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  今日は子規忌
  俳人正岡子規が亡くなった日です。
  糸瓜忌とも獺祭忌とも
  言われます。

    叱られし思ひ出もある子規忌かな     高浜 虚子

  この俳句の下五の「かな」は切れ字です。
  イメージとしては「しっとり」。
  まさにこの高浜虚子の句がそうですね。
  「かな」が「しっとり」というのは
  今日紹介する
  夏井いつきさんの
  『世界一わかりやすい俳句の授業』に
  書かれています。
  正岡子規が亡くなって100年以上経って
  こうして今でも
  俳句の世界が隆々としていることに
  正岡子規はしたりと思っているのか、
  びっくりしているのか。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  「才能アリ」といわれるまで                   

 最近の俳句ブームはこの本の著者である夏井いつきさんに負うところが多い。
 この本でもそうだが、「夏井いつき」と銘打った、そして彼女の写真のついた俳句本がたくさん出ている。
 それもTVの人気番組「プレバト!!」の影響が大きいと思うが、夏井さんはそれだけに限らず多くの俳句番組や俳句イベントに顔を出す。
 これは本の中でも夏井さんが話しているが「俳句のタネまき」活動の一環なのだろう。
 夏井さんの活動は見事に芽を出し、花が咲いたということだ。

 本の中で夏井さんが話していると書いたが、この本は俳句をやってみたいと思っている初級者向けの入門本として書かれたもので、出版社の編集者が夏井さんに俳句を教わる対話形式で出来ている。
 内容は入門本だけあって俳句を少しでもかじった人には簡単すぎて物足らないかもしれないが、とてもわかりやすく、しかもこの対話形式が読みやすく、スイスイ頭に入ってくる。
 その意味では「世界一わかりやすい」というのは誇大表示ではない。

 最初の授業で夏井さんは「俳号」を持つことを薦めている。
 初心者がヘタな句を詠んでも「俳号」があれば直接傷つくこともないという、これも夏井さんらしい発想といえる。
 ここからどんな授業が始まるか期待が高まる。
 「一物仕立て」であったり「取り合わせ」であったり、「切れ字」といった俳句のオーソドックスな勉強はきちんと入っているのもうれしい。
 夏井さんに「才能アリ」と褒めてもらえるまでがんばりましょう。
  
(2018/09/19 投稿)

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