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プレゼント 書評こぼれ話

  社会が新型コロナウイルス一辺倒になって
  最近まで就職戦線は
  学生の売り手市場優先だったのが
  ここにきて
  怪しい暗雲の広がりを感じます。
  これから
  就職活動に入る皆さんには
  しっかりと頑張って
  自分の夢を実現させてもらいたいものです。
  今日紹介する
  矢部潤子さんの『本を売る技術』は
  書店に就職を希望している人だけでなく
  仕事に対する向き合い方も書かれているので
  就活する皆さんに
  読んでもらいたい一冊です。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  いい書店員がいる本屋さんの見つけ方                   

 ここ何年かのことだが、本屋さんや図書館に行くと、陳列棚に表紙の面を向けて本が並んでいるのをよく見かけるようになりました。
 あれは業界用語で「面陳」と言っているようですが、以前は本屋さんの陳列は「平積み」か「棚差し」がほとんどでした。
 「面陳」が増えたのは、本屋さんの売上が下がってお店の在庫を減らさなければならなくなったという要因もあったといいます。
 けれど、私は「面陳」は決して嫌でもないし、悪いとも思っていません。
 そもそも「平積み」の陳列方法もそうですが、本というのはもちろん内容が大切ですが、表紙だって購買意欲を駆り立てる要素です。
 在庫を絞って、その分「面陳」を増やし、本(商品)を手に持ってもらう。
 経営が厳しい「まちの本屋さん」ほど「面陳」をすべきだと思うのですが。

 ところが、この本で「本の雑誌社」営業部の杉江由次さんのインタビューを受けている、カリスマ書店員だった矢部潤子さんは「面陳」が嫌いだといいます。
 その最大の理由が「面陳」すると、本を傷めるというのだから、さすが本への愛が半端ではありません。
 なので、この本ではもし「面陳」をするのであれば、こうして本を置きなさいとイラスト付きで解説をしてくれてます。。
 「本を売る技術」というタイトルに違わない「技術」の開陳です。

 矢部さんの経歴は1980年の芳林堂書店を皮切りにパルコブックセンター渋谷、リブロ池袋店と36年間売場で本を売り続けたとあります。
 そういう人だけに平台への並べ方、作業の割り付けなど細かいところに目が届くでしょう。
 いい書店員がいる本屋さんの見つけ方は、やはり棚の陳列のような気がします。
  
(2020/03/19 投稿)

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  今日は
  ビジネス戦略コンサルタントの鈴木博毅さんの
  『3000年の叡智を学べる 戦略図鑑』という
  本を紹介します。
  この本は
  いつものように著者の鈴木博毅さんからの
  献本です。

  鈴木博毅さん、いつもありがとうございます。

  この本は今までの鈴木博毅さんの本と違って
  とても読みやすいので
  高校生あたりでも十分読めるし、
  むしろ若い人が
  経済や経営の「入門書」として
  読むのに適しているように
  思います。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  この本を読めば評価アップかも?                   

 この本のタイトルにある「3000年の叡智」っておかしいと思いませんか。
 まだ2020年なのにサバを読んだな、と思った人もいるかもしれませんが、この本の最初に紹介されている「孫子の兵法」は、紀元前500年頃の中国で著された『孫子』のことですから、四捨五入で「3000年」ということになります。
 つまり、人類というのは3000年という長きにわたって営々と「戦略」を考え、それを実践したことになります。
 その多くは戦争という争いの中で生まれてきたのも事実です。
 そして、その戦争で切磋琢磨された「戦略」が今度は経済活動に組み込まれていく。
 つまりは勝者がい、敗者が生まれるわけです。
 勝者になるためには漠然とした経済活動ではなく、明確な「戦略」を持って経営に携わらなくてはならない。
 多くのビジネスマンが「戦略」を学ぶのはそういう理由からでしょう。

 この本はビジネス戦略コンサルタントの鈴木博毅氏が、今まで登場してきた「戦略」をユーモラスなイラストとともに簡潔に紹介した「戦略」の「超」入門書です。
 もちろんこの本でその戦略が理解できることはありません。
 これは「超」入門書ですから、気になった「戦略」があれば巻末に掲載されている「文献」を紐解くしかありません。
 もっとも上司先輩同僚などと話していて、「ああ、その戦略はこういうことで…」ぐらいの教養(見栄っ張り)には役立ちかもしれません。
  
(2020/01/25 投稿)

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  今年も残り少なくなってきました。
  今年もたくさんの有名人が
  亡くなりました。
  なんといっても残念なのが
  イラストレーターの和田誠さん。
  私にとっては大きな人でした。
  政治家でいえば
  11月29日101歳で亡くなった
  中曽根康弘さん。
  現役の頃はタカ派のイメージが強かったですが
  亡くなったあとのコメントでは
  概ねいい政治家だったというものが多かったように
  思います。
  今日紹介する
  『打たれ強く生きる』を書いた
  城山三郎さんが亡くなった際のお別れの会にも
  中曽根康弘さんは出席しています。
  中曽根康弘さんの魅力とは
  そういうところにあったのかもしれません。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  城山三郎という「羅針盤」                   

 経済小説の開拓者ともいわれる城山三郎が『輸出』で文学界新人賞を受賞したのは1957年で、79歳で亡くなったのが2007年であるから、作家人生はほぼ半世紀といっていい。
 「日経流通新聞」に1983年に連載された、このビジネスマン向けのエッセイはほぼ城山の大きな作品が上梓されて経済小説の作家としての地位がほぼ確立していた時期であろう。
 決して堅苦しい文章でなく、読みやすく、時には厳しい視線ながらそれでいて温かく包みこんでくれるエッセイに、どれだけ多くのビジネスマンが勇気づけられたことだろう。

