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本 先日本屋さんで、お、お、お、と目を魅きつけらた雑誌があります。
 それが「CREA(クレア)」9月号です。
 特集記事が「読書の魔力」、まずこれで、ぐっと。
 これにつけられたコピーが、
 「眠れぬ夜は時間を忘れて溺れたい!」、これで、ずずーっ。
 思わず、手が伸びました。

CREA (クレア) 2009年 09月号 [雑誌]CREA (クレア) 2009年 09月号 [雑誌]
(2009/08/07)
不明

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本 そもそも「CREA(クレア)」とはどういう雑誌なのか、
 実は全然知らないのです。(編集部さん、ごめんなさい)
 目次のなかに「アラサー」という言葉が出てくるので、
 三十歳前後の女性誌なんでしょうが、
 俺は男だ! だし、
 「プレイボーイ」「平凡パンチ」はともかく、女性誌とはまったくご縁もなく、
 それでいて、この磁力は、ひとえに、
 「読書の魔力」であり、「溺れたい!」にあります。
 溺れたい! ですよ。これはなかなか言えません。
 一度は口にしたいけど、恥ずかしいったらありゃしない。
 でも、溺れたい。

本 どうせ女性誌の「読書特集」だろ、と侮るなかれ。
 これがまた重厚な内容。
 さすが発行元は文藝春秋だけのことはある、総力戦です。
 まずは、編集部の熱きメッセージをご覧ください。

   世間じゃもっぱら「読書の秋」と言うけれど、
   クレアはここに、「読書の夏」を提案いたします!


 おお、いいぞ、もっとやれー。

   バケーションへと向かうジェット機のシートで、
   お洒落なリゾートホテルのプールサイドで、
   エアコンを効かせた快適な自分の部屋で、
   心ゆくまでページをめくり続けるのはいかが?

 そんなのいいに決まってるじゃないですか。
 「アラサー」って優雅じゃのう。

   本とマンガは、いつだって人生の力強い味方。
   あなたをワンランク上の知的な女に変えてくれます。

 男はどうなるんじゃい、という嘆きは一旦置いておくとして、
 本誌のラインナップがすごいの一言。

本 「有名人27人が推薦 私が愛するこの本、あのマンガ」、
 本だけにこだわらず、マンガもあり、というのが、いいじゃあありませんか。
 ちなみに、NHKBS「週刊ブックレビュー」でおなじみの中江有里さんの推薦本は、
 『ぼくと1ルピーの神様』、『思い出トランプ』(向田邦子著)、『ツ、イ、ラ、ク』(姫野カオルコ)。
 この次に、「クレア読者500人がアンケートで選んだ東野圭吾作品ベスト20」。
 もちろん、その結果はここで書きませんので、知りたい方は「CREA」で。
 まだまだ、こんなもので終わりませんよ。
 「アラサー女子のための司馬遼太郎ガイド」、
 「山崎豊子の豊穣なる世界」、「向田邦子に学ぶ凛とした生き方」、
 「キーワードで読む松本清張推理小説案内」、
 うわーっ、もう何冊読むというのじゃ、って感じです。
 さらに「恋愛小説文庫処方箋」まであって、
 人生のすべてが読書でまかないえる感じです。

本 さらにですよ、「マンガは女の人生だ!」って、
 マンガの特集までついてます。
 「マンガでいちばん惚れた男BEST100」なんて真剣にやっちゃったり、
 ちなみに私が「マンガでいちばん惚れた女」の一位は、
 『巨人の星』の薄幸の美女、日高美奈さん。
 関係ありませんが。
 さらに「女子のための「手塚治虫」入門」だってやっちゃいます。

 いやあ、本当にここに紹介した本やマンガを全部読んじゃったら
 すごいことになっちゃうでしょうね。

本 でも、心配なのは男性諸君、みなさんです。
 女性がこんなに充実しているのに、男性諸君は大丈夫ですか。
 「CREA(クレア)」をこっそり買って、心の筋力つけた方がいいのではないですか。
 相手は「溺れたい!」ですよ。
 「よっしゃーあ、俺が溺れさせたるワイ」の気合が必要でしょう、やっぱり。
 がんばれ、男性諸君!

 誰ですか、そこでこっそりスタミナドリンク飲んでるのは。

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