いよいよ今日、
 第158回芥川賞直木賞が発表されます。
 さて、どんな作品が新しい光を浴びるのでしょうか。
 その前に
 先日発表された「2017年 第91回キネマ旬報ベストテン」について
 少し書いておきます。

 今回の日本映画のベスト1
 「映画夜空はいつでも最高密度の青色だ」、

  

 外国映画のベスト1
 「わたしは、ダニエル・ブレイク」。
 ベストテンの作品で私が観たのは
 日本映画にはなくて
 外国映画では
 6位に入った「沈黙―サイレンスー」と
 10位の「ラ・ラ・ランド」だけでした。

 ところが
 文化映画部門で1位になった
 「人生フルーツ」を
 今年になって
 日本映画専門チャンネルで観ました。
 これがとてもよかった。
 去年の第90回でも
 文化映画部門の1位の「ふたりの桃源郷」が
 とってもよく、
 この「人生フルーツ」も
 どちらかというとよく似た味わいの作品。
 90歳の夫と
 87歳の妻の
 静かな暮らしぶりを追いかけた
 ドキュメンタリー映画。

    風が吹けば、枯葉が落ちる。
    枯葉が落ちれば、土が肥える。
    土が肥えれば、果実が実る。
    こつこつ、ゆっくり。
    人生、フルーツ。

 作品の中で
 何度も繰り返される言葉です。
 樹木希林さんが静かに
 ゆっくり語ってくれます。

 この作品は単に老夫婦の姿を描いているだけでなく
 戦後の日本の急成長の中で
 取りこぼしてきたものが
 声高でなく
 そっと静かに語られています。

 文化映画ですから
 なかなか鑑賞する機会は少ないですが
 もし
 あなたの街で上映があるようでしたら
 観て下さい。
 とっても、いい映画です。

 そのことをいいたくて。

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 昨年の暮れ
 出版業界にまた激震が走った。

    漫画単行本 売り上げ激減 出版物市場規模ピークから半減

 毎日新聞の12月25日の記事だが
 それによると
 「出版界を支えてきた紙の漫画単行本の売り上げが、
 前年比約12%減とかつてないほど落ち込んでいる
」ということだ。
 では、漫画そのもののブームに陰りかといえば
 年末に東京ビッグサイトで開催された
 コミックマーケットでは
 来場者であふれかえっていた。
 つまり、出版界は
 新しい漫画を創造できていないのではないか。

 そんなことを
 元旦の朝日新聞
 恒例の出版社の広告を見て思った。
 それが小学館の「ビッグコミック」の広告。

    「大人の鑑賞にたえるコミック誌を」
    そんな思いから創刊されたビッグコミックは。
    今年で50周年。


 そうか、「ビッグコミック」はもうそんなに年を重ねたかという思いは
 シニア世代なら持つのではないか。
 あの当時、漫画は元気だった。

    大人のワクワクを、これからも。

 そうあって欲しいと願うのは
 私だけではないと思う。

 今年の広告で何といっても
 目をひいたのが
 集英社の広告。

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    あなたの個性は、
    みんなの可能性だ。

 このコピーの下に
 朝井リュウさんとか北方謙三さんとか並んでいるが
 日本経済新聞では
 同じコピーながら
 並んでいる人が違うという
 粋な広告。
 ちなみに日本経済新聞では
 セブンティーンモデルとかが並んでいるが
 経済と美少女はどんな関係なのだろう。

 そして
 今年も堂々としているのが
 岩波書店

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 もうすぐ発売される「広辞苑第七版」を
 前面に押し出し、
 
    もっと対話を

 そのためにも
 ボロボロになるまで広辞苑を引いて下さいと
 あります。

 新潮社
 塩野七生さん。
 講談社
 山中伸弥教授。
 それでも全体的に出版社の広告も
 元気が感じられなかった。
 むしろ、目をひいたのが
 Panasonicの広告で
 創業者松下幸之助の「この日この朝」という文章から引用。
 その一節にこうある。

    ことしは去年のままであっては
    ならないということ。
    きょうは昨日のままであっては
    ならないということ。
    そして明日はきょうのままであっては
    ならないということ。
    万物は日に新た。
    (中略)
    そんな新鮮な心を持ちつづけたい。
    そんな思いで、この日この朝を迎えたい。

