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プレゼント 書評こぼれ話

  最近の毎日の日課。
  仕事から帰ると、
  夕食を食べながら、
  NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」を見る。
  毎回大笑いしている。
  宮藤官九郎さんの脚本がいい。
  最近のお気に入りは、
  北三陸鉄道副駅長役の荒川良々さん。
  もう絶品!
  最近はアキちゃんが使う「じゃじぇじぇじぇ!」も
  自然に出るようになって
  そんなに自慢できるものでもありませんが、
  すっかり「あまちゃん」にはまっています。
  日課の続きでいえば、
  NHKBSで再放送されている「てっぱん」も
  欠かさず見ています。
  「今日はあまちゃんがよかった」「てっぱんの方がいい」
  なんて、
  たわいもない評価をして喜んでいる。
  今日紹介する一冊は、
  大崎映晋(えいしん)さん『海女(あま)のいる風景』。
  この本を読んで
  もっと「あまちゃん」の世界を
  極めましょう。

  じゃあ、読もう。

海女(あま)のいる風景海女(あま)のいる風景
(2013/03/29)
大崎 映晋

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sai.wingpen  裸海女さんの姿に、じぇじぇじぇじぇ!                   

 NHKの第88作目めとなる朝の連続テレビ小説「あまちゃん」は、宮藤官九郎さんの軽妙な脚本と出演者の息のあった演技で好評らしい。
ドラマの舞台は北三陸という架空の港町。そこが故郷である母親春子に連れられてきた高校2年のアキは祖母の海女(アマ)姿に感化されて、海女をめざして修業中という設定である。
 毎回、笑いのツボが仕込まれていて、いつも楽しませてもらっている。

 海女とはどんな仕事なのか、この本は水中撮影家の大崎映晋(えいしん)さんがかつて撮った海女さんの姿がふんだんに収められている。
 この本の海女さんは、なんと、褌ひとつの裸海女なのだ。
 じぇじぇじぇじぇ!
 NHKの番組ではさすがにこれはできない。
 主役の能年玲奈さんの裸海女は見たいけど、先輩海女の弥生さん役の渡辺えりさんも裸海女だとしたら、それはそれで、じぇじぇじぇじぇ! ものだ。
 もっとも残念ながら、今は全国どこに行っても、裸海女さんは見られないらしい。
 だから、ここに収められている写真はとても貴重な記録でもある。

 撮影されたのは昭和30年代。石川県の能登半島の先にある舳倉島(へぐらじま)の海女さんの姿。
 海底に向かうその姿の美しいことといったら、ない。
 身体に余計な着衣がない分、その肢体のなめらかなこと。まさに、人魚とはこういう姿をしていたのではないか。
 裸であるが、決していやらしさは感じない。健康的だし、隠さないことで逆に恥ずかしさもない。むしろ、誇らしげなのだ。
 「あまちゃん」のセリフを借りれば、「かっけーっ」だろう。

 当時の海女さんの稼ぎはよかったという。娘が15歳になると一家五人の暮しを支えられたというし、娘が三人もいれば蔵が建ったそうだ。
 それらい海女さんたちが採集するアワビとかが高級だったということだろう。
 近年は海女さんが裸でなくなったと同様、けっしてそれで生計が潤うことはなさそうだ。

 この本では舳倉島の海女さんだけでなく、伊豆や房州の海女さんの姿も描かれている。
 また、三重県鳥羽の親子孫三代つづく海女さんの母子との対談もあって、まだ21歳の三代目の海女さんは、ドラマ「あまちゃん」の主人公アキのように「海が大好き」と話している。
 著者の大崎氏はいう。
 「海女さんたちが潜れる海が、もうありません、なんて悲しいことにならないように」と。それは、願いに近い。
  
(2013/05/14 投稿)

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