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03/01/2009    書評:カラオケ秘史
プレゼント 書評こぼれ話

  今回の書評の中で書いた「百匹目の猿現象」について、
  もう少し補足しておきます。
  ほとんど、WEB百科事典のウィキペディアからですが。
  この言葉を私はある授業で聞いたのですが、何故記憶にあったかというと
  面白いネーミングだったからです。
  それが、今回の書評を書いていた時、ひょこっと浮かんできたというわけです。
  それでは、補足です。
  「百匹目の猿現象」というのは、
  ライアル・ワトソンという先生が言い出したことらしいのですが、
  宮崎県の幸島の一匹の猿がある日芋を洗うようになり、
  同じ行動が100匹めを超えた時に群れ全体に広がったというものです。
  そして、大分県の高崎でも同じ現象が起こったというのです。
  嘘だという説があるらしいんですが、
  本当らしく思えますよね。
  今回の「カラオケ」の発明なんか、そうでないと説明がつきにくいですよね。
  
カラオケ秘史―創意工夫の世界革命 (新潮新書)カラオケ秘史―創意工夫の世界革命 (新潮新書)
(2008/12)
烏賀陽 弘道

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sai.wingpen  マイクが来たなら 微笑んで                 矢印 bk1書評ページへ

 「あの曲は部長の十八番(おはこ)だから歌うなよ」。スナックの店先で課長からこっそり耳打ちされた時代が懐かしい。
 今でもそんな社会人マナー? が存在するのだろうか。
 普段なにげなく利用している「カラオケ」であるが、本書で改めてその歴史を振り返ると、「8トラックテープ」の「カラオケ」に百円硬貨を投入したことも、貨車のコンテナを利用した「カラオケボックス」も「通信カラオケ」とこれみよがしに看板書きされた居酒屋も、みんな経験してきたことであることに驚く。
 そして、あの時一緒に歌ったのはあの課の課長だったとか、隣の部署の同僚だとか、自身の社会人としての歴史にもダブるところがある。
 「カラオケ」が進化していくにつれて、仕事の責任も重くなっていったような気がする。
more open !?