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 日曜の朝はすこしゆっくり起きる。
 そんな朝、テレビのニュースを見て驚きました。
 目がどんと覚めました。

   作家・劇作家 井上ひさしさん死去

 もちろん日曜の朝刊にはでていない。
 しかも月曜の朝刊は
 新聞休刊日でお休み。
 こうなれば、インターネットで見るしかない。
 朝日新聞のWEBから。

   軽妙なユーモアをたたえた優れた日本語で
    「吉里吉里人」「國語元年」など多くの小説や戯曲、エッセーを書き、
    平和運動にも熱心に取り組んだ作家・劇作家で文化功労者の井上ひさしさんが
    死去したことが11日、わかった。75歳だった。

 井上ひさしさんの著作は
 直木賞を受賞した『手鎖心中』(1972年)からかなり読んでいます。
 特に戯曲は一時期かなりはまりました。
 でも、私たちの世代では
 なんといっても「ひょっこりひょうたん島」でしょうね。
 NHKで平日の夕方に放映されていた人形劇の原作が
 井上ひさしさん(山元護久さんとの共作)なんですよね。
 もちろん、子どもの頃は
 井上ひさしさんの名前も知りませんでしたし、
 井上ひさしさんもまだ有名ではありませんでした。
 でも、今から思えば、あの設定は当時(1964年)としては
 かなりユニークだったと思います。

 井上ひさしさんは
 良質の戯作者だったと思います。
 まじめだが肩肘をはらない。
 笑いを忘れず、しかも下品ではない。
 知識人に書くのではなく、ごく普通の人に
 わかりやすく書かれていました。
 常に普通の人の視点を忘れなかった作家です。

 最後に、「ひょっこりひょうたん島」の
 こんな歌詞で、井上ひさしさんとお別れします。

    苦しいことがあるだろさ 悲しいこともあるだろさ
    だけど僕らは挫けない 
    泣くのは嫌だ 笑っちゃおう


 ご冥福をお祈りします。

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