03/19/2009 書評:スローライフ ―緩急自在のすすめ

筑紫哲也さんが岩波新書に書いていたのは知っていましたが、
まったく読む意識がありませんでした。
ちょうどこの本『スローライフ』が出版された頃は、
私は仕事に熱中していたものです。
実はこの本は先日紹介した『それでも会社を辞めますか?』と
対(つい)で読んでみたいと思って手にしました。
そして、思っていた以上に、「生き方」を考えさせてくれました。
働くということ、生活するということ、生きるということ、
それぞれはとても大切なことです。
しかし、流されるだけでは「もったいない」。
自分の意思で素敵に働くこと(決して独立を指すのではありません)、
自分の意思でよりよい生活をすること(お金だけではありません)、
自分の意思で強く生きること(他人ではなく自分の一生です)
が、大切ではないでしょうか。
本当にこんないい本を読み損ねていたのが残念ですが、
逆に考えれば、「無所属の時間」だから読めた一冊と思えば、
それも、また、良しかな。
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携帯型音楽再生機が普及し始めた頃、交通機関や公共場所での「音もれ」が社会問題になったことがある。それを「カシャカシャ」という擬音で表現したものだ。最近「癒し系」の音楽(特にクラッシック)などを聴いているのだが、それが「カシャカシャ」ではない音楽のテンポであることに気付く。
流行歌など聴かなくなって久しいが、彼らのリズミカルではあるけれど溢れんばかりの音量と速すぎるテンポについていけないのだ。
音楽の世界にモーツァルトが残ってよかった。
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