05/14/2009 「さいたまブッククラブ」開催のお知らせ
先月このblogでも書きましたが、
「さいたまブッククラブ」の5月の例会(というのかな)の
案内を頂きました。
4月の模様はこちらをどうぞ。
○日時 5月23日(土) 15:00~17:00
○場所 コムナーレ9階
浦和駅東口をでると、パルコがでーんとあって、
その9階です
○連絡先 主宰者「ブック太郎」さんに連絡して下さい
メールアドレス exbillceedgates@jcom.home.ne.jp 私も参加しようと思っていますが、
さて、どんな本について話そうか、只今思案中です。
05/14/2009 一億人の俳句入門:書評

今回は朝日新聞の「朝日俳壇」に採用されて記念として、
2005年の蔵出し書評ですが、俳句の本の紹介をします。
実は、私、わりと俳句の本(ほとんどが入門書の類ですが)を
読んでいるのですが、
「朝日俳壇」の選者で、私の俳句を選んで頂いた、
長谷川櫂さんに敬意を表して、
長谷川櫂さんの『一億人の俳句入門』という本にします。
長谷川櫂さんというのは、サムシングブルーさんがコメントの中にも
書いておられましたが、「週刊日本の歳時記」の中でも毎号記事を
書いていましたし、NHK俳壇にも出演されています。
俳句をする人というのはどうもお年寄りのイメージがありますが、
長谷川櫂さんは私と同年代です。
もちろん、それをもって若いともいえませんが、
少なくとも長谷川櫂さんはエネルギシュな若々しい感じがします。
現在、若い人向きの「子規論」を執筆中だとか、
これもまた、楽しみです。
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俳句は詠む文芸である。
鑑賞という意味の「読む」ではなく、創造するとか作るという意味の「詠む」である。
俳句人口は何億ともいわれるが、それは創作を愉しむ人の数であって決して俳句の読者数を指すものではない。そういう意味では俳句は小説や詩あるいは短歌といったものとは大きく相違する。
小説を読むのが好きな人であっても自分で書こうとはなかなかしない。しかし俳句の場合、作ることを前提に先人たちの作品を読むのであり、本書のような「俳句(を詠むための)入門」(注:かっこ内は書評子が追記)書が出版されている。
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