01/02/2023 恒例 元旦の新聞から - 2023年 日に新た

夢を膨らませる時期、力を蓄える時期、人生を振り返る時期…。
書物は、人生の様々な局面に応じて知恵や勇気や癒しをくれます。
これは、2013年元旦の朝日新聞朝刊に載った
新潮社の広告の一節です。
はて、そうならば
自分は人生のどんな時期にいるのだろうかと
少し考えてみました。
「人生を振り返る時期」ならと、
自身の本棚に並んだいくばくかの本の背表紙を見、
「夢を膨らませる」にはもう老いたかと思いつつ、
それでも新刊本の記事にアンテナをはっている。
ありがたいことに、
本はいくつになっても飽きさせるということはありません。

いつだって、出会ったときが最新刊。
その感じ、よくわかります。

写真で並べたのが、
光文社の広告。
スヌーピーのコミックから。
「本がすべてじゃない」と書いてある本。
本って、やっぱり深い。
その感じも、よくわかります。

集英社の広告。

もっと もっと おもしろく。
やっぱり、本は面白くないと。
でも、面白いというのはどういうことなのか。
それは、心を揺さぶられるということだと
私は思います。

信じてみよう。
に行きつきます。

信じてみよう、本の力を。
信じてみよう、人間の心を。
そんなことを考える時期なのかな、
いまの私は。

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01/01/2023 2023年の年のはじめに




もうそんなになるのかという思いと
またぞろ増加している感染拡大への不安。
コロナとともに生きるしては
まだそんなに余裕があるわけではない。

暮れもおしせまった21日の朝日新聞朝刊に
評論家の川本三郎さんの寄稿文が載っていた。
タイトルは「思い出して生きること」。
2022年に78歳になった川本さんは2007年に
奥さんを癌で亡くされた。
「14年間なんとか生きている。悲しみや寂しさと共にあったからではないか」
と綴っている。
その寄稿文の最後にこうある。
「年を取ることの良さのひとつは、「思い出」が増えることだろうか。」
そして、こう書いて締めくくった。
思い出は老いの身の宝物である。
私は今年68歳になる。
老いというには早すぎるかもしれない。
けれど、川本さんの思いはよくわかる。
今年一年、また新しい「思い出」を増やす時を重ねる。

『歳時記』を開くと「初卯」という季語を見つけた。
正月最初の卯の日のこと。またはその日に神社に詣でること。
前髪に初卯戻りの御札かな 高田 蝶衣
いい句と比べようもないが、
今年の年賀状にいれた私の一句。
年賀状ときに俳句のひとひねり
どうもいけない。
いくつになっても、ひとひねりのままだ。

どんな本に出会えるだろう。
本年も
「本のブログ ほん☆たす」を
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12/31/2022 年送る ー 2022年のベスト本

思い出す光景があります。
紅白歌合戦が始まってもまだ家じゅうの掃除などしていた
母親の姿です。
着物好きだった母親に
着物をきた女性歌手、昔はそんな歌手が何人もいました、が出てくると
お母ちゃん、島倉千代子さん出たよ、早く見ないと、と
声をかけたものです。
もう60年も前のことです。
除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり 森 澄雄

2022年のベストセラーの1位が
和田秀樹さんの『80歳の壁』。
ちなみに和田さんは『70歳が老化の分かれ道』という本も書いていて
こちらも第8位。
こういう本の読者というのはおいくつぐらいなのかな。
やはり10歳ぐらい、書名より若い人が読んでいるような気がします。
『80歳の壁』なら70歳前後の人とか。
やはり、自分の未来に不安がありますもの。
文芸書ではいっているのは、
本屋大賞受賞作の逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』(第5位)だけというのも
さびしいもの。

小池真理子さんの『月夜の森の梟』。
今年の2月3日に紹介した1冊。
愛する人を亡くしたあと、人はどう生きていくのか
小池真理子さんの静かな文章が印象的な一冊でした。

どうしても記憶に残るというと
直近のものとなりがちなので
月ごとに印象に残った本を書き留めるようにしています。
平野レミさんの『おいしい子育て』や朝井まかてさんの『ボタニカ』、
『橙が実るまで』という一冊に誘われて
田尻久子さんの本を何冊も読んだ年でもありました。

ブログを訪ねてくださり
ありがとうございました。
皆さん、よい新年をお迎えください。
来年も本のある豊かな生活であることを願って。

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12/04/2022 今日はブログの14回めの誕生日です。

このブログの14回めの誕生日です。
いつも読んでくれている皆さん、ありがとうございます。

今年は「村神様」。
ヤクルトスワローズの主砲、村上宗隆選手の活躍を
ファンの皆さんがこう呼んで称賛した言葉。
ちなみに、今日本中が歓喜にわいている
サッカーW杯での長友佑都選手の「ブラボー!!!」は
残念ながら今回の選考には間に合いませんでした。

憶えていますか。
私は全然覚えていませんでした。
調べると、「アラフォー」と「グ~!」。
言葉として「アラフォー」は今でも使われていて、
私たちの生活に定着しました。
一方の「グ~!」はまさに流行語の運命をたどっていますが、
この言葉を聞くと、そういえばと時代を思い出させる力があります。

すべて覚えていませんし、
どんどん忘れていますが、
ブログのおかげで、読み返すと、
この時にはこんなことを思っていたんだと
振り返ることができます。
もし、それが私だけでなく、
そういえばこの本の話はあのブログに書いてあったなと
誰かが一人でも思い出せてもらえたら
こんなに幸せなことはありません。
いい本と出会えることを願って。
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07/05/2022 お気に入りの文庫本に出会えたらいいな - 夏の文庫フェア始まる

猛暑がつづいていて
早く夏休みにならないかと思っている
子供たちも多いでしょうね。
本屋さんに行くと
一足お先に
恒例の夏の文庫フェアが始まっています。


それにあわせて
「新潮文庫の100冊」の広告がでていました。
それは
この夏、100冊を読む100の理由。
と題されていて、
長文の「理由」をよく読むと
100冊の本の紹介になっていたりします。
例えば、
…美術ってミステリーなんだとハッとしたり、檸檬に見惚れたり、
心が疲れた時のお守りになったり、…
みたいに続いていきます。
本屋さんに行けば
無料の小冊子がおいてありますから、
どの文章がどんな本のことを書いたものなのか
調べてみるのも面白そう。
ちなみに、
上にあげた例でいうと、
最初が『楽園のカンヴァス』(原田マハ)、
次が『檸檬』(梶井基次郎)、最後が『こころの処方箋』(河合隼雄)だと
思います。

新潮文庫が「想像力の旅に出よう。」、
角川文庫が「新しい扉が、ここにあるよ。」、
集英社文庫が「夏の行き先は、本がきめる。」
あなたのお好みはどれでしょうか。
私はどれも個性があって気に入りました。

100冊を読むのはなかなか難しいでしょうが、
各文庫からそれぞれ一冊ずつでも
読んでみるのもいいかもしれません。

本屋さんで各文庫の小冊子をゲットしましょう!

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