03/28/2009 横浜少年物語―歳月と読書 :書評

今回『横浜少年物語』の書評にも書いているように、
この本を読もうとしたきっかけは「本の話」を読みたかったからです。
本には色々なジャンルがありますが、
このブログのカテゴリーにもあるように「読書」に関する本も
たくさん出ていますし、
どうも私はそのカテゴリーの本が好きなようです。
本が苦手だという人は、そういう「読書」についての本を
案内書にして読むと、読書の幅が広がるように思います。
書評の中に書いた『昭和シネマ館』は以前このブログに
書評を書いていますので、
未読の方はぜひどうぞ。
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困った。
本書の副題に「歳月と読書」とあるのに、「身震いするほど本が読みたかった」という本好きには堪えられない宣伝惹句があるのに、なかなか「本の話」が出てこないのだ。困った。
作者の紀田順一郎は今までにも「読書」についての著作を数多く書いてきているので、この本では自身の少年時代の思い出とともに氏の「読書」経験も楽しめると期待していたのに、じれったいといったら、ありゃあしない。
やきもきしているうちに「第一部 戦時下の横浜少年」が終わり、「第二部 横浜少年の戦後」が始まる。それでも、「本の話」は出てこない。
ページがさらに進んで、ようやく「第二部」の「第二章」で、本の話「小学生の古書店まわり」にたどりつく。
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