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プレゼント 書評こぼれ話

  小宮一慶様。
  小宮さんが以前から言い続けてきた
  「100冊の本」という目標が
  ついに
  この『社長の心得』で
  達成されましたね。
  おめでとうございます。
  小宮さんの本を
  何冊も読んできた一読者として
  果たして100冊めの本がどういう内容になるのか
  楽しみでもあったのですが
  さすがにいい本にできあがって
  読者としても
  うれしく満足しています。
  この本でも
  たくさんの素晴らしい言葉に出会いました。

   営業活動とは、
   お客さまが求める商品・サービスが
   ここにあることを伝える
   「親切活動」である。

  とか、

   部下を心から褒められることが、
   人を使えるようになる
   第一歩である、

  といった言葉の数々。
  多分、小宮さんのことですから
  あらたな目標を定められていると
  思いますが、
  これからもお体を大切にされますよう、
  心から願っています。

  じゃあ、読もう。

社長の心得社長の心得
(2014/01/31)
小宮一慶

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sai.wingpen  小宮一慶氏の100冊めの本は繰り返し読みたい                   

 経営コンサルタントの小宮一慶氏の、記念すべき100冊めの本です。
 小宮氏はこれまでにもしばしば書いていましたが、経営コンサルタントとして独立したとき、「本を百冊書くこと」を目標のひとつとしました。
 ちなみに、「目的」と「目標」が違います。
 小宮氏は「目的とは最終的に行くつくところや存在意義」だとしています。「目標」は、「目的」を達成するための目指すべきことなのです。
 小宮氏の「本を百冊書くこと」は、「関わった経営者の方に、良い会社をつくって」もらい、そういった会社が増えることでこの社会がよくなるという小宮氏の「目的」のために、ひとつの「目標」です。
 今度は、次に百冊を書くことが、あらたな「目標」になるのかもしれません。

 100冊めの本を「社長」という経営者に向けた意味は大きいと思います。
 会社は経営者一人で動くものではありませんし、そこで働くたくさんの人々で成り立ってもいますが、もし経営者がその舵を間違うととんでもない方向に進んでしまう恐れがあります。最後は、倒産という事態にもなりかねません。
 だから、小宮さんは100冊めの区切りの一冊を、経営者に向けて書いたのだと思います。
 もちろん、経営者だけでなく、会社に業務に携わる多くの人々に読んでもらえることで、正しい考え方が浸透していきます。
 正しい経営者一人ではできないことが、正しい従業員がいることでできうることがあるはずです。

 小宮氏は社長がすべきことは三つだといいます。
 一つめが、会社の方向づけ。二つめが資源の最適配分、三つめが人を動かすこと。
 この本では、会社の方向づけについて、「社長は、遠い将来を見据えて、環境の変化を予測し、会社の方向づけを行う」とあります。
 このように大事な事柄が短い文章で書かれ、そのことを解説する文章が隣のページに掲載されている体裁がとられています。
 95項目のことがらを一気に読んでしまうか、毎日少しずつ読むかは、読者の自由ですが、きっと小宮氏は自身が松下幸之助さんの『道をひらく』を何百回読んだように、何度も繰り返し読んでもらいたいと願っているでしょう。
  
(2014/03/24 投稿)

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