FC2ブログ
プレゼント 書評こぼれ話

  今日で8月もおしまい。
  長かった夏休みもおわりですね。
  おっと、明日は日曜日。
  つまりは、今年の夏休みは
  おまけつき。
  いいなぁ。
  子どもたち。
  おまけつきなんて。
  でも、このおまけの一日で
  油断するんだよね、ふつう。
  明日宿題しようと考えたりしていません?
  そんなせこい大人じゃないか。
  あはは。
  今日はそんな楽しい気分で
  読める一冊を。
  東海林さだおさんの『どら焼きの丸かじり』。
  文春文庫の新刊です。
  このブログでも
  久しぶりの「丸かじり」シリーズ
  ちなみに、このブログでは
  「丸かじり」シリーズ全巻の書評が
  読めますよ。
  あ、その前に
  夏休みの宿題は終わらせましょうね。

  じゃあ、読もう。

どら焼きの丸かじり (文春文庫)どら焼きの丸かじり (文春文庫)
(2013/08/06)
東海林 さだお

商品詳細を見る

sai.wingpen  解説の解説の書評                   

 週刊誌の連載で一度、単行本化でもう一度、文庫本化でさらに一度と、東海林さだおさんの食のエッセイ『丸かじり』シリーズに何度も楽しませてもらっている。
 さらにいうなら、文庫本化で和田誠さんのカバー画にも満足し、文庫解説のさまざまな執筆者のさばき加減に感銘する。
 こんな贅沢、ありません。

 『どら焼きの丸かじり』は2008年に週刊誌連載され、ところで2008年ってどういう年だったかパッと答えられますか、ううーむ、私は出てこなかった。
 でもってネットで調べると、そうか北京オリンピックがあったのがこの年、それで流行語に「ゲリラ豪雨」も登場したのもこの年だったんだ。
 単行本は翌2009年に出版されています。

 この文庫本で解説を書いているのは雑文家の佐藤和歌子さん。
 「書くことがないんですよ」と書き始めた解説のタイトルが「解説の解説」。ですから、この書評は「解説の解説の書評」ということになります。
 「丸かじり」シリーズの文庫本はこの本でちょうど30冊めになるそうで、「解説の解説」と開き直っているようにみえますが、これはなかなかいい試み。
 まずもって、「丸かじり」シリーズの文庫本で「解説」までもが面白いことを知っていないと書けないのですから、佐藤さんなかなかのくせもの。
 しかも歴代解説者(このメンバーが実にいい。「丸かじり」シリーズの「解説文」だけで一冊本ができてしまえるほど)のおいしい一文だけを紹介する手口(なんか怪盗ルパンみたいですが)など、鮮やかというしかない。
 佐藤さんは文庫本表紙の和田誠さんの絵にも触れる細やかさもあって、おぬしやるな、の世界です。

 ところで、この巻ではなんといっても「どら焼き」が主役。
 「愛すべきどら焼き」の章で、東海林さだおさんはこうおっしゃっています。
 「もうね、あれです、見ているだけで幸せ。」。
 どら焼き大好き人間としては、よくぞ書いて頂きました、です。
 そういえば、2008年の流行語大賞は「グ~!」でした。
  
(2013/08/31 投稿)

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビュープラス