05/12/2011 誰も教えてくれないお金の話(うだひろえ):書評「漫画でハッピーになれるか」

この本を私に紹介してくれたのは
下の娘。
「この本読んでブログを書いたら」って貸してくれたのだが
なんだ、なんだ、
漫画ではないか。
しかもお金の話。
漫画はともかく
お金の話なんて娘も成長したものだと
すっかり感心してしまいました。
こづかいせびられるのって嫌だけど、
もしかして将来せびるつもりで
貸したのかと
勘ぐってしまいました。
冗談ですよ、
こんなこと娘にしれたら
きっと二度と口きいてくれなくなる。
というわけで、今日紹介するのは
うだひろえさんの『誰も教えてくれないお金の話』。
お父さんが教えてあげたのに、
えっ、それが心配だからだって。
娘ならそういうかも。
じゃあ、読もう。
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今若い人に人気の本だという。
お金の本である。しかも、漫画。いや、コミックエッセイというらしい。そういう親しみ感が若い人に受けているのかもしれない。
主人公は33歳の主婦兼イラストレーター。作者うだひろえが等身大モデルなのだろうか。ダンナは2年前に脱サラしてカフェ経営。お金の話をするにしてはなんだか微妙なモデルでしょ。
この二人、特に奥さんのひろえさんにとってはお金の問題はとても深刻で、節約をしているにもかかわらずいつのまにかお金がなくなる生活に額にシャドー(漫画の手法でよくわるでしょ、あの縦の線)がはいってしまう状態だ。
この主人公に付き合う形で、保険のこと、年金のこと、住居の賃貸か購入かの問題などお金の話がどんどん出てくる。
漫画を読めばこれであなたもお金通、となるかどうか。
ちょっとあやういのは漫画でわかったつもりになってしまうこと。漫画って思った以上にすっーて頭にはいってくる。それが心配。立ち止まって考えるくらいがちょうどいい。
この本でいえば間あいだに挿入されている「泉正人のお金を学ぶ」といったコラム風文章もしっかり読むことが大事だ。もちろん最初はそのあたりをとばして漫画だけ読むのもいいが、漫画を読み終わったらぜひ読むこと。それとできるなら、もう少し本格的な新書とかで追いかけるのもいい。
なにしろお金の問題ってやっぱり大事だし、真剣に学んで損はない。
作者のうださんがあとがきの最後にこう書いている。「読者さまのお金とのおつきあいが、一生ハッピーでありますように!」って。
漫画とのつきあいも一生ハッピーだったらどんなにいいだろう。
(2011/05/12 投稿)

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