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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は立冬

     投函の封書の白さ冬に入る     片山 由美子

  早いもので
  今年もあと二か月を切りました。
  来年私は還暦を迎えて
  いよいよ定年となります。
  今の職場は雇用延長制度がありますが
  それを利用しませんと
  早々に宣言しています。
  つまり、あと数か月で晴れて「無所属の人」になるのですが
  さてさて
  その先はといえば
  しっかり見えているかといえば
  そうでもありません。
  結構行きあたりばったりです。
  でも、矢部武さんの『60歳からの生き方再設計』なる本を
  読むくらいですから
  それに今年はそういう系統の本を
  結構読んでいますから
  自分の中でも気になっているのだと
  思います。
  どんな冬になるのか
  どんな春を迎えるのか。

  じゃあ、読もう。

60歳からの生き方再設計 (新潮新書)60歳からの生き方再設計 (新潮新書)
(2014/08/11)
矢部 武

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sai.wingpen  第二の人生こそ、私たち自身の問題                   

 最近は年金の繰上げ支給もあって雇用延長制度を利用して定年を迎えても会社に残る人が増えた。
 経済的な問題もあろうが、伸びる平均寿命のことを考えれば、新しい職場を探すといっても容易ではないだろうし、後輩が上司になろうがどのような仕事を仰せつかろうが、今の職場に留まる方がいいと考える人も多いのだろう。
 もちろん、その仕事が好きであればその方がずっといい。けれど、自分に合っていないと思っていて残ることはない。
 いずれにしても、定年から先の時間はたっぷりあるから、初めて就職活動を行うように、重要な選択になる。
 「人はいくつになっても元気なうちは誰かの役に立ちたい、誰かとつながっていたい、誰かに必要とされたいという気持ちがあり、それが新たな生きがいにつながる」と、本書にも書かれているように、どうしてもそういう種類の本も多く出版されている。
 この本も、タイトルの通り、その種類の本だ。

 本書では海外(特にアメリカ)の事例が多く紹介されているのが特長といえる。
 著者がロサンゼルスタイムス紙の東京支局記者を経験したりアメリカの事情に詳しいことも関係している。
 そんななかで、定年後の人とのつながりや「愛と性の再設計」が語られているのだが、果たしてそれは有効だろうか。
 事例として知ることは必要だが、アメリカ人の生き方と日本人のそれは大きく違うような気がする。
 もし海の向こうの定年を迎えた人たちの生き方を学ぶとすれば、赤ちゃんの時代からの生活環境も変える必要があるのではないだろうか。
 日本人として60歳まで生きてきて、それから先の生き方はアメリカ様式がいいといわれても困惑するだけだ。

 おそらく定年を迎えてどう社会とつながっていくかで迷うのは男性の方が多いような気がする。
 それだけ組織に対する依存度が高いのであろう。
 雇用延長制度で会社に残るのもいいが、ある意味では問題の先送りでもある。
 いつかは誰にも組織を離れるという事実がやってくる。
 そのためにも早めに「生き方再設計」を行うに越したことはない。
 第二の人生こそ、私たち自身の問題なのだから。
  
(2014/11/07 投稿)

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