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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  中川ひろたかさん文、村上康成さん絵の
  『さつまのおいも』という
  楽しい絵本を紹介します。
  さつまいもは別名甘藷。
  青木昆陽という江戸時代のえらい先生が
  広めたそうです。
  習ったでしょ、昔。
  さつまいもは
  秋の季語。

    ほの赤く掘起こしけり薩摩芋   村上 鬼城

  という句もいいですが、

    ほつこりとはぜてめでたしふかし藷   富安 風生

  なんていうのも
  さつまいもらしい。
  焼きいも屋さんの声を聞かなくなって
  久しいですが
  なんだか昭和が遠くなってしまった
  そんな感じがします。
  焼きいも屋さん
  元気にしているのかな。

  じゃあ、読もう。

さつまのおいも (絵本・ちいさななかまたち)さつまのおいも (絵本・ちいさななかまたち)
(1995/06/20)
中川 ひろたか

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sai.wingpen  スイートポテトでおならがでるか                   

 さつまいもが好きです。
 あの形、紡錘形なんてりっぱな名前ではなく、頭とお尻がすぼまって、細長いのがあったり、でぶっちょがいたり、型にはまっていないのがいい。
 色もいい。茶色というか土の色というか、いってみれば「さつまいも」色なんですが。
 何より味がいい。
 天ぷらにしてもおいしいし、ふかしてもおいしい。最近はスイートポテトなんて洒落た名前で出たりしていますが、やはり焼き芋が一番。
 そういえば、焼きいも屋さんの「いしやきーも」なんていう声も聞かなくなりました。

 私たちにそれほど親しみのある「さつまいも」を絵本にしたら、こんなにおいしい、いえ楽しい絵本になりました。
 まあ素材はいいですから。
 中川ひろたかさんが文を書いて、村上康成さんが絵を描いています。
 ごはんも食べるさつまいもなんて想像するだけで楽しいです。トイレでしゃがんでるさつまいも、なかなか絵にするのは大変だったでしょう。
 村上さん八百屋さんでさつまいもをいっぱい買ってきて、このさつまいもはお風呂にはいっているのにしようとか、トイレはこれに座らせよう、なんて考えたのかな。
 もちろん、最後はきっと食べちゃったでしょうが。

 そんな平和なさつまいもの世界にある日子どもたちがやってきて、いもほりが始まりました。
 いもほりを「つなひき」に見立てるなんて、中川さんのセンスのよさが光ります。
 もちろん、子どもたちが勝って、最後は恒例の落葉を集めて焼きいも大会。
 でも、落葉で焼きいもなんていう光景はすっかり見かけなくなりました。
 今の子どもたちは知らないのではないかしらん。
 それでも、そんな絵がすっと子どもたちにはいってくるとしたら、日本人のDNA恐るべし、です。
 それほど、さつまいもは日本人に愛されているのです。

 そして最後はこれも恒例の、おなら。
 おならがプーとでるくらい、さつまいもを食べたい。
 スイートポテトでは出たことがない。
 あれはどうしてでしょう。
 現代日本の7不思議かもしれません。
  
(2014/11/09 投稿)

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