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 今日もNHKの話なんですが
 今日はEテレの方。
 久しぶりに「100分 de 名著」のお話です。
 今月のこの番組で取り上げる名著は
 モンゴメリの『赤毛のアン』。

  

 ね、テキストがいいですよね。
 しかも今回の講師は
 脳科学者の茂木健一郎さん。
 実は茂木健一郎さんは
 『赤毛のアン』の大ファンであって
 以前茂木健一郎さんの講演会に行った際には
 『赤毛のアン』のことを
 熱心に話していたことを覚えています。

 さて、『赤毛のアン』といえば
 孤児だった11歳の少女アン・シャーリーが
 年老いた兄妹マシュウとマリアに引きとられて
 成長していく姿を描いているというのは
 多くの人がご存じだと思います。
 私も随分前に読みました。
 ただ私の読んだ本が悪かった。
 最後まで読み終わって
 実はその翻訳が完全訳でなく
 抜粋のようなものだったことがあります。
 子供向けに編集された本だったのでしょうが
 本を読む時には
 よおく気をつけないといけません。
 どうも
 私にはそんなトラウマがあって
 それ以降
 『赤毛のアン』は読んでいません。

 今回の番組では
 一昨日の第一回めが「想像力の翼を広げて」で
 次週の月曜の二回めが「異なる価値を認め合う」、
 続いて「「ひたむきさ」が運命を変える」、
 「宝物は足もとにある!」というように
 放送されます。

 茂木健一郎さんは
 テキストの冒頭で
 この物語は「希望の物語」と書いていて
 「男子も読もう」と声をかけています。
 男子も女子も
 子供も大人も
 今月の「100分 de 名著」は
 見逃せません。

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 漫画の売り上げの大幅減少など
 相変わらず出版界を取り巻く環境は厳しい。
 そんな中、
 『漫画 君たちはどう生きるか』が
 130万超のミリオンセラーとなっている。
 この漫画の原作は
 吉野源三郎さんで
 最初に出版されたのが1937年ですから
 80年以上前、
 戦前のことです。
 吉野源三郎さんは岩波書店との関係が深く、
 岩波新書を創刊したり
 岩波少年文庫の創設にも関わっています。
 石井桃子さんとも
 その当時から知り合いです。

 そんな昔の作品を漫画にしてみようという発想が
 今回のミリオンセラーにつながったと思いますが、
 出版社であるマガジンハウス
 社内で若い編集者と話していて
 この作品のメッセージ性が決して古びていないことに気が付いたと
 いいます。
 漫画にすることで
 若い人たちにより届くようにした。
 そのことで、
 漫画だけでなく
 吉野源三郎さんの原作も読まれるようになった。
 岩波文庫版も累計135万部を超えたそうです。

 ここまでが前ふり。
 NHKの「100分 de 名著」は人気番組ですが
 放送はされないのですが
 テキストとして販売されるものがあります。
 その中の一冊がこれ。
 「別冊 100分 de 名著」の「読書の学校」。
 これは、その中の
 「池上彰特別授業 君たちはどう生きるか」。
 話題の一冊を
 池上彰さんが高校生と読み解いていく
 構成になっています。

  

 私は吉野源三郎さんの原作を読んでいないのですが
 このテキストを読むと
 だいたいどのようなことが書かれているのかが
 わかります。
 特にいじめとか格差とか
 当然80年前とはちがうのでしょうが
 現代とつうじることが書いてありそうです。
 今を読み解くヒントがある、
 それが古典の素晴らしさだと思います。

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 もうすでに昨日から放送が始まったので
 ご覧になった人もいるかもしれませんね、
 何しろ『三国志』は人気が高い。
 何の話ですかって。
 そうでした、
 NHKEテレの「100分 de 名著」の話。
 5月は『三国志』、
 書いたのは陳寿

  

 人気が高いと書きましたが
 私はうんと初心者。
 知っているのは2008年と2009年に公開された
 ジョン・ウー監督の「レッドクリフ」を観たぐらい。

  

