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プレゼント 書評こぼれ話

  今回紹介する渡辺淳一さんの
  『鈍感力』がベストセラーになったとき
  読もうかどうしようか悩んだのですが、
  書評家豊崎由美さんに影響されたわけでも
  ないのですが、
  渡辺淳一さん自身がかなり鈍感なような気がして
  結局読まずにいました。
  文庫化されてのをきっかけに
  読んでみましたが、
  なかなか面白かったですね。
  渡辺淳一さん自身が「鈍感力」があるのだと
  思いました。
  だって、豊崎由美さんなんか
  けっこうキツイこと書いてますものね。
  何いわれようと自分の信じていることを
  貫くってすごいですよね。
  鳩山総理にそんな信念があるのか。
  その信念をつらぬくための「鈍感力」があるのか。
  かなり疑問のような気がします。

  と、今朝記事をアップしたのですが
  その鳩山総理が辞意を表明したそうです。
  「鈍感力」はなかったということでしょうか。

  じゃあ、読もう。

鈍感力 (集英社文庫)鈍感力 (集英社文庫)
(2010/03/19)
渡辺 淳一

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sai.wingpen  正しい鈍感力とは                     矢印 bk1書評ページへ

 平成19年(2007年)、当時自民党の支持率が低迷するなか、小泉純一郎前総理が「目先のことに鈍感になれ」と使って一躍脚光を浴び、たちまちミリオンセラーになった渡辺淳一の『鈍感力』が文庫化された。
 それにしても、あれからわずか3年、いったい何人の総理がこの国の舵取りをおこなったのだろう。そのたびに期待はあれどもたちまち馬脚を露わし、国民を失望させてきた。政権が変われども、同じである。
 今回の文庫化にあたり、渡辺氏は「政界などで問題を起こしながら平然としている政治家」を「鈍感力のある政治家」と呼ぶのは正しくない、「長い人生の途中、苦しいことや辛いこと」など「気が落ち込むときにもそのまま崩れ」ない「したたかな力を鈍感力」というのだと改めて書いている。
 ただし、一国の総理は、国民の悲しみ、政治のありよう、この国の未来に、鈍感であってはならない。正しい「鈍感力」をつけて、ことにあたってもらいたい。
  
(2010/06/02 投稿)

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