05/11/2009 「朝日俳壇」に載っちゃいました


私の俳句が掲載されました。
「朝日俳壇」で選ばれるのが夢でしたから、うれしいですよね。
採用されたのは、このblogの「伊勢紀行」にも書いた、
燕の子初めて越ゆる五十鈴川
選んで頂いた、長谷川櫂先生、ありがとうございます。

俳句を自分で詠み始めてから、もう十数年なりますね。
詠んだり詠まなかったりといった、ぐうたらぶりですが、
「朝日俳壇」に載るのはやっぱりなかなか難しい。
ここ数ヶ月、毎週一句投句していたのですが、
ボツ、ボツ、ボツ、ボツ・・・
宛先が間違っているのだろうかとか、手書きでないといけないのかとか、
私はパソコンで印刷しているのですが、
やっぱり結構へこたれます。
投句したものが、いつ選考対象になるのかもわかりませんし。
ちなみに、今回選ばれた句は、4月20日にポストに投函したもの。
で、今日新聞に載ったのですから、3週間めということになります。
以上、これから、投稿しようという人に、
参考になれば、と思って書きました。
05/11/2009 「第3回大江健三郎賞」公開対談に行ってきました 【前編】

今回はそれを記念して行われた、
大江健三郎さんと受賞者の安藤礼二さんの「公開対談」に行ってきましたので
その報告です。

「大江健三郎賞」は講談社創業100周年、大江さんの作家生活50周年を
記念して。2006年に創設された賞なのですが、
この賞には他の賞にはない特徴があって、賞金がでません。
そのかわり、外国での刊行があるんですよね。
で、その第1回めの受賞者は、長嶋有さんの『夕子ちゃんの近道』。
第2回が岡田利規さんの『わたしたちに許された特別な時間の終わり』。
そして、今回、第3回めが安藤礼二さんの『光の曼荼羅 日本文学論』です。
そういえば、この賞はまだほかの賞にはない特徴があって、
それは選考者が大江健三郎さんひとりだということ、
それと選評として「公開対談」を行うこと、
ということなんです。
つまり、今回私がひょこひょこ出かけた「公開対談」は、
賞の規約に設けられた、正式なイベントなんですね。
うわぁー、責任重そう。(そうでもないか)
それに、私は安藤礼二さんの受賞作を読んでいない。
なにしろ、私の目的は、
生(なま)の大江健三郎さんを見ること、
この一点に絞られているのですから、かなりミーハー。
青年の頃から読み続けた作家である、
(このblogでも「私の好きな作家たち」の第一回にとりあげましたね)
大江健三郎さんを生(なま)で見れるのですから、
安藤礼二さん、ごめんなさいね。


さすが、100年にわたり日本の文化の担い手だった会社の
風格がありますよね。
今回の会場はこの中の講談社のホール。
このホールもりっぱでしたよ。
歴代の社長のみなさん(おそらく)の、大きな肖像画が
壁に並んでいます。
ちょうど国技館にある、横綱の写真みたいに。
この日は、安藤礼二さんの大学(多摩美)の生徒さんも
参加されていて、老若男女とりどり、400名ぐらいは
いたでしょうか。
いいですよね、若い人たちがこういう講演に参加されるのは。
日頃、そういう環境にいる安藤礼二さんがうらましい。

早速講演にはいりましょう。
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