漫画の売り上げの大幅減少など
 相変わらず出版界を取り巻く環境は厳しい。
 そんな中、
 『漫画 君たちはどう生きるか』が
 130万超のミリオンセラーとなっている。
 この漫画の原作は
 吉野源三郎さんで
 最初に出版されたのが1937年ですから
 80年以上前、
 戦前のことです。
 吉野源三郎さんは岩波書店との関係が深く、
 岩波新書を創刊したり
 岩波少年文庫の創設にも関わっています。
 石井桃子さんとも
 その当時から知り合いです。

 そんな昔の作品を漫画にしてみようという発想が
 今回のミリオンセラーにつながったと思いますが、
 出版社であるマガジンハウス
 社内で若い編集者と話していて
 この作品のメッセージ性が決して古びていないことに気が付いたと
 いいます。
 漫画にすることで
 若い人たちにより届くようにした。
 そのことで、
 漫画だけでなく
 吉野源三郎さんの原作も読まれるようになった。
 岩波文庫版も累計135万部を超えたそうです。

 ここまでが前ふり。
 NHKの「100分 de 名著」は人気番組ですが
 放送はされないのですが
 テキストとして販売されるものがあります。
 その中の一冊がこれ。
 「別冊 100分 de 名著」の「読書の学校」。
 これは、その中の
 「池上彰特別授業 君たちはどう生きるか」。
 話題の一冊を
 池上彰さんが高校生と読み解いていく
 構成になっています。

  

 私は吉野源三郎さんの原作を読んでいないのですが
 このテキストを読むと
 だいたいどのようなことが書かれているのかが
 わかります。
 特にいじめとか格差とか
 当然80年前とはちがうのでしょうが
 現代とつうじることが書いてありそうです。
 今を読み解くヒントがある、
 それが古典の素晴らしさだと思います。

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
 もうすでに昨日から放送が始まったので
 ご覧になった人もいるかもしれませんね、
 何しろ『三国志』は人気が高い。
 何の話ですかって。
 そうでした、
 NHKEテレの「100分 de 名著」の話。
 5月は『三国志』、
 書いたのは陳寿

  

 人気が高いと書きましたが
 私はうんと初心者。
 知っているのは2008年と2009年に公開された
 ジョン・ウー監督の「レッドクリフ」を観たぐらい。

  

 金城武さんが諸葛孔明を演じていましたね。
 この赤壁の戦いは「三国志」の中でも
 有名な戦いですものね。

 そもそも「三国志」の三国というのは
 魏、蜀、呉のことで
 今から1800年も前の中国の争い。
 それが今に続く人気なのは
 諸葛孔明とか劉備とか
 時の英雄たちが己の智慧をもって戦う姿が
 ビジネスマンに受けたのでしょうね。

 今回は映画「レッドクリフ」で日本語版の監修も手掛けた
 渡邉義浩さんが指南役。
 昨日の第1回めで
 「動乱の時代を生き抜く知恵」が放送され、
 次週から
 「曹操 乱世のリーダーの条件
 「孫権 「信」がピンチを救う
 「劉備の「仁」、諸葛亮の「智」」と
 続きます。

 世界はいまでに厳しい情勢だし
 ビジネスの世界だって厳しい。
 そんな時代に「三国志」をさらうのも
 いいかも。

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
 今日は二十四節気のひとつ、
 清明(せいめい)
 この頃万物が溌剌としてくるというところから。

    清明や壺に満ちゆく水の音      片山 由美子

 そもそも清明は
 漢字で示されているように
 清く明るいさまのことで
 清浄明潔という言葉からとられたものらしい。
 同じ人生なら
 清明な日々でありたいもの。

 NHKEテレの「100分 de 名著」は
 昨日の月曜から始まりましたから
 すでにご覧になった方もいるかと思いますが、
 哲学者三木清の『人生論ノート』。

  

 私が高校生大学生の頃
 1970年代ですが
 新潮文庫の100冊にもラインナップされていたと
 うっすらとした記憶にあるので
 書名だけは
 知っていました。
 残念ながら読んだことはありません。

