02/10/2014 守るお金、攻めるお金(小宮 一慶):書評「一寸先は、誰だって、闇」

まずはおわびから。
昨日の記事で東京では20年ぶりの大雪なんて
書きましたが、
実はなんと45年ぶりの大雪だったそうです。
生まれていませんでしたといいたいところですが
もちろん生まれていましたが
その頃は大阪にいましたから
知らないんです。
さて、今日は気分を変えて
小宮一慶さんの
『守るお金、攻めるお金』という本を
紹介します。
副題は「将来不安をなくすために知っておきたい70のこと」と
あります。
将来のお金の心配で
夜も眠れないという人もいるかと
思います。
そうならないためにも
読んでおきたい一冊です。
この本の中で、
株式投資について
小宮一慶さんはこんなことを書いています。
株式は安い時に買って、長期保有する
安い時に買うなんて誰だってわかると思います。
それができれば苦労はしない。
でも、この文章の後段が重要。
「長期保有する」、つまり「時間」を有効に活用するのです。
それともう一つ、
訳の分からないものは買わない
これも大切です。
どんなに利率のいい投資話であっても
自分が理解ができないものには
手をださないことです。
先週乱高下した株式市況ですが
さて今週はどうなるのかな。
じゃあ、読もう。
![]() | 守るお金、攻めるお金―――将来不安をなくすために知っておきたい70のこと (2013/11/01) 小宮 一慶 商品詳細を見る |

私の父は大変手堅い人でした。貯金はしていましたが、投資などという考えはなかっただろうと思います。
父は大きな遊びもしませんでした。そのかわりに、私たち家族をきちんと守ってくれました。
派手好きな人からみれば、そんな父はつまらない男に見えたかもしれませんが、それが父の性格だったのですし、他人がとやかくいえるものではありません。
もし、父が投資などをしていたとしても父にとってはそれはそれで大きなストレスになったと思います。
お金を貯めるとか増やすというのは、その人の性格に左右されます。また逆にいえば、お金によって性格が変えられることだってあります。
自分の性格はコツコツ型なのか少しばかりの損がでても平気なタイプなのか、そのあたりをしっかり見極めないとお金に振り回されることになります。
本書は人気経営コンサルタントの小宮一慶氏が書いたお金の本です。
小宮氏が行っている投資の内容であったり、具体的な記述も多いのですが、まずは基本となるお金に対する考え方を読み解くことが大事です。
小宮氏はこの本の冒頭で、「自分が持つお金には、「守るお金」と「攻めるお金」の2種類があります」と書いています。これが本書のタイトルにもなっています。
「守るお金」というのは、「あなたと家族の生活を守るためのお金」。「攻めるお金」とは、「ゆとり資金などの当分の間は使う予定のないお金」のことで、「攻める」(つまりは殖やす)元手となるお金です。
「効率的に殖やすのであれば、元手は大きければ大きいほど、利益を上げやすく」なります。
アベノミクスの影響で株価が上昇し、大儲けしたといったことを耳にしたことがあるかと思いますが、それは誰でもということではないことは認識する必要があります。
間違っても「守るお金」にまで手をつけてはいけないのです。
「一寸先は闇」は言葉の世界だけでなく、日常的に誰にでも起こる世界だということです。
お金をなくして、家族の生活が守れなくなるなんていう不幸になる前に、読んでおきたいものです。
(2014/02/10 投稿)

応援よろしくお願いします。
(↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)


レビュープラス
| Home |