FC2ブログ
プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介するのは
  本というより小冊子。
  価格ではなく頒価となっています。
  200円。
  浦和の本屋さんでは販売してるのですが。
  残念ながら
  書影がないので
  表紙の部分を写真で。

  20190904_160611_convert_20190905182232.jpg

  さいたまの「石井桃子の会」が発行している
  『石井桃子 in 浦和』。
  偉大な児童文学者石井桃子さんの関連資料ですから
  全国の図書館や学校図書館には
  おいてほしいもの。
  今度久しぶりに
  石井桃子さんの『幼ものがたり』を
  読み返してみるかな。

  じゃあ、読もう。

  sai.wingpen  石井桃子さんはここにいたんだなぁ                   

 「私の家は、中仙道に面していて、昔の浦和の宿の北のはずれにあった」。
 これは児童文学者石井桃子さんが昭和56年に刊行した自伝『幼ものがたり』に出てくる一節です。
 文章でもわかるように、石井さんは1907年埼玉県浦和(現さいたま市)に生まれました。
 幼い頃の様子を鮮明な記憶のもと描かれたこの作品には、当時の浦和の様子などがうかがい知ることができます。
 そんな浦和に今、石井さんの功績を顕彰する「石井桃子の会」があって、この小冊子は「石井桃子がこの土地に生まれ育ち、この土地とこの土地に住む人々を愛したこと、そして、当時の浦和は自然にあふれ、季節ごとの行事を大切に守る町であったことを活字で残したい」という会の人々の思いで出来ています。
 わずか16ページばかりの小冊子ですが、石井桃子さんの幼年時代を知る手がかりになると思います。
 そして、それは大人になってからの石井さんの児童文学や図書館活動の根本を知ることでもあります。

 なんといっても目をひくのが、「『幼ものがたり』の頃の浦和」と題されたページです。
 並木せつ子さんの手で、当時の浦和の地図が再現され、それに『幼ものがたり』の記述を重ねていきます。
 その地図で石井さんの生家の場所がおおよそわかりますが、それは今の京浜東北線の浦和駅と北浦和駅の中間あたりです。
 今は線路を大きな陸橋が跨っていますが、当時は大踏切があったと、石井さんは書いています。
 石井さんが通った学校の古い写真などが図版として載っていて、そういう写真を見ていると子どもの桃子ちゃんとふと出会いそうな、そんな気持ちになったりします。

 石井さんと浦和の関係を知る、貴重な一冊です。
  
(2019/09/07 投稿)

    芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビュープラス