05/02/2009 ザ・ベストテン:書評

いやぁ、この本、山田修爾さんの『ザ・ベストテン』は、
面白かったですね。
一気に読んでしまいました。
番組ができあがるまでの苦労、番組を作っていくまでの苦心、
歌い手たちの横顔、あの時の中継エピソード、
中島みゆきさんが出演しなかった理由までが、
興味がつきないというか、
ライブ感があるというか、
ひっぱられる本でした。
書評の中でもちょこと触れましたが、
巻末付録の「全603回ベストテンランキング」はあの時代を知る
貴重な資料だと思います。
こっそり書きますと、
第1回(1978年1月19日)の第1位は、
ピンク・レディーの「UFO」でした。
では、ここで問題。
最後、第603回(1989年9月28日)の第1位は、
なんだと思います。
答えは、
・・・・・明日、書きます。
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かつて『ザ・ベストテン』という人気音楽番組があった。
黒柳徹子と久米宏が司会進行役を務め、1978年1月から1989年9月までの約12年間、603回続いた(そのうち久米が司会をしたのは最初の7年間だが、やはり印象としては黒柳・久米の番組であった)。その期間の視聴率がほぼ35~40%だったというから、その人気の高さが窺いしれる(ちなみに最高視聴率は1981年9月17日の41.9%だった)。
あの時代をともにした人なら、久米の甲高い「第○位、中森明菜、セカンドラブ、○○○○点」という声とともに、空港のフライトボードを模した「得点ボード」がパタパタと変わり、画面後方の「ミラーゲート」から歌い手たちが登場する場面を覚えているのではないだろうか。
こうして今振り返ると、自身、この12年間というのは学生から社会人として働きはじめ、結婚をし、子どもが生まれた、考えてみれば、人生の大きな変動期だったことに気づく。
その頃の私の人生は「得点ボード」に何点で表示されるのだろう。そして、番組が終わってから20年、ランクは少しでもあがったのだろうか。
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