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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  前回の朝ドラ「なつぞら」のモデルとなった
  女性アニメーターを描いた
  『漫画映画漂流記』を紹介します。
  主に聞き書きとなっている
  小田部羊一さんは
  女性アニメーター奥山玲子さんの夫でした。
  残念ながら
  奥山玲子さんは2007年に亡くなっています。
  小田部羊一さんは
  あの名作アニメ「アルプスの少女ハイジ」で
  キャラクターデザインをした人で
  高畑勲さんや宮崎駿さんといった
  アニメ界の巨匠たちと
  共に働いていた
  とっても有名なアニメーターです。
  「なつぞら」にはまった人なら
  これを読めばさらに記憶が鮮明になるかもしれません。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  朝ドラ「なつぞら」のモデルとなった女性アニメーター                   

 NHK朝の連続テレビ小説(通称朝ドラ)の影響力は大きい。
 さすがにかつての「おしん」のように視聴率が50%を超えることはなくなりましたが、現在でも20%を超えることもあって、日本で一番見られているドラマといってもいいでしょう。
 その100作めの作品が「なつぞら」で、広瀬すずさんが演じた主人公のモデルとなったアニメーターが奥山玲子さんです。
 もし、朝ドラのモデルになることがなければ、奥山玲子という名前もその夫である小田部羊一の名前もアニメファンだけのものに終わったかもしれません。
 まして、こうして「おしどりアニメーター」として一冊の本になることはなかったともいえます。
 まさに朝ドラ恐るべし、です。

 この本は小田部さんと奥山さんのことをよく知る、当時の友人関係者たちからのインタビューと小田部さんの回想聞き書きで出来ています。
 インタビューを受けているのは、奥山さんが日本で初めての女性作画監督をした作品で演出をした勝間田具治さんや宮崎駿さんの奥さんで奥山さんと同じ時期に女性アニメーターだった宮崎朱美さんなどです。
 特に同じ女性という立場で、共働きで子育ての忙しかった日々を送った宮崎朱美さんのインタビューは、現代の女性から見ても共感を得るところが大きいと思います。
 朝ドラでも描かれていましたが、昭和40年代の始めに子供を預けて女性が働くということは現在以上に大変で、奥山さんはそれでも仕事を続けます。
 そういう姿が後輩の女性たちに勇気を与えてといいます。

 当時を知ることのできる写真なども多く、アニメファンだけでなく、楽しめる一冊になっています。
  
(2020/01/29 投稿)

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