今日は二十四節気のひとつ、
 小暑
 ここからいよいよ夏本番という頃。
 本屋さんに行くと
 今年も並びました、「夏の文庫まつり」。
 小暑と関係ないとは思いますが
 今ではすっかり夏を告げる光景として定着しました。
 これが始まると
 夏休みが近いんだなあって
 思います。

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 まずは、
 今年キャクターを一新した集英社文庫から。
 キャラクターは、本を読むネコ「よまにゃ」。
 キャッチ・コピーは

    ひとりの時間を、ひとりじめ。

 いいですね。

    ひとはときどき、繋がりすぎる、と思う。
    誰かと一緒もいいけれど、
    ひとりを楽しむぜいたくだってある。

 この「よまにゃ」、
 イラストレーターのNoritakeさんが手がけたもので
 集英社文庫夏目漱石吾輩は猫である』のカバーは
 この夏限定のNoritakeさんバージョン。
 集英社文庫では
 この夏1冊買うと「よまにゃ」ブックカバーがもらえます。

 つづいては
 おなじみ「新潮文庫の100冊」。
 キャラクターは小さなロボット、「キュンタ」。
 それはいいんですが、
 今年も井上ひさしさんは100冊からもれてます。
 大江健三郎さんもありませんし、
 開高健もない。
 いくら時代が変わったといっても
 それでいいのかと思ってしまいます。
 新潮文庫は老舗だからこそ
 新しいものだけでなく、
 残すものはしっかり残して欲しい。

 最後は角川文庫の「カドフェス」。
 広瀬すずさんと菅田将暉さんという
 人気者の登場です。

    もしも本がなかったら
    ただの夏だった。

    もしも本がなかったら
    なにも変わらぬ自分だった。

 青春っぽい作品を並べましたね。
 こちらも買えば
 ブックカバーがもらえます。

 そういえば
 新潮文庫は一冊買うと
 「二つおりキュンタしおり」がもらえます。

 この夏、
 どの文庫、読む?

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 出版社のPR誌は
 単なる自社の出版広告だけでなく
 最近では連載小説など充実している紙面が多い。
 出版社ごとのPR誌を並べてみると
 岩波書店が「図書」、
 新潮社が「」、
 講談社が「」、小学館が「本の窓」、KADOKAWAが「本の旅人」などである。
 そして、集英社が「青春と読書」。
 その「青春と読書」の5月臨時増刊号が

    集英社文庫創刊40周年記念号

 になっている。

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 集英社文庫が創刊されたのが
 1977年5月20日。
 その時の点数が31点というから
 いっきに攻勢をかけたのだろう。

    晴れた眼で、読め。

 というのが、創刊時のキャッチコピー。
 その時、
 私は22歳。
 まだ大学生でしたが、その時のラインナップウをよく覚えている。
 時にアラン・シリトーの『長距離ランナーの孤独』とか
 石川淳の『普賢』とか。
 1冊ぐらいは買ったかもしれない。

 それから40年、
 およそ6000点の作品が刊行されたというのですから
 りっぱに文庫本の老舗になりました。
 この「青春と読書」では
 美しい図版による「集英社文庫クロニクル 1977-2016」が
 載っている。
 きっとかつてあなたが手にした
 集英社文庫が見つかるかもしれない。
 そういえば、
 開高健の『オーパ!』も
 1981年刊行の集英社文庫
 今でも私の本棚にしっかりと並んでいる。

  

 40周年を迎えた集英社文庫であるが
 これを機会に
 新しいキャラクター「よまにゃ」が登場。
 明日から7月で
 夏休み前の夏の文庫フェアも
 熱い戦いになりそうだ。

 なお、この「青春と読書」、
 本屋さんで無料でもらえる。
 いそいでください。

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 先日少し書きましたが
 6月10日の土曜日に
 JPIC読書アドバイザークラブ(通称 JRAC ジャラック)の
 第24回めの総会が
 埼玉県川口市で開催されました。
 先日も書きましたが
 このクラブは
 JPIC読書アドバイザーの講座の修了生の人たちが
 集まってできていて、
 年1回総会が開かれています。
 その開催地はできるだけ各地の支部持ち回りにしようと
 なっているようで
 今年は埼玉が選ばれたそうです。
 ちなみに来年は福岡だとか。

 私がJPIC読書アドバイザーの講座を修了したのが
 2016年の春で
 23期生になります。
 その年の秋くらいから
 埼玉支部の読書会に参加させて頂き、
 あららという間に
 総会の準備チームになっていました。
 準備といっても
 私は新人ですから
 お手伝いするだけで
 今回の会場選びも
 さいたま市にしようかとしたのですが
 公共の施設には何度も落選し、
 ようやく川口の会場に決まりました。

