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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は大寒
  24節気の一つで、一年で最も気温が低い時期に
  あたります。

    大寒の紅き肉吊り中華街    池田秀水

  寒い光景を感じさせる
  いい俳句です。
  このブログでも
  季節の折々に俳句を紹介していますが、
  これは『俳句歳時記 第四版増補』(角川文庫)を
  参照しています。
  手元に歳時記があると
  生活がとても豊かに感じられる時が
  あります。
  そういう点では
  一家に一冊、欠かせられません。
  俳句の楽しさは
  日常生活の中に自然とあるような気がします。
  今日紹介するのは
  夏井いつきさんの『超辛口先生の赤ペン俳句教室』ですが
  これはテレビのバラエティ番組「プレバト!!」から
  生まれた本です。
  私も時々見ていますが
  夏井いつきさんの個性が
  冴えわたっていて
  とても面白い番組です。
  せっかくですから
  私も一句。

    大寒の歩幅小さくなりにけり   夏の雨

  じゃあ、読もう。

超辛口先生の赤ペン俳句教室超辛口先生の赤ペン俳句教室
(2014/11/29)
夏井 いつき

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sai.wingpen  夏井先生、今日もキツい                   

 バラエティ番組はほとんど見ない。見てもせいぜい食事の際に右目でのぞく程度。
 ところが、最近そのバラエティ番組で、箸がとまるものがある。
 それがTBS系で放映されているダウンタウンの浜田雅功さんが司会の『プレバト!!』の、俳句コーナーだ。
 さまざまな芸能人が一枚の写真を見て俳句を作って競うというもの。その時の師範の先生が、俳人の夏井いつきさん。
 本書に「超辛口先生」と付いているように、芸能人の俳句を一刀両断、ズバズバと斬りまくっていく。
 そして、赤ペンでどしどし添削をしていく。時にはまるで違う俳句になってしまうことも。
 夏井先生と芸能人の掛け合いも面白いが、実は俳句をつくる上の心得がばっちし入っている。
 見るだけで、俳句が上達すること間違いなし、かも。

 そんな番組から誕生したのが、本書。
 今までに放映されて俳句と夏井先生の添削の理由が活字になってさらにわかりやすい。
 超入門書であるが、俳句作句の基本中の基本が押さえられているから、これから俳句をつくってみようかと思っている人には最適な一冊だ。

 夏井先生は俳句王国松山在住の俳人で、「第8回俳壇賞」というりっぱな賞まで受賞している。
 俳句集団「いつき組」の組長でもある。
 何しろこの「いつき組」の合言葉は「楽しくないと俳句じゃない!」というのだから、組長の語幹といい、まったく楽しい集団だ。
 何しろ俳句にはどうも年寄りの趣味のようなイメージがあるから、それを払拭するにはバラエティ番組での俳句添削もおおいにありだと思う。

 本書の中で夏井先生は「「俳句」とは「型」の文学」と書いている。
 「言葉をパズルのように型に入れると一句作れる、かなりメカニックな性質を持って」いると、そのあとに続けているが、ここでいう「型」とは「五七五」の定型詩であったり「季語」をいれるであったりのことだ。
 基本的にはその「型」を守れば、俳句はつくれるが、それに読ませる詩の要素をいれるのが並大抵ではない。
 アマチュアとプロの差がそこに出てくる。
 夏井先生がどんな風に添削をしていくか、それを学ぶだけでも、かなりちがう。
 ふと気づいたが、夏井先生の名前を反対から読めば「きつい」だ。
  
(2015/01/20 投稿)

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