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プレゼント 書評こぼれ話

  今日の書評にも
  ちょこっと書きましたが、
  私も70年代前半の映画雑誌「キネマ旬報」の
  「読者の映画評」への投稿者でした。
  なので、
  今日紹介する『デビュー作の風景』の著者
  野村正昭さんの名前は
  とても印象に残っています。
  私にとって
  青春の一ページのような投稿記事ですが
  野村正昭さんは
  それを職業にしたのですから
  すごいことだと思います。
  この本の絵は
  やはり「キネマ旬報」の投稿者だった
  宮崎祐治さん。
  映画監督の素敵な似顔絵がいっぱい見られます。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  青春のしっぽをひきづって                   

 今年(2019年)創刊100周年を迎えた映画専門誌「キネマ旬報」は、映画監督大森一樹に言わせれば「あの頃のキネ旬は僕らの映画の学校だったなあ」ということになるらしい。
 1952年生まれの大森監督が言う「あの頃」とは1970年代の頃だろう。
 73年の「キネマ旬報」の「読者の映画評」に投稿していた大森青年は20歳、そしてこの本の執筆者である野村正昭氏は18歳。
 野村正昭氏は「あの頃」の「読者の映画評」の常連採用者の一人だった。当時「キネ旬」を愛読していた私にとって、野村正昭という名前は憧れで、もう一人の常連採用者が寺脇研氏で、お二人が今でも映画評論家として活躍されていることに羨望の思いがある。

 野村氏の紹介プロフィールに「年間鑑賞映画本数1000本を超え、日本で一番映画を観ている映画評論家」とある。
 映画は邦画洋画合わせて年間1200本近く封切られているそうだが、さすがの野村氏も完全制覇とまではいかないにしても、映画が好きで好きでたまらないのに違いない。
 そんな野村氏だからこそ描かれたといえる、「日本映画監督77人の青春」。
 そもそもが「キネマ旬報」での連載だったそうで、残念ながら100人には足りなかったが、この本では紹介されなかった監督も多いことだし、続編を期待したいところ。

 勝手をいえば、やはり今や日本映画を牽引しているともいえる是枝裕和監督が入っていないのはもったいない。
 さらに今人気絶頂の白石和彌監督も知りたい。
 もちろん、野村氏も書いているように藤田敏八監督や若松孝二監督にも登場願いたかった。

 「映画監督の青春」は映画に夢中になっていた私たちの青春につながっている。
  
(2019/11/05 投稿)

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