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 小中高の一斉休校の要請を
 政府が発表して
 そうなると図書館もどうなるかと
 心配していましたが
 今日(2月28日)
 私の住んでいるさいたま市では
 3月2日(月曜)から3月15日(日曜)まで
 臨時休館を決めました。

 さらに
 今後の感染の広がりや重症度等により、
 必要に応じて休館期間を変更することもあることも
 報じられています。

 学校も行けない、
 図書館も閉まっている、
 いよいよ子どもたちの行き場所がなくなってきました。
 さいたま市では
 図書館休館まであと2日あります。
 感染予防対策をしっかりして
 読みたい本を探してみるといいと思います。

   本はいつだってあなたのそばにいます。

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プレゼント 書評こぼれ話

  高田郁さんの
  「みをつくし料理帖」シリーズの3作めは
  『想い雲』。
  表題作の「想い雲」に出て来る料理は
  鱧料理ですが
  亡くなった父が
  鱧の湯引きが好きでした。
  いつも父の食卓だけ
  鱧の湯引きが出て
  私たち子どもはそのおすそ分け程度しか
  食べられませんでした。
  埼玉に越してきてからは
  なかなか鱧を見ることはなくて
  一シーズンに一回
  食べられたら運がいい、
  そんな感じです。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  春樹暮雲                   

 高田郁さんの人気シリーズ「みをつくし料理帖」の3作め。
 この巻でも四つの料理とともに四つの短編が収められている。
 巻末付録「澪の料理帖」に掲載されている料理名は「「う」尽くし・梅土佐豆腐」「ふっくら鱧の葛叩き」「ふわり菊花雪」「こんがり焼き柿」で、「ふわり菊花雪」は名前だけでは何の料理かわかりませんが、これは山芋を使った料理。

 表題作「想い雲」は主人公である女料理人澪と幼い頃に別れた友野江(今は吉原で伝説の花魁あさひ大夫となっている)の物語である。
 テーマにあるのは「春樹暮雲」という言葉で、「遠く離れて生きる友ふたり。片や、春に芽吹く樹を眺めて相手を想い、片や、日暮れの雲を見て相手を想う」ということらしい。
 作中では澪のよき相談相手でもある青年医師源斉が澪に伝えている。
 この作品に出てくるのが、大阪では夏の風物詩でもある鱧。
 ところがこれは現代でもそうだが、関東ではあまり人気がない。
 そもそも骨が多くて料理も難しい。
 野江のいる吉原の店に呼ばれて、澪は鱧を料理する。
 そして、野江をすれ違うような逢瀬が待っている。

 この連作短編集にはそもそも「想い」が幾重にも描かれている。
 澪と野江の「想い」。澪が謎の浪人小松原に寄せるほのかな「想い」。澪の修業先のご寮さん芳のいなくなった息子への「想い」。そして、澪が働く「つる家」で奉公しているふきの弟への「想い」。
 それらがこの3巻でのそれぞれのテーマになっている。
  
(2020/02/28 投稿)

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