 このエッセイが連載されていた1983年は城山を愛してやまなかった中曽根康弘内閣の頃で、戦後最長と当時いわれた不況がようやく終わりを告げた年でもある。
 あの人気朝ドラ「おしん」が放映されたのもこの年である。
 時代はまちがいなく上向きであっただろうが、城山のこれらのエッセイから感じるのは単に鼓舞するだけではないということだ。
 例えば、城山が描いた『黄金の日日』のルソン助左衛門の生きる姿をこう表現している。
 「彼は、人生には第三の道があることを信じ、第三の道に生きた男でもあった」。
 そして、「どんな事態にも、第三の道がある」のだから、「人生にも新しい風がふぃてくるのではないか」と結んでいる。

 城山はあの時代の「羅針盤」で間違いなくあったはずなのに、城山のいう「第三の道」を選ぶことなく、日本はバブル経済の道を突進していくことになる。
  
(2019/12/19 投稿)

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  斎藤孝さんといえば
  『声に出して読みたい日本語』を皮切りに
  次々とベストセラーを出している先生ですが
  今日紹介する
  『本は読んだらすぐアウトプットする!』の
  著者略歴に
  「著書発行部数は1000万部を超える」とあって
  驚きました。
  斎藤孝さんの著作をきっかけに
  古典や文学
  あるいは本全般が好きになったという
  読者も多いのでしょうね。
  この本も

    「書く」「話す」「伝える」力が
    いっきにつく55の読書の技法


  という副題がついているくらいですから
  参考になる技法が盛りだくさん。
  さっそく「アウトプット」してみては。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  これは「ビジネス本」に入るかな                   

 講演する人に昔聞いた話ですがが、聴衆が老若男女幅広い層というのが一番やりにくいといいます。
 同じ志向の人であればそちらの方向で話ができるが、志向が違えば話が多方面になって収拾がつきにくいのでしょう。
 本をどう読むか、さらには副題にあるように「書く」「話す」「伝える」力がいっきにつくというこの本の場合、著者は読者をどう設定したのだろう。
 その答えは冒頭に出てきます。
 よく読む本の傾向を尋ねるページが最初にあって、「ビジネス本」をよく読む人は「自分の能力を伸ばして仕事に役立てよう」とするタイプで読んだ本をスキルに変えることを、「小説・漫画」をよく読む人には、読んだ内容を忘れない方法を学べるとあります。
 つまりは、どちらのタイプでも大丈夫だというわけですが、文章のトーンはどちらかといえばビジネス志向。文章の端々に「仕事でうまくいくには」的な書き方があります。
 なので、この本は本好きの人というよりは「ビジネス本」に近いように思います。

 目次を読むと、さらによくわかります。
 「伝える力」「引用力」「雑談力」「文章力」「スキルアップ」「リーダーシップ」などの項目名が並んで、「ビジネス本」でよく見かけるような構成になっています。
 斎藤孝さんが親切なのはそれらの項目の時々で、本の紹介が入ること。それらの本のほとんどが古典というのもいいし、「ビジネス本」もカバーしているのも、想定した読者向けの選択です。

 読書をどう仕事に生かすか、そんな「ビジネス本」と割り切って読むのがいいと思います。
  
(2019/09/05 投稿)

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  稲盛和夫さんの名著
  『生き方』は国内で130万部、
  中国では300万部を突破した超ロングセラーだが、
  その本の出版社がサンマーク出版
  この本の後、よく似た三文字の本
  『働き方』『考え方』が出ているが
  これらはそれぞれ別の出版社での刊行。
  そして、満を持して
  サンマーク出版が6月に刊行したのが
  この本、
  『心。』です。
  稲盛和夫さんの教え(って書くと宗教臭くなりますが)は
  とてもわかりやすいのがいい。
  あまりにもスッと心に入ってしまうから
  だから何度でも読むのがいい読み方。
  もうすぐお盆休みという人も多いでしょうが
  その機会に読んでみるのもいいですよ。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  何度でも読んで、何度でも心揺さぶられる                   

 最近理不尽な事件が多い。
 何の罪もない人や子供たちが犠牲になる。そのことにやりきれない思いを感じる。
 一方、事件を起こした人の心の闇の深さに呆然となる。一体どのようにしてその心の闇は生まれたのだろうか。
 そんな時、京セラの創業者で現在名誉会長である稲盛和夫氏のこの本を読んだ。
 その冒頭にこうある。
 「人生で起こってくるあらゆる出来事は、自らの心が引き寄せたものです。」
 だから、「心に何を描くのか。どんな思いをもち、どんな姿勢で生きるのか。それこそが、人生を決めるもっとも大切なファクターとなる。」
 生きていくことは一筋縄ではいかない。
 稲盛和夫氏も今でこそ多くの賛辞を得ているが、そこに至るまでには多くの波乱があったことは、稲盛氏は多くの著作の中で書いている。
 そうして、たどりついた思いは、心が持っている強い力。
 誰もが稲盛氏になれるわけではないということはわかっているが、少なくとも稲盛氏が教えることを素直に聞くことが、人生を意味あるものにするのではないだろうか。

 稲盛氏はこの本で「人生の目的」をこう語っている。
 一つは「心を高めること」、これは魂を磨くことだという、そしてもう一つが「利他の心」で生きることだという。
 稲盛氏の著作は一度読んでそれで終わりではない。
 人は時に傲慢になり、怒り、欺こうとする。だから、何度も稲盛氏の著作を読んで、心をきれいに保つしかない。

 稲盛氏は最後に「いまどんなにつらい境遇にあるとしても、それにめげることなく、気負うこともなく、ただ前向きに歩んでいってほしい」と書いている。
 きっと多くの人の心に届く言葉であるだろう。
  
(2019/08/02 投稿)

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