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プレゼント 書評こぼれ話

  今日はおとなの本を紹介します。
  杉本彩さんの(もうこれだけで、おとなでしょ)、
  『インテリジェント・セックス』(もっと、おとなでしょ)。
  映画でいうところの、R15ぐらいかな。
  この「R」って何かといえば、
  映画を観る際に鑑賞できる年齢制限のことで、
  レイティングシステム(rating system)の「R」のこと。
  昔は「成人映画」とか「成人指定」といっていましたね。
  18歳以下は観れない映画のことです。
  若い頃はそんな映画がどうしても観たくて、
  よく年をごまかして見てました。
  だって、17歳か18歳かなんてわからないですから
  ある時、チケット売り場で「おたく、いくつ?」と聞かれて、
  どぎまぎしながらいくつか年齢をごまかして答えたら、
  敵? もさるもの、
  「干支は?」って聞いてきて、
  「えーと、・・・・・・」と、すごすご退散した覚えがあります。
  アメリカの青春映画みたいな記憶です。
  まあ、ちゃんと規則は守らないと、って
  おとなの私はいいますが。
  その点、本の方が自由かもしれません。
  

インテリジェント・セックス (祥伝社新書145)インテリジェント・セックス (祥伝社新書145)
(2009/02/27)
杉本 彩

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sai.wingpen  ボギー、俺も男だ!              矢印 bk1書評ページへ

 ハンフリー・ボガートを男前だと思ったことがない。
 実際二枚目俳優といえば、ゲーリー・クーパーだとかクラーク・ゲーブルとか、あの手の類だろう。
 それなのに、ボカートをして「ダンディズム」の極みのように伝説化されたのは、映画『カサブランカ』(1942年)の影響が大きい。
 あの映画でのボカートは確かにカッコいい。静かで感情をおさえ、それでいて熱い。愛する女性(イングリッド・バーグマンがこれまた最高)との再会を果たすものの、彼女を助けるために自分を犠牲にする男。役とはいえ、ボカートかなり得したな。
 そして、彼の台詞がまたいいのだ。
 「君の瞳に乾杯」なんて云えますか。普通云えないですよ、キザすぎて。
 でも、彼が云うとサマになるから、これまた不思議。そして、流れてくる曲が「時の過ぎ行くままに」なんだから、普通の女性であれば、イチコロ。
 でも、映画ではそうならないのが、またいいんですが。
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