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プレゼント 書評こぼれ話

  今日の書評は
  今までにないパターン。
  街に飛び出して、本を読もう
  みたいな内容。
  おおげさかな。
  紹介する本は
  平松洋子さんの『ステーキを下町で』。
  で、街に飛び出してということですが
  この本の中で紹介されていた
  赤羽
  北区赤羽にある大衆酒場「まるます屋」に
  行ってきたのです。
  はたして、平松洋子さんの書かれている内容に
  疑わしい点はないか、過大な表現になっていないか。
  行ってみてびっくり。
  このお店、平松洋子さんが書いているように
  昼間から満席。
  行列までできています。
  元気のいいおばちゃんがいて、
  みんな笑顔、笑顔。
  酒場にしては明るい。
  いいなぁ。こんな飲み屋さん。
  私が注文したのは
  生ビールと鯉の洗い。
  これも平松洋子さんと同じもの。
  こんなおいしい書評もいいものですね。
  この本の中で
  平松洋子さんが旅について
  こんなことを書いています。
  
    旅は「せっかく」でできている

  これは名言。

  じゃあ、読もう。

ステーキを下町でステーキを下町で
(2013/02/24)
平松 洋子、谷口 ジロー 他

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sai.wingpen  一見に如かず                   

 東京北区赤羽にある大衆酒場「まるます屋」に行ってきました。土曜のまだ3時前。こんな時間にお酒なんて飲んでいいのでしょうか。
 あれ?  これって書評ですよね。居酒屋レポートじゃないですよね。なんて思った方、あわてない、あわてない。これ、ちゃんとした書評ですから。
 昼下がりの時間なのに、もう店内はいっぱい。さすがだ。
 なにしろこのお店は「朝から酒飲みてえ」という先代の意向で朝の9時から開けているのです。
 だとしたら、酔っ払いばっかし? とんでもない。このお店には「お酒類1人3本まで」という「お約束」があって、皆さん、楽しくお飲みになっています。
 しかも、女性客も多いではありませんか。
 さては、平松洋子さんの『ステーキを下町で』をお読みになったか。それも、違う。ただただ「まるます屋」のファンの皆様とお見受けしました。

 朝から開いている大衆酒場「まるます屋」のことは、エッセイスト平松洋子さんの『サンドウィッチは銀座で』に次ぐ、味めぐりエッセイの第二弾のこの本の「朝の大衆酒場、夜はスナック」に紹介されています。
 この本、味めぐり、旅行案内だけでなく、東京駅内に出現した名店街やあの「餃子の王将」といったホットスポットまで網羅されていて、さすが平松さん、文章だけでなく、取材対象にも心配りが感じられます。
 今回も谷口ジローさんのいい画が添えられていて、さらに食欲がそそられるのです。

 でもさすがに豚丼を食べに帯広には行けず、黒豚恋しくても鹿児島は遠く、ああでもこの本に紹介されているあの味この味、せめて一品でも食したい。
 この本を読めば、誰でもそう思うはず。舌がむずむずするのです。
 それもこれも平松さんの文章のなせるわざ。
 ならば、赤羽はどうだ。これなら途中下車して行けます。できたら、平松さんが行ったのと同じ時刻がいいということで、冒頭の文章に戻ります。
 食するのは、「酢味噌をつけてつまむと、いましも天国に招き入れられた心地に包まれる」と、平松さんおすすめの鯉の洗いにしましょう。
 生ビールもつけて。
 いやあ、昼からいいのでしょうか。
 平松さんの本は、それ自体おいしいのですが、やはり一見に如かずです。
 〆て750円の快楽。

 次はどこに行こうかと、思案したくなる一冊なのです。
  
(2013/05/27 投稿)

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