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 7月になりました。
 下旬には夏休みが始まり、いよいよ夏本番。

    七月や少年川に育まれ        山根 真矢

 本屋さんに行くと
 恒例の夏の文庫フェアが始まっています。
 新潮文庫角川文庫集英社文庫
 それぞれがそれぞれの個性のラインナップをそろえて
 ずらりと並んでいます。

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 この夏、一番インパクトがあったのは
 集英社文庫のこのキャッチコピー。

   この夏、一冊分おおきくなろう。

 新潮文庫のように100冊といわれても読める訳ないし、
 だったら一冊でも読もうって感じ。

   たくさんじゃなくていい。
   たった一つ、たった一冊でいいから、
   この夏は、
   そんな出会いがあるといいね。

 親とか学校の先生とかは長い夏休みなんだから
 たくさん本を読んでもらいたいと思っているでしょうが、
 押しつけられるのではなく、
 一冊でいいなら自分でも読めそう。
 それが大事。

 でも、どんな本を読むといいのだろう。
 悩んだ時は本屋さんの夏の文庫フェアのコーナーをのぞいてみたらいい。
 夏目漱石とか太宰治だけでない、
 伊坂幸太郎原田マハといった新しい作家さんの本もそろっている。
 迷って時は、各文庫のガイド小冊子を手にいれて
 それを見てからでも遅くない。
 だって、まだ夏休みは始まっていないのだから。

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 今日は二十四節気の一つ、清明
 万物が溌剌としている意から来た言葉。
 春という季節はいのちの息吹を感じます。
 この春社会人になった人、
 進学した人、進級した人、
 定年になった人などさまざまですが、
 それでも誰もが新しい日々に胸躍らせているのではないかな。

     名を呼べば視線まつすぐ入学児        鷹羽 狩行

 昨年は久しぶりに
 NHKの英語講座に挑戦しました。
 選んだのは「中学生の基礎英語 レベル1」。
 「中学1年生」あたりのレベルのラジオ講座です。
 実はこの講座を1年間やり遂げたのですが、
 どうも途中から聞き流していて、
 気がつけば講座内のスキットさえ聞き取れなくなりました。
 やっぱりやるなら
 じっくりまじめにしないといけません。

 それでも、テキストだけは12冊購読したことだけでも
 人生の中では一歩前進、と
 自分をなぐさめています。
 そして、今年は無謀にも
 「中学生の基礎映画 レベル1」よりも
 難易度レベルをひとつかふたつ上げて
 ラジオ講座「英会話タイムトライアル」に挑戦します。

  

 この番組は、
 日常会話をテンポよくスムーズに話せるようにトレーニングする番組。
 月曜から金曜まで毎日ありますが、
 こちらは「中学生の基礎英語」より5分短い、
 10分の講座。
 講座時間の短さで選んだでしょ、なんて言われないように
 頑張りたい(と思います)。

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   夢を膨らませる時期、力を蓄える時期、人生を振り返る時期…。
   書物は、人生の様々な局面に応じて知恵や勇気や癒しをくれます。

 これは、2013年元旦の朝日新聞朝刊に載った
 新潮社の広告の一節です。
 はて、そうならば
 自分は人生のどんな時期にいるのだろうかと
 少し考えてみました。
 「人生を振り返る時期」ならと、
 自身の本棚に並んだいくばくかの本の背表紙を見、
 「夢を膨らませる」にはもう老いたかと思いつつ、
 それでも新刊本の記事にアンテナをはっている。
 ありがたいことに、
 本はいくつになっても飽きさせるということはありません。

 その新潮社の広告の惹句が

   いつだって、出会ったときが最新刊。

 その感じ、よくわかります。

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 写真で並べたのが、
 光文社の広告。
 スヌーピーのコミックから。

   「本がすべてじゃない」と書いてある本。
   本って、やっぱり深い。

 その感じも、よくわかります。

 ならば、これはどうでしょう。
 集英社の広告。

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   もっと もっと おもしろく。

 やっぱり、本は面白くないと。
 でも、面白いというのはどういうことなのか。
 それは、心を揺さぶられるということだと
 私は思います。

 だから、小学館

   信じてみよう。

 に行きつきます。

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 信じてみよう、本の力を。
 信じてみよう、人間の心を。

 そんなことを考える時期なのかな、
 いまの私は。

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                明けましておめでとうございます  

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 コロナ禍の行動規制のない、3年ぶりのお正月。
 もうそんなになるのかという思いと
 またぞろ増加している感染拡大への不安。
 コロナとともに生きるしては
 まだそんなに余裕があるわけではない。

 昨年(2022年)12月、
 暮れもおしせまった21日の朝日新聞朝刊に
 評論家の川本三郎さんの寄稿文が載っていた。
 タイトルは「思い出して生きること」。
 2022年に78歳になった川本さんは2007年に
 奥さんを癌で亡くされた。
 「14年間なんとか生きている。悲しみや寂しさと共にあったからではないか
 と綴っている。
 その寄稿文の最後にこうある。
 「年を取ることの良さのひとつは、「思い出」が増えることだろうか。
 そして、こう書いて締めくくった。

    思い出は老いの身の宝物である。

 私は今年68歳になる。
 老いというには早すぎるかもしれない。
 けれど、川本さんの思いはよくわかる。
 今年一年、また新しい「思い出」を増やす時を重ねる。

 今年は卯年
 『歳時記』を開くと「初卯」という季語を見つけた。
 正月最初の卯の日のこと。またはその日に神社に詣でること。

    前髪に初卯戻りの御札かな       高田 蝶衣

 いい句と比べようもないが、
 今年の年賀状にいれた私の一句。

    年賀状ときに俳句のひとひねり

 どうもいけない。
 いくつになっても、ひとひねりのままだ。

 今年はどんな年になるのだろう。
 どんな本に出会えるだろう。

 本年も
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 大晦日になると
 思い出す光景があります。
 紅白歌合戦が始まってもまだ家じゅうの掃除などしていた
 母親の姿です。
 着物好きだった母親に
 着物をきた女性歌手、昔はそんな歌手が何人もいました、が出てくると
 お母ちゃん、島倉千代子さん出たよ、早く見ないと、と
 声をかけたものです。
 もう60年も前のことです。

    除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり        森 澄雄

 先日発表された
 2022年のベストセラーの1位
 和田秀樹さんの『80歳の壁』。
 ちなみに和田さんは『70歳が老化の分かれ道』という本も書いていて
 こちらも第8位。
 こういう本の読者というのはおいくつぐらいなのかな。
 やはり10歳ぐらい、書名より若い人が読んでいるような気がします。
 『80歳の壁』なら70歳前後の人とか。
 やはり、自分の未来に不安がありますもの。
 文芸書ではいっているのは、
 本屋大賞受賞作逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』(第5位)だけというのも
 さびしいもの。

 私の今年のベスト1は、
 小池真理子さんの『月夜の森の梟』。
 今年の2月3日に紹介した1冊。

  

 愛する人を亡くしたあと、人はどう生きていくのか
 小池真理子さんの静かな文章が印象的な一冊でした。
 
 今年読んだ本は213冊
 どうしても記憶に残るというと
 直近のものとなりがちなので
 月ごとに印象に残った本を書き留めるようにしています。
 平野レミさんの『おいしい子育て』や朝井まかてさんの『ボタニカ』、
 『橙が実るまで』という一冊に誘われて
 田尻久子さんの本を何冊も読んだ年でもありました。

 今年も1年間
 ブログを訪ねてくださり
 ありがとうございました。

 皆さん、よい新年をお迎えください。

 来年も本のある豊かな生活であることを願って。

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