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プレゼント 書評こぼれ話

  最近長新太さんの絵本や
  長新太さんが絵を描いた作品などが
  続いたので
  図書館で長新太さんの本を知らべると
  1984年に岩波ジュニア新書に書いているのが
  わかりました。
  それが今日紹介する
  『ユーモアの発見』。
  岩波ジュニア新書って
  まるで宝の宝庫みたいで
  書き手もすごいし
  その内容もわかりやすい。
  ところで
  この本には先日紹介した『おなら』という絵本の
  原稿みたいな文章も
  載っています。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  自分の中の子ども発見本                   

 絵本作家の長新太さん(1927~2005)は「ナンセンスの神様」という異名で呼ばれることもあったそうです。
 でも、中高生向けに書かれたこの本のタイトルでは、「ナンセンス」ではなく「ユーモア」が使われています。
 「ナンセンス」は調べると「意味をなさないこと。無意味であること。ばかげていること。」と出てきます。一方、「ユーモア」は「思わず微笑させるような、上品で機知に富んだしゃれ。」とありますから、少し意味あいがちがいます。
 それに、この本の中で長さんは「ユーモア」についてことさらに説明をしているのではありません。
 世の中にある自然のことや生物、あるいは社会のこと(何しろ近代漫画の変遷などもあったりする)などが真面目に、しかし面白く書かれているだけで、そこから読者が「ユーモア」を「発見」する仕掛けになっています。(もちろん、そこに答えがあるわけではありません)

 ただ、「まえがき」に説明らしい文章があります。
 「子どもの言うことをバカバカしい、と思ったらオシマイである。(中略)子どものいいところをドンドンすてて、大人になる人が多い。もったいない話である。すぐれた大人は、子どものいいところを残して持っている。」
 つまり、この本は中高生向きではありますが、大人の人にとってはどこまでまだ子どもの柔らかい頭が残っているかを試せるものにもなっているのです。
 くすんと笑うと、ガハハと笑うか、それともどこが面白いのかわからないか、自分の中の子ども発見本にもなります。
  
(2019/09/20 投稿)

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