fc2ブログ
朝日俳壇本 今朝(5.11)の朝日新聞の「朝日俳壇」に
私の俳句が掲載されました。
 「朝日俳壇」で選ばれるのが夢でしたから、うれしいですよね。
 採用されたのは、このblogの「伊勢紀行」にも書いた、

   燕の子初めて越ゆる五十鈴川

 選んで頂いた、長谷川櫂先生、ありがとうございます。


本 少し顛末を書いておきますね。
 俳句を自分で詠み始めてから、もう十数年なりますね。
 詠んだり詠まなかったりといった、ぐうたらぶりですが、
 「朝日俳壇」に載るのはやっぱりなかなか難しい。
 ここ数ヶ月、毎週一句投句していたのですが、
 ボツ、ボツ、ボツ、ボツ・・・
 宛先が間違っているのだろうかとか、手書きでないといけないのかとか、
 私はパソコンで印刷しているのですが、
 やっぱり結構へこたれます。
 投句したものが、いつ選考対象になるのかもわかりませんし。
 ちなみに、今回選ばれた句は、4月20日にポストに投函したもの。
 で、今日新聞に載ったのですから、3週間めということになります。
 以上、これから、投稿しようという人に、
 参考になれば、と思って書きました。
本 第3回の「大江健三郎賞」が先月決まりました。
 今回はそれを記念して行われた、
 大江健三郎さんと受賞者の安藤礼二さんの「公開対談」に行ってきましたので
 その報告です。

本 その前に「大江健三郎賞」について少々。
 「大江健三郎賞」は講談社創業100周年、大江さんの作家生活50周年を
 記念して。2006年に創設された賞なのですが、
 この賞には他の賞にはない特徴があって、賞金がでません。
 そのかわり、外国での刊行があるんですよね。
 で、その第1回めの受賞者は、長嶋有さんの『夕子ちゃんの近道』。
 第2回が岡田利規さんの『わたしたちに許された特別な時間の終わり』。
 そして、今回、第3回めが安藤礼二さんの『光の曼荼羅 日本文学論』です。
 そういえば、この賞はまだほかの賞にはない特徴があって、
 それは選考者が大江健三郎さんひとりだということ、
 それと選評として「公開対談」を行うこと、
 ということなんです。
 つまり、今回私がひょこひょこ出かけた「公開対談」は、
 賞の規約に設けられた、正式なイベントなんですね。
 うわぁー、責任重そう。(そうでもないか)

 それに、私は安藤礼二さんの受賞作を読んでいない。
 なにしろ、私の目的は、
 生(なま)の大江健三郎さんを見ること、
 この一点に絞られているのですから、かなりミーハー。
 青年の頃から読み続けた作家である、
 (このblogでも「私の好きな作家たち」の第一回にとりあげましたね)
 大江健三郎さんを生(なま)で見れるのですから、
 安藤礼二さん、ごめんなさいね。

本 ということで、5月9日、東京音羽にある講談社まで出かけました。
 大江講演1写真は講談社の表玄関。
 さすが、100年にわたり日本の文化の担い手だった会社の
 風格がありますよね。
 今回の会場はこの中の講談社のホール。
 このホールもりっぱでしたよ。
 歴代の社長のみなさん(おそらく)の、大きな肖像画が
 壁に並んでいます。
 ちょうど国技館にある、横綱の写真みたいに。
 この日は、安藤礼二さんの大学(多摩美)の生徒さんも
 参加されていて、老若男女とりどり、400名ぐらいは
 いたでしょうか。
 いいですよね、若い人たちがこういう講演に参加されるのは。
 日頃、そういう環境にいる安藤礼二さんがうらましい。

本 だいたい私の「講演記録」は前口上が長すぎますよね。
 早速講演にはいりましょう。
more open !?