08/30/2009 おでんの丸かじり:書評

今日は、選挙の日。
みなさん、このブログを読んだら、選挙に行きましょうね。
あの寺山修司さんも昔こんなことをおっしゃった。
書を捨てて、選挙へ行こう!
あ、これ、ウソですからね、
会社や学校で言ったりしてはいけませんよ。
それに書は捨ててはいけません。
捨てたら、必ず拾いましょ。
選挙に行くと、
立会い人という方が座っていますよね。
みなさん、「おれは見てるゾ」みたいな、
厳粛な顔をされている。
投票率をあげるためには、
あの立会人をかわいい女の子にしたらどうでしょうね。
アキバ系のコスプレなんかさせちゃって、
できれば、冷たいおしぼりが欲しいところ。
入り口で、「○×町の△□さん、いらっしゃーい」なんて、
「しばらくお見かけしなかったわね、隣町の投票場で浮気でもしてたんでしょ」
と、ツイとつねられちゃったりして。
「バカだな、そんあことするわけないじゃないか」
「今日は楽しんでいってね、、○×町の△□さん、三番テーブルへ」
というようなことは、決してないわけで。
やっぱり、立会人さんは厳粛なお顔がいいようです。
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サラリーマンというのは、日本語にすると、「給料(もらってます)男」になるのでしょうか。
これがビジネスマンだと、「仕事(がんばってます)男」になって、こちらの方が「ステキだわ」ということになります。
では、OLというと、「事務所(に行ってます)女」だということで、本当にそんなことでいいのかと憂ってしまいます。
やっぱりビジネスウーマンがいいのではないでしょうか。
BW。しかも、男女雇用均等の時代ですから、BMW。いいでしょ、なんだか高級外車みたいで。
そうそう、なにを書きたかったかというと、こんなことではなかった。
BMW(ビジネスマンウーマン)のみなさんが、会社で必ずお勉強すること、「PDCA」サイクルについて、書こうとしていたんです。
つまり、計画(PLAN)、実行(DO)、検証(CHECK)、改善(ACT)のサイクルのこと。
ね、習ったでしょ。
念仏唱えれば極楽いけますよ、みたいに、PDCA唱えれば業績あがりますよ、というアレ。
これって、東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズにも使えるのか(使えなくてもいいのですが)、検証してみたのです。
結論をいえば、「丸かじり」シリーズでは「PDCA」サイクルは使えない。
正しいのは、「AAB」。
日本語でちゃんと書けば、週刊朝日(A)、朝日新聞社刊単行本(A)、文春文庫(B)。
これが、「丸かじり」シリーズの、公式サイクル。
たとえば、ここに取り出したる、一冊の文庫本。
これが、現時点(2009年8月30日)で、もっとも新しい「丸かじり」シリーズの文庫本の『おでんの丸かじり』。
この本の最後のページに公式サイクルが書かれています。
<初出誌>「週刊朝日」2003年10月17日号~2004年6月25日号(「あれも食いたいこれも食いたい)
<単行本>2006年2月 朝日新聞社刊
<文春文庫奥付>2009年6月10日 第一刷
これが、「丸かじり」の「AAB」サイクルです。
つまり、わたしたちが今読んでいる『おでんの丸かじり』は、5年前の光源みたいなもの。
おお、やっと届いてくれたかと、星にスリスリしているようなもの。
いいでしょ、こののんびり感。
「PDCA」みたいなセカセカしてない。
「丸かじり」シリーズで業績があがるか、ですか。
それは保証の限りではないですが、みんなニコニコしている職場というのも楽しいと思うけどな。
(2009/08/30 投稿)
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