本 このブログのニックネームのことはプロフィールにも書いていますが、
ずっと以前(1998/11)、覚書のようにして書いた雑文がありますので、それを
書いておきます。

               本     本     本

 ◆新聞各紙の朝刊一面にコラムがある。
  日経が「春秋」朝日が「天声人語」読売が「編集手帳」毎日が「余禄」
  と様々だが、ここだけは毎日欠かさずに目を通すという読者は多い。
  わずか600字程度の文章に、話題性や季節感、批判、提案などが
  盛られている。それが毎日のことだから、担当記者の苦労は尽きない。
 ◆有名な「天声人語」の謂れは「天に声あり、人をして語らしむ」という
  中国の古典からとられている。何しろ大学の入試にもよく出題される
  というくらいだから、名前も格調高い。入試直前に新聞を朝日に変えた
  という人もいるだろう。
  騙されたと思うなかれ。
  限られた字数でどう表現するかということは、どれだけ問題点をうまく
  捉えることができるかということだ。日々の新聞でその訓練をしている
  と思えばいい。
 ◆私の「夏の雨」という名前は、宮本輝の「朝の歓び」という小説の一節
  から拝借した。

  「あなたが春の風のように微笑むならば、私は夏の雨となって訪れましょう

  各紙のコラムのように文章も上手くはないが、せめて夏の雨のように
  読む人を暖かく包めるような内容でありたいと、願いをこめた。
 ◆私の文章が、大学入試に採用されることは勿論、ない。