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プレゼント 書評こぼれ話

  先日の函館旅行の際に
  鞄にいれた本が
  今日紹介する
  上田紀行さんの『生きる意味』。
  函館紀行にも書いたように
  今回旅をした仲間は
  私も含めて
  60歳の還暦を迎えた「おっさん」です。
  20歳の若い人たちも
  「生きる」ということに悩むと思いますが
  私たちのような「おっさん」も
  結構悩むものです。
  私はそれでいいと思っています。
  会社というレールの中で生きてきて
  ある日それが終点を迎え
  レールから降りてしまえば
  前にあるのは
  広大な荒野。
  それで悩まないなんて嘘です。
  悩むのが怖いから
  またレールに乗ろうとするのではないかしらん。
  そんなことも
  今回の函館旅行で
  考えたいと思って
  この本を鞄に入れました。
  私にとっての
  「生きる意味」とは。
  少なくとも今目の前にあるのは
  荒野ではなく
  緑あふれる田園のような気がしています。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  あなたのワクワクすることは何?                   

 「キャリア(career)」という言葉はよく聞くが、その定義は難しい。
 アメリカのキャリア研究の第一人者であったドナルド・スーパーは、「キャリアとは人生のそれぞれの時期で果たす役割の組み合わせ」といっている。
 スーパーのいう「役割(ライフロール)」とは、「息子・娘」であったり「職業人」であったり「余暇を楽しみ人」であったりする。ほかにも、「学生」「市民」「ホームメーカー」という役割がある。
 それらが組み合わさって「キャリア」を構成するという。
 わかりやすいのが、定年退職。今まで「職業人」という役割を担ってきた人が定年によりその役割を終える。余った時間をどんな 役割で過ごすのか。あるいは、どんな役割で過ごしたいのか。
 それがその人の新しい「キャリア」となっていく。
 ところが、私たちは自分が何を求めているのかはたと悩む。「自分の「生きる意味」がどこにあるのかも」をも含めて。

 本書は文化人類学者の上田紀行氏がそんな現代人の「生きる意味」を探った提言書である。
 前半では何故現代人は「生きる意味」を喪失したのかを歴史面や社会面から見ていく。後半で、「内的成長」という言葉を使って、「生きる意味」の成長を促していく。
 上田氏は、人は生きていく中で「生きる意味」が変化していくという。その上で「人生とは「生きる意味」の成長とともにある」と記している。
 先のドナルド・スーパーも、人生の中で「役割」が変化していくといっていることに似ている。

 では、「内的成長」を促すきっかけとは何だろう。
 ここに「生きる意味」の大きなヒントがあるように感じる。
 上田氏は「ワクワクすること」と「苦悩」の二つであるとしている。「苦悩」については飛躍のきっかけとしてあげられているが、大事なことは「ワクワクすること」ではないだろうか。
 どんな人にも「ワクワクすること」はあるだろう。これから何をしたらいいのだろうと悩んでいる人は、ぜひ自分の「ワクワクすること」を見つけ出してもらいたい。

 人は死ぬまで変化成長していく動物だ。最後には、「いい人生だったなあ」で終わりたいものだ。
  
(2015/06/30 投稿)

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