06/25/2010 雑誌を歩く サライ 7月号 - 宮沢賢治はセイントなのだ

今回の「雑誌を歩く」で紹介する
「サライ」7月号(650円・小学館)の大特集にあるように
「宮沢賢治を旅」したことがあります。
東北新幹線で新花巻駅を下車。
まずは「宮沢賢治童話村」に立ち寄って、
そのあと「宮沢賢治記念館」「イーハトーブ館」と立ち寄りました。
そして、花巻市にはいって名物わんこそばを食べ、
そのあと高村光太郎が彫ったという、
賢治詩碑を見てまわりました。
あれから、2年なんだ、と妙にしんとします。
どうして、あのとき、
私は宮沢賢治を旅しようとしたのか、
宮沢賢治の命の旅に同行しようという気持ちが
あったのかもしれません。
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題して、「美と慈愛を言葉で紡いだ、土と信仰の詩人
宮沢賢治を旅する」です。
リード文から引用すると、
「そして今、現代人は賢治から何を学ぶのか、
その普遍かつ新鮮な教えに倣い、壮大な”宇宙”に近づく」
とあります。
そして、この特集の巻頭言として
詩人でもあり評論家でもある吉本隆明さんがこんなことを
語っています。
宮沢賢治は聖なる存在、「セイント」(聖人)である。
それが僕の今の考えです。

豊富な写真と丁寧な記事でいいですね。
有名な「雨ニモマケズ」は、綴られたいた手帖の写真とともに
紹介されています。
それに、私も行った「宮沢賢治記念館」に展示されていた
愛用のチェロもしっかり紹介されています。
第二部は「旅の軌跡、人生の足跡 イーハトーブを巡る」で
賢治のふるさと花巻や盛岡が地図の便利帖つきで
紹介されています。

見てまわれたかもしれませんが、
花巻をでて、そのあと盛岡市もみてまわりましたから
結構思い出に残る旅ができました。

もうひとつ特集があって、
「家での一杯が変わる。
目からウロコの旨いビールの飲み方」がそれ。
そのヒントは本誌をお読みいただくとして、
夏に旨いビールを飲みながら、
宮沢賢治を読むなんて最高ですね。
贅沢すぎる気がしますが。

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