 総会はともかく
 そのあとの記念講演をどうするのかも
 埼玉支部のメンバーで決めていきました。
 メンバーが選んだのが
 埼玉県川越市在住の谷英美さんの朗読と講演、
 しかも内容は金子みすゞですから
 読書アドバイザーの皆さんにも
 楽しんでもらえたと思います。
 講演のあとの質疑応答では
 金子みすゞを読めといったおばあちゃんの話とか
 同じ頃にいたもう一人のみすゞさんの話とかが出て
 え! え! と、びっくりしてしまいました。

 会場の外では
 埼玉支部のメンバーが選んだ「おススメ埼玉本」の
 展示を行いました。

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 本が集まらなかったらどうしようかと
 心配していたのですが
 思った以上に埼玉本が集まって
 さすが本好きの人たちは違うなと
 感心しました。
 ちなみに
 私の「おススメ埼玉本」は
 石井桃子さんの『幼ものがたり』。

 翌日の日曜日は
 希望者だけでしたが
 川越おもてなしツアーにも行ってきました。

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 天気もよかったし
 ガイド役をお願いしたメンバーの案内もよかったし
 楽しい1日を過ごせました。

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 文庫本のはじまりといっても
 色々な説があるが
 よく聞くのが
 ドイツのレクラム文庫に範をとって創刊されたという
 岩波文庫がはじまりという説。
 創刊は1927年7月。
 今でも岩波文庫にはこの年に岩波茂雄によって書かれた
 「読書子に寄す -岩波文庫発刊に際してー」という
 格調高い刊行の辞が載っている。
 つまり、
 今年岩波文庫は創刊90年を迎えるのである。

 それにあわせて
 岩波文庫編集部では各界を代表する著名な人に
 「岩波文庫で心に残るものを3冊教えてください」と
 アンケートを出したそうです。
 回答のあったのが228通、
 それらをまとめて「図書」の臨時増刊として
 まとめたのがこの小冊子。

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 どんな人が回答を寄せたかというと
 大企業の経営者や
 大学の先生、
 作家や評論家、
 昔風にいえば岩波好みの文化人の皆さん。
 そして、そんな人たちがどんな岩波文庫を選んだかというと
 実に多彩。
 ただ順位などは掲載されていないところが
 奥ゆかしい。

 夏目漱石の『こころ』かな
 なんて想像したが、
 選んでいるのは仏文学の西永良成先生だけ。
 マックス・ウエーバーの『職業としての学問』を推薦する人が多いのは
 さすがに岩波文庫らしい。

 この「図書」の裏表紙の写真がこちら。

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 こんなふうに
 岩波文庫が並んだ本棚って
 見ているだけで
 尊敬しちゃうな。

 ちなみに
 岩波文庫は帯の色でジャンルを分けていて
 青が日本思想や東洋思想やもろもろ
 黄が日本の古典文学
 青が日本の近現代文学
 赤が海外文学
 そして白が政治や経済となっている。

 もし私なら
 正岡子規の三大随筆
 『墨汁一滴』『病床六尺』『仰臥漫録』の三冊を
 あげるかな。

 この「図書」臨時増刊は
 本屋さんでもらえますが
 早めにどうぞ。

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 とかく埼玉県
 ダサイタマとか何もないとか言われますが
 なかなかどうして
 そんなことはない。
 そこで
 少しづつ春めいてきた2月の最後の日、
 いつもの高校時代の友人と
 小江戸・川越の蔵の街の散策と
 越生(おごせ)梅林に行ってきました。

 まずは川越
 いまや横浜からも電車一本で来れる観光地です。
 蔵づくりの街並みが
 江戸時代の風情を残しています。
 これが有名な時の鐘。

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 その近くにある陶路子(とろっこと読みます)というお店で
 川越名物さつまいものミニ懐石
 頂きました。

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 このお店、
 陶舗やまわという店の一角にあって
 かわいい陶器も置いています。
 こちらがやまわの全景。

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 りっぱなものです。
 しかも、ここのご主人、
 あの「ブラタモリ」の川越編にも登場された方。
 いいお店でした。

 ランチも終わって
 友人の車に乗せてもらって一路
 越生梅林に向かいます。
 梅林といえば
 なんといっても水戸の偕楽園
 そのほかにも関東の三梅林のひとつに
 この越生梅林があげられています。
 この梅林は
 南北朝時代に大宰府より天満宮を分祀した際に
 梅を植えたのが起源とか。

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 そこで一句詠みました。

    菅公や越生の梅も遺しけり     夏の雨

 ここで獲れた梅干しは
 江戸に運ばれていったそうですから
 当時から梅の産地として有名だったのでしょうね。
 ここの梅林への入園料は
 300円ですが
 まさに今が盛りで
 じゅうぶんおつりがきます。

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 梅林の中では
 地元の婦人会の皆さんが
 おそろいの白い割烹着で
 梅干しとか甘酒とかを
 販売されています。

 行ったのが平日でしたが
 観梅の人がたくさん出ていました。
 何よりも
 天気がいいのが一番のごちそう。

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 愉しい一日でした。

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