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プレゼント 書評こぼれ話

  書評のなかにも書きましたが、
  今回紹介した『勝間和代&小宮一慶のエコノトーク』という本のなかで
  勝間和代さんと小宮一慶さんのお気に入りの
  映画の話がでてきます。
  勝間和代さんは、
  『ペイ・フォワード』と『フォーエバー・フレンド』。
  小宮一慶さんは、
  『鉄道員(ぽっぽや)』『刑事ジョン・ブック 目撃者
  『火垂るの墓』『8月のシンフォニー』、
  そして『男はつらいよ』。
  好きな映画は本棚をのぞくように
  その人の歩んできた歴史とか性格とかが
  なんとなくわかります。
  私は、斉藤耕一監督の『約束』という映画が好きですね。
  韓国映画の『8月のクリスマス』もいい。
  『シュリ』もいい。
  あまり何本かにしぼれないですね。

  じゃあ、読もう。
  
勝間和代&小宮一慶のエコノトーク勝間和代&小宮一慶のエコノトーク
(2010/03/12)
勝間和代小宮一慶

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sai.wingpen  ビッグな二人がついに                     矢印 bk1書評ページへ

 表紙の写真がいい。
 なんといっても今若者たちのカリスマ的存在の経済評論家勝間和代さんと多くの経営者の支持を集める経営コンサルタント小宮一慶さんのツーショットにワクワクしてしまう。
 昔でいえば、大鵬と柏戸。あるいは長嶋と王のツーショットに匹敵する。でも、勝間和代さんは女性だから、吉永小百合さんと石原裕次郎さんといえばいいかな。
 なんだか、週刊明星の表紙みたいになってしまいましたが、それぐらい豪華な組み合わせといいたい。

 書名の「エコノトーク」はあまり聞き馴れない言葉ですが、エコノミー(経済)とトーク(話)とを合せた二人の造語らしい。
 トーク(話)とあるように肩肘のはらない経済に関するこぼれ話のようなもので、もともとは共同通信社が全国の新聞社に配信している経済コラム。しかも、連載の開始が2008年10月で、あのリーマン・ショックで世の中がひっくり返ってしまった時期と同じなのがおもしろい。
 まさに世界同時不況のあと、アメリカのオバマ大統領の誕生、民主党の勝利による日本の政治の変革、そしていつまでたっても変わらない不況感、と2010年1月までの大変動の時代をウォッチしているわけで、それだけでも二人の運の強さというものを感じます。
 だって、なかなか時代の当事者にはなれない。

 本書の前半はそんな二人の対談で、これもなんだか週刊明星ぽいです。
 でも、話の内容は「経済とは」ですから二人とも大真面目。対談の後半は「人生とは」で、二人の人生に対する心意気が熱く語られます。
 最後には、二人の好きな本と、これはなかなか珍しいですが、好きな映画の話。小宮一慶さんがあげた映画のなかに『男はつらいよ』があったのはなんとなく納得してしまう。
 もしかしてこの二人、何をしても憎めない寅さんとしっかり者の妹さくらの取り合わせに近いかも。
  
(2010/04/20 投稿)

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