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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は母の日

    母の日のかがやくばかり塩むすび  角川照子

  今日紹介する絵本は
  実話をもとにつくられています。
  新聞やテレビで見たり聞いたりしたことが
  あるかもしれませんね。
  主人公は佐々木禎子(さだこ)という
  12歳の少女です。
  原爆症で幼い命をうしないます。
  彼女が病床で折ったのが
  折り鶴。
  彼女のつくった折り鶴が
  9.11と呼ばれるアメリカのテロ事件の
  現場に贈られた話が
  絵本になっています。
  石倉欣二さんの『海をわたった折り鶴』が
  絵本のタイトルです。
  お母さんと一緒に
  そうだ、
  たまにはお母さんに読んできかせてあげるのも
  いいですね。
  お母さん、
  泣いちゃったりして。

  じゃあ、読もう。

海をわたった折り鶴 (えほんひろば)海をわたった折り鶴 (えほんひろば)
(2010/07)
石倉 欣二

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sai.wingpen  祈り                   

 ハモニカが吹けない。
 昭和30年代の人間として、少し恥ずかしいが、小学校に入学した時はちょうどハモニカからリコーダー、当時は縦笛って言っていたけど、に変わったところに原因があると思っています。
 鶴もうまく折れない。
 祈りをこめて折り鶴を作るって機会がなかったのもあるけれど、元来手先が不器用。
 昭和30年代生まれとしては、これも少し恥ずかしい。

 実話をもとにした感動的なこの絵本の巻末には「鶴の折りかた」が載っていて、第二段階ぐらいはなんとか覚えているのですが、あとはさっぱり。
 「わからないところは、おばあちゃんやお母さんに教えてもらってね」とありますが、「おじいちゃんやお父さん」でなくてよかった。
 そんな私が最近鶴を折ったのは、東日本大震災の被災地へのお見舞いだった。仕事場でみんなと折った。
 見ていると、やはり女性の方がうまい。男性は形無しだ。
 でも、どんな形になったとしても、心がこもっているかが大事。 
 自分にそう言い聞かせて、いくつか折った。

 この絵本の主人公佐々木禎子(サダコ)さんは、原爆の犠牲者です。
 原爆を落とされた日から10年後の1955年に、わずか12年の短い生涯を閉じます。
 病院に入院していたサダコさんは薬を包んでいた紙やお菓子の袋を使って、たくさんの折り鶴をつくっていました。
 「早く元気になって家に帰りたい」。そう祈りながら、折っていました。
 でも、サダコさんの祈りは叶いませんでした。
 残されたのは、サダコさんの折り鶴。
 そして、彼女の祈りを支えたたくさんの人たちの思いと願い。
 「世界に平和をきずくために」。

 サダコさんの折り鶴はその後2001年9月11日のアメリカで起こったテロの悲しみの場所に届けられます。
 この絵本ではそのことも描かれています。
 人はいろいろな事由で人を憎悪し、殺戮します。サダコさんもその犠牲者の一人ですが、彼女は誰も恨むことはありませんでした。
 ただ、元気になりたかった。そして、生きたかった。

 サダコさんの鶴につながる鶴を、折ってみませんか。
  
(2013/05/12 投稿)

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