08/17/2009 「CREA (クレア) 9月号/読書の魔力」を読む

それが「CREA(クレア)」9月号です。
特集記事が「読書の魔力」、まずこれで、ぐっと。
これにつけられたコピーが、
「眠れぬ夜は時間を忘れて溺れたい!」、これで、ずずーっ。
思わず、手が伸びました。
![]() | CREA (クレア) 2009年 09月号 [雑誌] (2009/08/07) 不明 商品詳細を見る |

実は全然知らないのです。(編集部さん、ごめんなさい)
目次のなかに「アラサー」という言葉が出てくるので、
三十歳前後の女性誌なんでしょうが、
俺は男だ! だし、
「プレイボーイ」「平凡パンチ」はともかく、女性誌とはまったくご縁もなく、
それでいて、この磁力は、ひとえに、
「読書の魔力」であり、「溺れたい!」にあります。
溺れたい! ですよ。これはなかなか言えません。
一度は口にしたいけど、恥ずかしいったらありゃしない。
でも、溺れたい。

これがまた重厚な内容。
さすが発行元は文藝春秋だけのことはある、総力戦です。
まずは、編集部の熱きメッセージをご覧ください。
世間じゃもっぱら「読書の秋」と言うけれど、
クレアはここに、「読書の夏」を提案いたします!
おお、いいぞ、もっとやれー。
バケーションへと向かうジェット機のシートで、
お洒落なリゾートホテルのプールサイドで、
エアコンを効かせた快適な自分の部屋で、
心ゆくまでページをめくり続けるのはいかが?
そんなのいいに決まってるじゃないですか。
「アラサー」って優雅じゃのう。
本とマンガは、いつだって人生の力強い味方。
あなたをワンランク上の知的な女に変えてくれます。
男はどうなるんじゃい、という嘆きは一旦置いておくとして、
本誌のラインナップがすごいの一言。

本だけにこだわらず、マンガもあり、というのが、いいじゃあありませんか。
ちなみに、NHKBS「週刊ブックレビュー」でおなじみの中江有里さんの推薦本は、
『ぼくと1ルピーの神様』、『思い出トランプ』(向田邦子著)、『ツ、イ、ラ、ク』(姫野カオルコ)。
この次に、「クレア読者500人がアンケートで選んだ東野圭吾作品ベスト20」。
もちろん、その結果はここで書きませんので、知りたい方は「CREA」で。
まだまだ、こんなもので終わりませんよ。
「アラサー女子のための司馬遼太郎ガイド」、
「山崎豊子の豊穣なる世界」、「向田邦子に学ぶ凛とした生き方」、
「キーワードで読む松本清張推理小説案内」、
うわーっ、もう何冊読むというのじゃ、って感じです。
さらに「恋愛小説文庫処方箋」まであって、
人生のすべてが読書でまかないえる感じです。

マンガの特集までついてます。
「マンガでいちばん惚れた男BEST100」なんて真剣にやっちゃったり、
ちなみに私が「マンガでいちばん惚れた女」の一位は、
『巨人の星』の薄幸の美女、日高美奈さん。
関係ありませんが。
さらに「女子のための「手塚治虫」入門」だってやっちゃいます。
いやあ、本当にここに紹介した本やマンガを全部読んじゃったら
すごいことになっちゃうでしょうね。

女性がこんなに充実しているのに、男性諸君は大丈夫ですか。
「CREA(クレア)」をこっそり買って、心の筋力つけた方がいいのではないですか。
相手は「溺れたい!」ですよ。
「よっしゃーあ、俺が溺れさせたるワイ」の気合が必要でしょう、やっぱり。
がんばれ、男性諸君!
誰ですか、そこでこっそりスタミナドリンク飲んでるのは。
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