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プレゼント 書評こぼれ話

  週末から日曜にかけて
  ソチ冬季オリンピック浅田真央選手の報道が
  過熱していましたね。
  そういう私も
  昨日のブログで書いたばかり。
  しかも
  今日紹介する小宮一慶さんの
  『間違いだらけの仕事の習慣』の書評でも
  浅田真央選手のことを
  書きました。
  でも、この本で
  小宮一慶さんがいいたかったことを
  浅田真央選手の演技は
  体現したのだと思います。
  そういう点では
  スポーツの世界というのは
  とてもわかりやすい。
  ソチ冬季オリンピック
  結果として
  多くのことを私たちに
  残してくれました。
  出版界ではしばらく
  写真集とかの刊行が続くでしょうね。
  いいオリンピックでした。

  じゃあ、読もう。

間違いだらけの仕事の習慣 (青春文庫)間違いだらけの仕事の習慣 (青春文庫)
(2014/01/09)
小宮 一慶

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sai.wingpen  なれる最高の自分になる                   

 4年前のバンクーバー冬季オリンピックではメダルにこだわったフィギアスケートの浅田真央だったが、今回のソチ冬季オリンピックではメダルは目指すとしたもののそれ以上に、「最高の演技」であった。
 むかえたショートプログラムの試合での痛恨のミス。日本中が悲鳴をあげた。
 そのわずか一日後、フリーの演技で浅田真央がみせたのは、日本中を歓声に変えた「最高の演技」だった。
 メダルをとったバンクーバーで見せた悔し涙。メダルには届かなかったが、笑顔で終えたソチ。
 浅田真央自身、「最高の演技」に満足した証しだ。
 これはスポーツの世界だけではない。ビジネスの世界でも同じだ。
 経営コンサルタント小宮一慶氏が言い続けている「なれる最高の自分になる」という言葉を思い出した。
 まさに、浅田真央はソチ冬季オリンピックで「なれる最高の自分」になったのだ。

 はじめに書いておくと、この文庫本は2011年に刊行された小宮氏の『報われない人の9つの習慣』を改題・加筆したものだ。
 文庫の世界ではよくある。いつも思うのだが、こういうことはできるだけ表紙に大きく表示すべきだろう。
 改題をしても、その本には読む価値があれば、読者は手にとるだろうし、小宮氏のこの本は何度でも読むべき内容だから、巻末に小さく表示することはない。
 「文庫版のための「はじめに」で、小宮氏は「結果が出るためには、「正しい努力の積み重ね」が必要です」、と書いている。
 「結果が出る」とは、「なれる最高の自分になる」と言い換えていい。
 浅田選手もきっと「正しい努力の積み重ね」を行っていたにちがいない。バンクーバー冬季オリンピックのあと、ジャンプを跳べなくなった浅田選手の姿を覚えている人も多い。
 それでも、彼女は必死になって、跳ぼうとした。
 「正しい努力の積み重ね」があったからこそ、ソチ冬季オリンピックでの「最高の演技」につながったのだ。

 間違った努力や習慣はどれだけやっても成功には結びつかない。
 そして、人間は時に「正しい努力」を忘れてしまう。
 この本は、その振り返りのためにも何度でも読めばいい。
 浅田真央の「最高の演技」は、多くのことを私たちに教えてくれた。
  
(2014/02/24 投稿)

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