 金城武さんが諸葛孔明を演じていましたね。
 この赤壁の戦いは「三国志」の中でも
 有名な戦いですものね。

 そもそも「三国志」の三国というのは
 魏、蜀、呉のことで
 今から1800年も前の中国の争い。
 それが今に続く人気なのは
 諸葛孔明とか劉備とか
 時の英雄たちが己の智慧をもって戦う姿が
 ビジネスマンに受けたのでしょうね。

 今回は映画「レッドクリフ」で日本語版の監修も手掛けた
 渡邉義浩さんが指南役。
 昨日の第1回めで
 「動乱の時代を生き抜く知恵」が放送され、
 次週から
 「曹操 乱世のリーダーの条件
 「孫権 「信」がピンチを救う
 「劉備の「仁」、諸葛亮の「智」」と
 続きます。

 世界はいまでに厳しい情勢だし
 ビジネスの世界だって厳しい。
 そんな時代に「三国志」をさらうのも
 いいかも。

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 今日は二十四節気のひとつ、
 清明(せいめい)
 この頃万物が溌剌としてくるというところから。

    清明や壺に満ちゆく水の音      片山 由美子

 そもそも清明は
 漢字で示されているように
 清く明るいさまのことで
 清浄明潔という言葉からとられたものらしい。
 同じ人生なら
 清明な日々でありたいもの。

 NHKEテレの「100分 de 名著」は
 昨日の月曜から始まりましたから
 すでにご覧になった方もいるかと思いますが、
 哲学者三木清の『人生論ノート』。

  

 私が高校生大学生の頃
 1970年代ですが
 新潮文庫の100冊にもラインナップされていたと
 うっすらとした記憶にあるので
 書名だけは
 知っていました。
 残念ながら読んだことはありません。

 今月のテキストによれば
 三木清という人は
 岩波文庫の創刊にも関わった哲学者で
 この『人生論ノート』が刊行されたのは
 1941年.
 1954年には新潮文庫に入ったようです。
 今回の指南役は
 アドラーで一躍評判となって岸見一郎さんです。
 岸見一郎さんは
 本来は哲学者ですから
 うってつけの人選ではないでしょうか。

 昨日4月3日は
 「真の幸福とは何か」でしたが
 以降、
 「自分を苦しめるもの
 「「孤独」や「虚無」と向き合う
 「「死」を見つめて生きる」と
 続きます。

 『人生論ノート』にこんな一節が
 あるそうです。

    出発点が旅であるのではない。
    到達点が旅であるのでもない。
    旅は絶えず過程である。

 人生という旅も
 また同じ。

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 三月といえば
 卒業式。

   卒業歌ぴたりと止みて後は風     岩田 由美

 下五句の「後は風」がなんともいい。
 風にのって
 みんな散り散りになっていくイメージがふくらむ。
 そんな学生たちを見送る
 先生の気持ちはどんなものであったろう。
 宮沢賢治は詩人・作家として有名だが、
 先生をしていた時期もある。
 学生たちの就職斡旋のために北海道や東京などにも出向いたという。
 宮沢賢治には
 そんな温かな教師の姿がよく似合う。

    卒業や「風ニモマケズ」子らうたふ     夏の雨
 
 今月のNHKEテレの「100分 de 名著」は
 「宮沢賢治スペシャル 16作品が照らし出す心の真実」。

  

 25分の番組の中で
 4~5つの詩や童話を紹介、解説するという。
 これは楽しみだ。
 有名な「永訣の朝」は2回め放送で、
 「雨ニモマケズ」は3回め。
 そして「銀河鉄道の夜」が最後、4回め。
 春休みの期間ならではの
 いい企画だ。

 今回の講師は
 日本大学芸術学部教授の山下聖美さん。
 その山下先生がテキストのはじめに
 こんなことを書いています。
 「文学が人間の心の問題、魂の問題に直結する」と。
 なかでも
 宮沢賢治の文学は豊穣であると。
 第1回めは
 「自然からもらってきた物語」、
 2回め以降は
 「永遠の中に刻まれた悲しみ
 「理想と現実のはざまで
 「「ほんとう」を問い続けて」と
 続く。

 楽しみな三月だ。

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