 2018年の元旦に
 いい文章にめぐりあえた。

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01/01/2018    2018年の年のはじめに
                    明けましておめでとうございます 
          
                    nenga_tpl_fo_025_convert_20171230162440.jpg

 今年年賀状にいれた俳句。

    ふるさとは白き丸餅雑煮かな

 私の故郷大阪では
 白みそを使った雑煮です。
 餅は丸餅。
 子どもの頃は
 10個以上食べたと思います。
 最初竈の火を使うのは男の役目だったようで
 毎年父が雑煮をこしらえてくれました。
 祝箸には
 それぞれの名前が書かれていて
 決められた席で
 おせちを祝います。
 男兄弟三人だったので
 元旦のおせちで日本酒を一升呑んだこともありました。
 もう
 遠い昔です。

 最近思うことは
 かつて読んだ本棚の本を
 もう一度読むことはあるだろうかと
 いうこと。
 新しい本との出会いは貴重だし
 これからも大切にしたいけれど
 かつて出会った本を
 もう一度読み直すことも
 やっていきたい。

 古い本を開けば
 そこに遠い昔の自分を見つけることが
 できるかもしれない。

 どんな一年になるか
 わからないけれど
 今年のおわりには
 いい一年だったと思える年に
 したいものです。

 本年も
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 今日は大晦日

    漱石が来て虚子が来て大三十日    正岡 子規

 正岡子規のこの俳句の「大三十日」は
 これで「おおみそか」と読む。
 2017年は
 漱石子規も生誕150年で
 せっかくだからと
 漱石子規の作品を読んだ人も
 多かったかもしれません。
 そんな今年の漢字は
 「」でした。
 北朝鮮の問題とか九州北部豪雨とか
 競馬のキタサンブラックとか
 確かにそういえば「北」の話題がたくさんありました。

 今年一年を振り返って
 やはり一番驚いたのが
 葉室麟さんの逝去でした。
 今年も葉室麟さんの作品を8冊も読んでいました。
 これから
 新しい作品を読めないのは
 寂しい。

 そんな私が2017年に読んだ本は
 253冊
 冊数的にはそうでもありませんが
 自分では読むことへの集中度が
 落ちているように感じた年でもありました。

 今年のベスト1
 山本周五郎の『小説日本婦道記』。

  

 今年の新刊でもない本を
 今年のベスト1に選ぶのは
 少し躊躇しましたが
 いいものはいいとしか
 いえない。
 そして、
 この作品は今年の元旦の新聞で
 葉室麟さんが山本周五郎の作品ベストワンにあげていて
 それがきっかけに
 読んだことを思い出しました。
 山本周五郎から葉室麟さんへ。
 そうやって
 読書の世界はつながっていくのでしょうね。
 あらためて
 葉室麟さんには感謝をしたい。

 そのほかの本では
 佐野洋子さんの文章を紙芝居風に仕上げた『ヨーコさんの言葉』、
 楠木新さんの『定年後』、稲盛和夫さんの『考え方』などが
 印象に残ります。
 それになんといっても
 かこさとし(加古里子)さんの本。
 『未来のだるまちゃんへ』や『からすのパンやさん』は
 今頃になって夢中になるのが
 恥ずかしいくらい。
 山本周五郎にしてもかこさとしさんにしても
 まだまだ出会っていない作家さんや作品が
 いっぱいあるということですね。

 映画の話をすると
 先日「スターウォーズ」の新作「最後のジュダイ」を
 観てきましたが
 160本の映画を観ました。
 なんといっても
 「ラ・ラ・ランド」はよかったですね。

  

 好きな読書に
 好きな映画。
 それに愉しい菜園生活。
 まさに定年道をまっしぐらな一年でした。

 このブログを
 今年も一年間毎日読んでいただいて
 ありがとうございました。

 皆さん、よい新年をお迎えください。

 そして、来年も
 本のある豊かな生活でありますように。

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12/01/2017    今日は手帳の日
 今日12月1日は
 手帳の日だそうです。
 今使っている手帳にも
 ちゃんと

    1年の振り返りと来年の手帳の準備をおすすめします。

 と書いてある。
 そりゃ、今使っている手帳が日本能率協会のもので
 手帳の日を今日に決めたのも
 そこなのですから。

 ところが
 今回来年の手帳を
 日本能率協会のものから
 「手帳は高橋」の高橋書店のものに変えました。

   

 今使っている手帳のタイプは
 定年前からずっと使っていて
 かれこれ20年近くなります。
 定年を機会に
 カジュアル版に変えましたが
 中身は同じ。
 とってもなじんで
 何の不満もありません。

 それが来年の手帳を選ぶ際に
 ちょっと浮気をしてしまいました。
 少し横幅が広い。
 日曜日から始まる。
 そのあたりが違う。
 決め手は横幅。
 手帳というよりミニノート感覚かな。

 なにしろ
 今日から12月。
 今年もあと1ヶ月。
 どんな手帳であっても

   1年の振り返りと来年の手帳の準備をおすすめします。

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