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 机のそばに
 漢詩の専門家でもある石川忠久さんの
 『身近な四字熟語辞典』という文庫本を常備しています。
 普段あまり使うことがない四字熟語ですが、
 あるとないとでは生活の幅が随分違うように思います。
 目にするのが多いのは
 ひょっとしたらクイズ番組かもしれません。
 例えば、こんな風に。
 □朝□夕、□の中に入る数字は? みたいな。
 答えは一朝一夕。
 では、これは、□期□会?
 答えは、一期一会(いちごいちえ)
 石川さんの本では、「一生に一度だけの出会い」とあります。
 この四字熟語がタイトルになった映画があって
 今日はその映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」の話です。

    

 映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」は
 1995年に日本で公開されたアメリカ映画です。
 監督はロバート・ゼメキスで、
 彼はこの作品で第67回アカデミー賞の作品賞・監督賞を受賞
 ただ、彼の名を一躍有名にしたのは
 なんといっても「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年)でしょう。
 話を「フォレスト・ガンプ/一期一会」に戻すと
 原題にはもちろん「一期一会」という四字熟語はついていません。
 日本公開時にこの四字熟語をつけた配給会社の人のセンスに
 拍手をおくりたい。
 この映画が日本でも大ヒットしましたから
 この時「一期一会」という素敵な四字熟語を覚えた人も多かったのでは。
 むしろ、原題にもある「ガンプ」という言葉、
 アラバマの方言で、「間抜け」とか「うすのろ」という意味だとか。

 その「うすのろ」ガンプを演じたのが
 トム・ハンクス
 彼もこの映画でアカデミー賞の主演男優賞を受賞しました。

 この映画でやっぱりジンとくるのが
 ガンプが幼い頃に唯一人間として認めてくれた
 幼馴染のジェニーを終生愛し続けたところでしょうか。
 この映画の公開時には
 こんなキャッチコピーが人気となりました。

   人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない。

 それでも開けてみたら、
 それは一生に一度だけで出会い、
 そう「一期一会」でもあるのです。

 この映画とは一期一会ではなく
 再三再四でありたいものです。

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 先日フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』(村上春樹 訳)を紹介した際に、
 最初に読んだ文庫カバーに
 ロバート・レッドフォードがギャツビーを演じた映画の一場面が
 使われたいたと書きました。
 それなら、その映画を観てみようと思って
 TSUTAYAでレンタルしました。
 その映画が1974年に封切られた「華麗なるギャツビー」。
 実はギャツビーの映画はもう一本あって、
 2013年に公開された同じタイトルの作品です。
 この時ギャツビーを演じたのは
 レオナルド・ディカプリオです。
 こちらもレンタルして
 今日は同じ「華麗なるギャツビー」の2本立てです。

           

 どちらがよりギャツビーらしかったかというと
 やはりロバート・レッドフォードでしょうか。
 この頃のレッドフォードはめちゃくちゃかっこいいんです。
 ただ、成りあがってきたギャツビーの本質を体現しているのは
 レオナルド・ディカプリオの方かもしれません。
 若い頃に愛し合ったデイジーという女性を8年間も思い続け、
 貧しさを嫌悪し、デイジーと対等に愛しあえるほどの富を手にいれようとしたギャツビー。
 そのためには裏社会も歩かなければならなかったはず。
 デイジーの夫トムにその正体を暴かれ、
 狂暴性をあらわにした時のディカプリオの演技は必見です。

 それでも、私は1974年版の作品を推します。
 その理由は、
 なんといってもデイジーを演じたミア・ファローの魅力です。
 おそらく、デイジーとはこんな女性だったと思わせてくれます。
 奇麗で、かわいくて、しかも身勝手で、贅沢を好む女性。
 1974年版では、ミア・ファローの瞳に星のきらめきまでいれてしまいます。
 
 そして、1974年版は作品としてもよく出来ています。
 今回観て、初めて気づいたのですが
 この時の脚本は
 「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」を監督した
 あのフランシス・フォード・コッポラなんです。
 しかも、この時期のコッポラ
 「ゴッドファーザー」などを監督していた絶頂期。
 1974年版の「華麗なるギャツビー」の出来がいいのは
 仕方ないですね。

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 フランスの映画監督ジャン=リュック・ゴダールさんが
 9月13日に亡くなりました。
 91歳でした。
 ゴダール監督といえば、
 1950年後半から60年前半にかけておこった
 映画史の中でも有名な「ヌーヴェルヴァーグ」の旗手といわれた人。
 その後のアメリカのニューシネマとか
 大島渚監督など日本映画にも大きな影響を与えました。
 私が映画を観始めた1970年代には
 ゴダール監督はすでにビッグネームになっていました。
 だからかもしれませんが、
 ゴダール監督の作品はほとんど観ていないんです。
 伝説のような語られることの多い「勝手にしやがれ」(1959年)も
 最近観たばかり。
 そして、もう一本代表作ともいえる
 「気狂いピエロ」は昨日TSUTAYAでレンタルして観たばかり。
 今日はゴダール監督を追悼して
 映画「気狂いピエロ」の話です。

   

