05/01/2009 禁煙セラピー:書評

この『禁煙セラピー』という本との出会いは、
書評にも書きましたが、勝間和代さんの
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』に紹介されていたからなんですが、
なんで「禁煙」と「時間管理術」が関係するのか、
読んでいる時はなかなかわからなかったのですが、
確かに煙草をやめてみると、結構時間が余るんですよね。
今回の書評は、自分が実験材料みたいになっていますが、
本当は「この本で禁煙できました」と書きたかったですが、
こればっかしはしょうがないですね。
でも、「禁煙」なんか少しも考えなかった私が、
やってみようと考えただけでも、
ほめてあげたいですが、
やっぱりダメかな。
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初めて自身で煙草を買い、吸った日のことを、よく覚えている。
高校三年の秋、文化祭の日だった。
買ったのがどこで、その銘柄は何だったのかということも覚えているのだが、どうしてあの日吸おうとしたのか、その理由が思い出せない。
煙草はちっともおいしくなかった。何本か吸って、残りは箱ごと、校舎の屋根に投げ捨てた。
でも、残念ながら、それから何年もしないうちに、りっぱな喫煙者に仕上がってしまった。爾来三十数年、日々煙草を吸い続けて齢を重ねてきた。
結婚をした時。子どもが生まれた時。新居を持った時。身体をこわした時。何度か禁煙できる機会はあったが、「いつだってできる」とたかを括っているうちに「やめる気もない」永遠のニコチン中毒者になろうとしていたのである。
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