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プレゼント 書評こぼれ話

  先日の「さいたまブッククラブ」で私が紹介したのが
  今日紹介する、開高健さんの『オーパ !』。
  この本は、朝日新聞日曜書評欄の「百年読書会」(重松清ナビゲーター)の、
  2月の課題図書でもあります。
  新聞の予告で『オーパ!』を見つけたときは、
  思わずやったー! って、地上から3センチは浮きましたね。
  大好き開高健さんの代表作ですからね。
  久しぶりに本棚から昔買った文庫本を取り出したての再読ですが、
  こんなに活字が小さかったのかと感じました。
  今、本屋さんで売っている文庫本はどうかわかりませんが
  私がもっている版はとても小さい。
  この本を買ってから、
  たくさんの水が橋の下を流れたので、
  私の視力はすっかり老眼仕様ですからね。
  久しぶりの再読いかがでしたかと、
  先日のさいたまブッククラブで聞かれたのですが、
  それが一番の感想だったかもしれません。
  今回も書評句つきで、お楽しみください。

  じゃあ、読もう。


オーパ (集英社文庫 122-A)オーパ (集英社文庫 122-A)
(1981/01)
開高 健

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sai.wingpen  本はここに完結する                

  この河の 主人はだれぞ 雨蛙

 『オーパ!』は開高健の代表作のひとつでもちろん全集にも収録されているが、できれば高橋の写真がはいった本で読みたい。さらにいえば、文庫本よりも大型本で読むのが最適だろう。
 開高の文章は本作においてもアマゾンのようにどろりとした養分をたたえ、豊穣でかつ俊敏であり、過大ながらも細部を怠らないのであるが、ピラーニャの鋭利な牙はやはり一見に如かず、ドラドの跳躍はその一瞬をとどめえない。
 高橋の写真は開高の文章にあくまでも寄り添い、でしゃばることはない。
 そんなパートナーはもっと評価されていい。だとしたら、読み手の礼儀として、やはり写真付きの本で読んで、感じて、放熱したいところである。そういう読書のありようとして、この作品は稀有な宝石のような作品であるし、開高健の作品ではあるが、すでに作者の手を離れて、これは作品として見事に完結している。
 ひたすら「オーパ!」というしかない。
  
(2010/01/22 投稿)

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