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プレゼント 書評こぼれ話

  今回の松下幸之助さんの『道をひらく』の
  書評を書いていて、
  途中で、あれ、これ、まるで
  トヨタ自動車の豊田社長にむけて
  書いているみたいだなって
  自分でもおかしくなりました。
  私は自分では車を運転しないので
  自動車のことは詳しくありませんし、
  トヨタの車種もよくわかりません。
  ただ、今回のリコール問題や
  米国議会の公聴会のニュースを見ていると
  本当に経営者というのは
  大変だなぁと感じます。
  車は道を走ります。
  そのことを忘れずに、
  豊田社長も自身の道を自信をもって
  歩かれたらいいのではないでしょうか。
  今回も400字書評です。

  じゃあ、読もう。
  
道をひらく道をひらく
(1968/05)
松下 幸之助

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sai.wingpen  心の杖                矢印 bk1書評ページへ

 リーダーの条件には色々あるが、くじけないこともそのひとつだろう。もっともリーダーとはいえ人間だから、悔やむこともし、心が折れることもあるだろうが、リーダーがリーダーたるためには、誰よりも早く立ち直ることだ。勇気をもって前を向くことだ。
 それには人より優る信念が必要である。自身に信念があれば立ち直れるはずだ。それでもだめなときには支えが必要となる。経営の神様と賞賛される松下幸之助のこの本は、そういうくじけそうになった心の杖の一冊として読み継がれてきたものだ。
 松下幸之助は成功者だが、この本には成功の秘訣など書かれていない。書かれているのは、ごく当たり前のことだ。それでもこの本が多くの読者を勇気づけるのは、くじけそうになった時にはその当たり前のことすら見えなくなっているということだろう。
 杖をつくことは恥ずべきことではない。それでも歩こうとするリーダーの姿も人々は勇気づけるのではないだろうか。
  
(2010/02/27 投稿)

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