05/24/2017 「図書」臨時増刊 -私の三冊:本屋さんでもらってください

色々な説があるが
よく聞くのが
ドイツのレクラム文庫に範をとって創刊されたという
岩波文庫がはじまりという説。
創刊は1927年7月。
今でも岩波文庫にはこの年に岩波茂雄によって書かれた
「読書子に寄す -岩波文庫発刊に際してー」という
格調高い刊行の辞が載っている。
つまり、
今年岩波文庫は創刊90年を迎えるのである。

岩波文庫編集部では各界を代表する著名な人に
「岩波文庫で心に残るものを3冊教えてください」と
アンケートを出したそうです。
回答のあったのが228通、
それらをまとめて「図書」の臨時増刊として
まとめたのがこの小冊子。


大企業の経営者や
大学の先生、
作家や評論家、
昔風にいえば岩波好みの文化人の皆さん。
そして、そんな人たちがどんな岩波文庫を選んだかというと
実に多彩。
ただ順位などは掲載されていないところが
奥ゆかしい。

なんて想像したが、
選んでいるのは仏文学の西永良成先生だけ。
マックス・ウエーバーの『職業としての学問』を推薦する人が多いのは
さすがに岩波文庫らしい。


こんなふうに
岩波文庫が並んだ本棚って
見ているだけで
尊敬しちゃうな。

岩波文庫は帯の色でジャンルを分けていて
青が日本思想や東洋思想やもろもろ
黄が日本の古典文学
青が日本の近現代文学
赤が海外文学
そして白が政治や経済となっている。

正岡子規の三大随筆
『墨汁一滴』『病床六尺』『仰臥漫録』の三冊を
あげるかな。

本屋さんでもらえますが
早めにどうぞ。

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