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プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介する浜田桂子さんの
  『へいわって どんなこと?』は
  先週紹介しました田島征三さんの『ぼくのこえがきこえますか』と
  同じように、
  日・中・韓 平和絵本シリーズの一冊です。
  8月というのは
  この国にとって戦争のことや平和のことが
  もっとも身近になる月だといえます。
  夏休みでたくさん遊ぶのは仕方がないし、
  いっぱい遊べばいいのですが、
  少しだけ、
  戦争とか平和とかのことを考えてみませんか。
  難しい本ではなく
  この『へいわって どんなこと?』という絵本を
  読むだけでもいい。
  きっとそれぞれの平和があって
  そのことを家族や友だちと
  話し合うことって
  とっても大事なことです。
  せっかくだから、お盆におじいちゃんやおばあちゃんのいる田舎に
  帰る機会があったら
  聞いてみるのもいいんじゃないかな。

  じゃあ、読もう。

へいわって どんなこと? (日・中・韓 平和絵本)へいわって どんなこと? (日・中・韓 平和絵本)
(2011/04/01)
浜田 桂子

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sai.wingpen  本を開く前に考えてみないか                   

 平和の話をしよう。
 いまの日本は平和だよね。
 でも、幸福かというと、みんながみんなそうだとは言わないような気がする。
 学校にはいじめがあって、家庭には児童虐待があって、会社ではリストラとかもある。毎年何万人という人が自殺をしてしまう国は、幸福とはいえない。
 だったら、平和というのもおかしいかもしれない。
 戦争をしないからといって、平和とは限らない。原発事故で自分たちの生まれ育った村に帰れない人がたくさんいる。
 それって平和だろうか。
 平和ってみんなのいのちがきちんと守られることじゃないだろうか。

 日本、中国、韓国。隣国でしかも歴史的にも古い関係がある、三つの国。けれど、昭和の時代にはとっても悲しい戦争があったのも事実。いまもまた領土問題でけっしてうまくいっているようには見えない。
 そんな三つの国の絵本作家たちが子どもたちに平和の意味を問う絵本をシリーズで刊行している。
 この絵本もその中の一冊。
 絵本作家の浜田桂子さんは1947年生まれだから戦争を直接的には知らない世代です。そんな浜田さんが選んだテーマが、「平和」。
 浜田さんの絵はやさしいけれど、力強くもあります。どちらかといえば、ぎゅっと拳を握っている男の子のような絵。あるいは、子どもをぎゅっと抱きしめる母親のような絵。

 浜田さんは「平和」について、たくさんのことをこの絵本の中に書いていますが、その中のひとつにこんな文章があります。
 「わるいことを してしまったときは ごめんなさいって あやまる」。
 なんだ、そんなことが「平和」なんだって言わないで。
 「あやまる」ことができないから、人はいがみ合ったり恨んだりする。仕返しをしようなんて考える。
 簡単なようで、簡単でないから、「平和」って難しい。

 この本の読み方。
 まず、表紙に大きく書いてある、「へいわってどんなこと?」を、ページを開く前に考えてみましょう。
 それから、浜田さんの作品を読んでみます。
 そして、もう一度、みんなで「平和」について話してみませんか。
 そこから、「平和」の一歩が始まるように思います。
  
(2013/08/04 投稿)

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