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プレゼント 書評こぼれ話

  最近の週刊誌を見ていると
  高齢者向けのSEX記事が多い。
  読者層の年令があがっているせいだろうが
  60代のSEXとかいわれてもなあ、と
  やや悄然となります。
  若者が草食系とか言われているのに
  高齢者がこれでどうなるのやら。
  その一方で、
  セックスレスの問題があったりして、
  人間複雑になると
  さっぱりわからない。
  今日紹介するのは
  亀山早苗さんの『セックスレス そのとき女は……』。
  SEXの問題は男女の問題ですから
  「そのとき女は…」だけでなく
  「そのとき男は…」でもあるのだということを
  世の男性は忘れないでもらいたい。

  じゃあ、読もう。

セックスレス そのとき女は……セックスレス そのとき女は……
(2012/11/22)
亀山 早苗

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sai.wingpen  「夫婦」って何?                   

 何事も経験することは重要だ。
 だが、経験したからといってそれがうまく説明できるかといえば、そうでもない。
 結婚して、30年以上経つが、「夫婦」って何? と問われてもうまく答えられない。そもそも、どうして「夫婦」という関係を結んだのかという問いにも。
 一緒に暮らすこと。新しい家庭を持つこと。けれど、それは「夫婦」になることの全てではない。
 「夫婦」って、だから、難しい。

 「夫婦」だから、セックスをする。そのこと自体、そうでもないから、ややこしい。
 「セックスレス」の問題は、当然存在するだろうと思われる「夫婦」の間にも、それが存在しないのであるから、「夫婦」という関係性を複雑にしている。
 本書では「夫婦」の間の「セックスレス」の問題を取り上げているが、裏返せば「夫婦」とは何かという問いかけであり、さらにはジェンダーの問題にもつながっている。
 著者の亀山早苗さんはこれまでにも多くの性の問題を実際の人々へのインタビューを通して描いてきたライターだが、彼女にして「好きな人とセックスして、身も心も充足する。これだけのシンプルなことが満たされていない」と嘆かせるほど、「セックスレス」の問題は根深い。

 そもそも「夫婦」という関係が多様であり、一組のそれであっても、年を経ることでその関係性が変化していくのだから、「夫婦」とはこうだなどと言えるわけはない。
 また、「セックス」という行為も亀山さんがいうように「個人の数だけ、性のありようはある」のだから、それが「夫婦」と組み合わされると、どこまでも広がる。
本書にでてくる事例は、一握りでしかない。
 亀山さんは「セックスレスを解消するのに、マニュアルはない」という。ただし、そのことで「悶々として時間を過ごすのはもったいない」ではないかと書く。

 「夫婦」だから、セックスをしなければいけない、ということもない。けれど、そのことが「夫婦」という関係性を悪化させているのであれば、解決させるべきだろう。
 もっとも、本当は、その前に「夫婦」とは何かという答えを持っておくべきだろうが。
  
(2013/05/21 投稿)

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