 今月のテキストによれば
 三木清という人は
 岩波文庫の創刊にも関わった哲学者で
 この『人生論ノート』が刊行されたのは
 1941年.
 1954年には新潮文庫に入ったようです。
 今回の指南役は
 アドラーで一躍評判となって岸見一郎さんです。
 岸見一郎さんは
 本来は哲学者ですから
 うってつけの人選ではないでしょうか。

 昨日4月3日は
 「真の幸福とは何か」でしたが
 以降、
 「自分を苦しめるもの
 「「孤独」や「虚無」と向き合う
 「「死」を見つめて生きる」と
 続きます。

 『人生論ノート』にこんな一節が
 あるそうです。

    出発点が旅であるのではない。
    到達点が旅であるのでもない。
    旅は絶えず過程である。

 人生という旅も
 また同じ。

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
 三月といえば
 卒業式。

   卒業歌ぴたりと止みて後は風     岩田 由美

 下五句の「後は風」がなんともいい。
 風にのって
 みんな散り散りになっていくイメージがふくらむ。
 そんな学生たちを見送る
 先生の気持ちはどんなものであったろう。
 宮沢賢治は詩人・作家として有名だが、
 先生をしていた時期もある。
 学生たちの就職斡旋のために北海道や東京などにも出向いたという。
 宮沢賢治には
 そんな温かな教師の姿がよく似合う。

    卒業や「風ニモマケズ」子らうたふ     夏の雨
 
 今月のNHKEテレの「100分 de 名著」は
 「宮沢賢治スペシャル 16作品が照らし出す心の真実」。

  

 25分の番組の中で
 4~5つの詩や童話を紹介、解説するという。
 これは楽しみだ。
 有名な「永訣の朝」は2回め放送で、
 「雨ニモマケズ」は3回め。
 そして「銀河鉄道の夜」が最後、4回め。
 春休みの期間ならではの
 いい企画だ。

 今回の講師は
 日本大学芸術学部教授の山下聖美さん。
 その山下先生がテキストのはじめに
 こんなことを書いています。
 「文学が人間の心の問題、魂の問題に直結する」と。
 なかでも
 宮沢賢治の文学は豊穣であると。
 第1回めは
 「自然からもらってきた物語」、
 2回め以降は
 「永遠の中に刻まれた悲しみ
 「理想と現実のはざまで
 「「ほんとう」を問い続けて」と
 続く。

 楽しみな三月だ。

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
 アメリカの第45代大統領になった
 トランプさんの言葉と行動に
 世界の注目が集まっています。
 ただどのような称賛も批判もまだ始まったばかりで
 本当のドラマはこれからでしょうし、
 トランプ大統領の真の評価は
 これから何年も先のことかもしれません。

 歴史上数多くの偉大なる指導者が現われました。
 しかし、その多くはその死後
 影の部分が明らかになっていくことも
 しばしばあります。
 まして、
 名前は知っているが
 一体どのような功績を為したのか
 知らないということも
 多くあります。
 今月のNHKEテレの「100分 de 名著」で取り上げられる
 ガンディーはどうでしょうか。

  

 彼については
 よく耳にするのは「非暴力主義」という言葉ぐらいです。
 ガンディーは大戦後のインド独立運動とともに
 国内での宗教対立に「非暴力」で臨みましたが
 残念ながら
 インドとパキスタンの分離独立になってしまいます。

 それでも
 ガンディーはこうして半世紀以上経った今も
 支持されるには
 理由があるはすです。
 この一か月、
 そのことを学んでいければいいですね。
 テキストはガンディーの『獄中からの手紙』。
 今回の講師は
 東京工業大学教授の中島岳志さん。
 第1回めは2月6日で
 「政治と宗教をつなぐもの」、
 以下、
 「人間は欲望に打ち勝てるのか」、
 「非暴力と赦し」、
 「よいものはカタツムリのように進む」。

 特に最後の
 「よいものはカタツムリのように進む」ですが
 近代にはいって
 社会は鉄道のような速いものを優れたものと評価しがちです。
 しかし、
 「鉄道の速さは、真実の速さではない。
  カタツムリの速さ、あるいは人がこうしてとぼとぼ歩く速さこそが、
 正しいスピードではないか
」と
 ガンディーは考えていたのではないかと
 テキストにあります。

 しっかり勉強したいと思います。

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