていますから、これはもうりっぱな「図鑑」です。

 おしまいは「やさいをおいしく食べるため」の「やさい7か条」まであるこだわりよう。
 こんな本が一家に一冊あれば、野菜生活も楽しくなります。
  
(2020/03/08 投稿)

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プレゼント 書評こぼれ話

  今日から三月

    いきいきと三月生まる雲の奥      飯田 龍太

  いつもなら
  卒業式があったり終業式があったり
  けじめの月でもあるのですが
  今年は新型コロナウイルスの影響で
  様変わりの三月の始まりです。
  気分が明るくなるように
  今日の絵本は
  きれいな絵の『チューリップ』。
  作者は荒井真紀さん。

    赤は黄に黄は赤にゆれチューリップ      嶋田 一歩

  まさにこの句のように
  きれいに咲き誇ります。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  あの童謡を口ずさみながら                   

 「さいた さいた チューリップの花が/ならんだ ならんだ 赤 白 黄色/どの花みても きれいだな」
 きっと誰もが歌える童謡「チューリップ」ですが、この童謡が出来たのは昭和7年(1932年)だそうですから、今生きているほとんどの日本人が歌ってきたのではないでしょうか。
 作詞したのは近藤宮子さんという女性で、この人は「こいのぼり」の歌詞も書いています。
 昭和7年といえば戦争の兆しが近づいていた頃で、そんな時代にこのような色鮮やかな童謡が出来たなんて信じられません。
 この童謡のおかげで、どんなに春が楽しいものになっていることでしょう。

 この絵本はそんな誰もが好きなチューリップという花がどんな風に成長し、花を咲かせるかを微細で写実的な絵で説明したものです。
 学習絵本といっていいでしょう。
 だって、チューリップの球根を植えつけてからそれが土のなかでどんな風になっているのか目にすることはありませんし、球根の断面は見ることは見ることはありません。
 きっと作者の荒井真紀さんはかわいい花を見るのを我慢して、いくつかの球根の中を切り開いたのでしょうから。
 チューリップの花はひとつの球根に一つだけ花を咲かせるそうです。まさに「世界に一つだけの花」なのです。
 しかも、そのかわいい花も一週間ほどの命だとか。
 でも、そのあとも次の世代へのための準備をしているそうです。
 チューリップはかわいい花ですが、しっかり者でもあります。

 この絵本を読むと、やっぱりつい、「さいた さいた チューリップの花が」と口ずさんでいました。
  
(2020/03/01 投稿)

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