 映画「気狂いピエロ」は1965年のフランス映画。
 ゴダール監督の代表作のひとつですが
 正直あまりその良さがわかりませんでした。
 というか、この頃の映画は
 作り手側の感情が入りすぎていて
 観る側を置き去りにしているように感じます。
 プロット風にいうと
 「犯罪を冒した男女の逃避行と女の裏切り」ということになるのでしょうが
 ストーリーを重視する映画とはいいがたい。

 主人公の青年をジャン=ポール・ベルモンドが演じています。
 「勝手にしやがれ」でもそうですが、
 ベルモンドの存在感は大きい。
 彼と逃避行する女性を
 ゴダール監督の奥さんでもあった(1965年に離婚)
 アンナ・カリーナさんが演じています。
 彼女はゴダール監督のミューズとも称される女優さん。
 そう考えれば、
 ベルモンドといいアンナ・カリーナといい
 ゴダール監督はその作風だけでなく
 俳優の個性をうまく引き出した監督だともいえます。

 私のとっては
 いささか難解な作品でしたが
 ジャン=リュック・ゴダール監督の名は
 映画史から消えることはないでしょう。

 ジャン=リュック・ゴダール監督の
 ご冥福をお祈りします

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 英国のエリザベス女王が9月8日
 お亡くなりになりました。
 96歳で、
 英国の君主として最長の70年余の在位でした。
 以下、昨日の朝日新聞の夕刊からの引用です。

   女王は1926年、のちにジョージ6世となるヨーク公と
   エリザベス妃の長女として、ロンドンに生まれた。
   36年、伯父エドワード8世が米国人女性との結婚を望み、
   即位から1年足らずで退位する。
   急きょヨーク公が国王になったことで、
   10歳で次期国王になることが決まった。

 ちょうどこの頃のかわいい少女時代の女王が
 登場する映画があります。
 今日はエリザベス女王への哀悼をこめて
 映画「英国王のスピーチ」の話です。

    

 映画「英国王のスピーチ」は2010年のイギリス映画です。
 (日本での公開は2011年)
 亡くなったエリザベス女王の父、
 ヨーク公(のちのジョージ6世)を描いた作品です。
 ヨーク公には吃音障害があったため、
 国王になれば嫌でもスピーチをしなければならない。
 そのために悩み、時には激怒し、涙を流す。
 ヨーク公の吃音を矯正するために
 一人のオーストラリア出身の男が選ばれます。
 映画はこの二人が対立からやがて友情を芽生えさせていく姿を
 描いています。
 時代は第二次世界大戦がまさに始まろうとする頃。
 ラストの、
 国民に向けたジョージ6世のスピーチが胸をうちます。

 この映画はなんといっても
 ジョージ6世を演じた
 コリン・ファースの熱演が光ります。
 彼はこの作品で
 第83回アカデミー賞男優賞を受賞。
 作品もアカデミー賞作品賞を受賞するなど
 高い評価を得ています。

 このたびのエリザベス女王の死去のニュースを見ていると、
 英国王室が国民にいかに愛されてきたか
 よくわかります。
 そして、この映画「英国王のスピーチ」を観ていると
 国民に愛されるよう、
 王室の皆さんもとても一生懸命だというのが
 わかります。

 エリザベス女王のご冥福をお祈り申し上げます

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 今日9月3日は
 ドラえもんの誕生日って知ってましたか。
 誕生日といっても
 ドラえもんが生まれるのはまだまだ先。
 2112年で、今年は生誕前90年になります。
 という夢の話から現実に戻ると、
 漫画「ドラえもん」の連載が始まったのは
 1970年のこと。
 つまり、もう半世紀も前には始まっている作品です。
 テレビアニメの開始が1973年、
 この時は日本テレビ系だったらしい。
 そして、一躍人気ものになるテレビ朝日系のアニメが始まるのが1979年で
 この時ドラえもんの声を演じたのは大山のぶ代さん。
 私たちの世代とその子どもたちであれば
 ドラえもんといえば、あの大山のぶ代さんの声しか浮かばない。
 そこで、今日は
 ドラえもんの誕生日をお祝いして
 「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」のお話です。

   

 「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」は
 2022年3月に公開された作品です。
 「映画ドラえもん」シリーズの41作めにあたります。
 3月公開されたばかりですが、
 もうアマゾンプライムで観ることができます。
 「映画ドラえもん」シリーズが始まったのは
 1980年の「のび太の恐竜」が最初。
 テレビ朝日系の「ドラえもん」が始まって間もない頃。
 さすがに映画版も長く続くと
 新しいストーリーが生まれないのでしょうか、
 原作者の藤子・F・不二雄さんも亡くなっているし、
 最近の作品はリメイク版が多い。
 この「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」も
 1985年に公開された「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」のリメイク。
 それでも、作品として面白い。
 この作品ではスネ夫が重要な役を演じています。

 声優陣は今は一新されていて
 ドラえもんの声は水田わさびさん。
 大山のぶ代さんの声で親しまれていたから
 2005年に変わった時は大変だったのではないかしら。
 でも、今ではすっかりドラえもんになっています。

 それにしても驚くのは
 「ドラえもん」映画の動員数のすごさ。
 今だに公開時にはトップを独走しますからね。
 保護者の人も
 「ドラえもん」なら安心して子どもにも観せてやれるのでしょうね。
 なんと、来年春に公開される
 タイトルまで決まっているのですから、
 やっぱりドラえもんはすごいや。

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