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プレゼント 書評こぼれ話

  今回紹介しました大野茂さんの『サンデーとマガジン』は、
  副題に「創刊と死闘の15年」とあるように、
  1959年3月17日に同時創刊された2誌の、
  創刊準備からの2誌のエピソードが満載の一冊です。
  漫画家大好きな人だけでなく、結構経営的な観点からも
  楽しめるのではないでしょうか。
  私は『少年サンデー』と『少年マガジン』のどちら派であったかというと、
  両紙の間を結構行ったりきたりしています。
  私が週刊少年誌に最初に遭遇したのは、
  表紙のとれた『少年マガジン』であったのは、
  石森章太郎さんの『怪傑ハリマオ』を記憶していますから、
  よく覚えています。
  小学生の頃は、『少年サンデー』でしたね。
  赤塚不二夫さんの『おそ松くん』とか横山光輝さんの『伊賀の影丸』。
  中学時代からは『少年マガジン』。
  もちろん『巨人の星』『あしたのジョー』『愛と誠』と続く、
  梶原一騎世代。
  そのあとは、やっぱり『少年ジャンプ』や『少年チャンピオン』に
  はまっていきます。
  なんだか、時代にともに生きてますね。
  今回の書評で紹介しています、
  滝田誠一郎さんの『ビッグコミック創刊物語』の書評も書いていますので、
  こちらもあわせてどうぞお楽しみ下さい。
  
サンデーとマガジン (光文社新書)サンデーとマガジン (光文社新書)
(2009/04/17)
大野茂

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sai.wingpen  ライバル                     矢印 bk1書評ページへ

 この五月にNHKで「ザ・ライバル」という特番が放映されました。
 再現ドラマとドキュメンタリーを取り合わせたこの番組の冒頭、「ライバルとは、好敵手でもあり、同志でもある」といった字幕が出ます。今年、ともに創刊50周年を迎えた週刊少年誌、『少年サンデー』(小学館)と『少年マガジン』(講談社)を記念して作られた番組ですが、創刊(実際にはその準備期間も含めて)から半世紀にわたり「ライバル」であり続けた二誌への、それは勲章みたいな一文でした。 この番組が本書刊行のきっかけでもあります。
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