
さあ、ゴールデンウィークです。
今日は昭和の日で、祝日。
そもそもゴールデンウィークって
映画業界がいいだした言葉だとか聞いたことがあります。
連休になって、
それこそ映画館に長蛇の列ができて
まさに映画業界にとって
<黄金週間>だったそうです。
昭和30年代の初めの頃でしょうか。
映画が庶民の娯楽の王様だった頃です。
その頃の作品って
いい作品が多いですね。
いまでも十分楽しめる作品が多い。
作品の質がよかったから
ファンも多かったのか、
ファンが多かったから
作品の質が向上したのか。
つまりは、映画が輝いていた時代。
そんな当時の映画を観たいなら
『午前十時の映画祭』。
行きたい、行きたいばかりで
行けていない。
今度は待っていてもこないのに、と
反省しきりです。
じゃあ、読もう。
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初めて映画館で本格的に映画を観たのは、1968年封切りの『去年の夏』という作品だった。バーバラ・ハーシー主演の青春映画である。高校1年の時だ。
映画館で初めてパンフレットを買ったのもこの作品で、多分映画を観ることとパンフレットを買うことは切り離せないことだった。当時パンフレットはいくらぐらいしたかしらん。
映画館にはいるたびにパンフレットを買って、開演ベルの鳴るまでしばしこれから上映される映画にわくわくしながら見入ったものだ。
昨年始まった、過去の名作を毎週上映していく『午前十時の映画祭』は今年二期めを迎えて、「青のシリーズ」の新しい50本がランンナップされた。
この本、まさにその綺羅星の如く50本のパンフレット仕立てになっていて、ページをめくりながら、上映を待つ気分にしてくれる。
ちなみに今回の『午前十時の映画祭』の作品だが、『風と共に去りぬ』『シェーン』『素晴らしき哉、人生!』『道』と、名作傑作がつづく。
とにかく、わ、わ、わ、とため息がでる作品ばかりだ。
それらの作品の封切り当時パンフレットも映画評論家渡辺俊雄さんの秘蔵品のなかから紹介されている。その渡辺さんの所蔵パンフレットは2万冊になるという。
残念ながら、私が買ったパンフレットは今まったく手元にない。でも、どうしてか、そのパンフレットの感触は今でも手に残っている。
この本がそんな感触を思い出させてくれる。ちょうど『午前十時の映画祭』の作品たちが青春の日々を思い出させてくれるように。
(2011/04/29 投稿)

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