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プレゼント 書評こぼれ話

  昨日森下典子さんの
  『日日是好日』を紹介しましたが
  今日も森下典子さんの本です。
  『いとしいたべもの』という
  食べ物エッセイ。
  以前、森下典子さんの『こいしいたべもの』という本を
  紹介しましたが、
  実はこちらの方が先に出た本です。
  今回も
  おいしい文章と
  森下典子さん自身のイラストが
  堪能できます。
  きっとこの中に
  みなさんの思い出の一品も
  見つかるかもしれません。
  私なら、
  ハウスバーモンドカレーかな。
  
  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文章もイラストもおいしそうなのがいい                   

 食べ物は食べてしまうとそれでおしまいと思っている人は多いかもしれない。私もその一人だったが。
 けれど、エッセイストの森下典子さんのこの食べ物エッセイを読むと、そうではないことに気づかされる。
 例えば、この本の最初に登場するオムライス。
 その食べ物にどれだけの人が思い出を抱えていることか。森下さんがいうように「昭和三十年から四十年代に子供時代を過ごした人にとって、オムライスは特別なたべものではないだろうか」ということになる。
 ちなみに、森下さんは昭和31年(19956年)生まれ。
 読む人の忘れていた思い出を、森下さんは絶妙な文章で掘り起こしてくれる。

 それにここで書かれている文章の、なんとおいしいそうなことか。
 再びオムライスに登場願えば、こんな感じ。
 「丸い薄焼き卵の真ん中に、さっきのケチャップライスをこんもりと楕円状に盛り、菜箸で薄焼き卵の両端を折ってライスを包む。」
 もうたまらなく、オムライスが食べたくなる。

 このエッセイに登場するのは、オムライスでわかるように、決して高級な食べ物ではない。
 くさや、サッポロ一番みそラーメン、カステラ、ハウスバーモンドカレー、日清のどん兵衛、鯛焼き、カレーパン、崎陽軒のシウマイ弁当……。
 ほら、どこにでもある食べ物にだって、人に感動させてしまうくらい想いが詰まっているものなのです。

 森下さんのこのエッセイ、文章もいいけれど、森下さんの手によるイラストもいい。
 なんといっても、おいしそうなのがいい。
  
(2019/12/06 投稿)

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