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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は昨日の朝ドラつながりで。
  現在放映中の朝ドラ「スカーレット」も
  いよいよ終盤で
  感動の回が続いています。
  そして、次の102作めの朝ドラは「エール」。
  そのモデルが今日紹介する
  五十嵐佳子さんの
  『金子と裕而』の古関裕而さん。
  なので
  この本は朝ドラのための
  予習のようなものです。
  といっても
  私は予習本はすでに2冊めですね。
  早くも
  次の朝ドラが楽しみで
  しょうがありません。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  こんな素敵な名前だからこそ                   

 最近は減っているようだが、一頃子どもに「キラキラネーム」をつけるのが流行っていた。そういう名前は小さい頃はよく似合っているが、年を重ねていくと違和感が出てくるのではないかと懸念していたがどうだろう。
 「金子」(きんこと読む)といい名前はよく見るとこれ以上の「キラキラネーム」はないような気がする。何しろ「金」、ゴールドだもの。
 そんな名前がついた女性が、愛知県豊橋にいた。明治45年に生まれた女の子だ。
 幼い頃は「かねかね、コガネムシ」や「金庫番」などとからかわれたという。
 ただ中国の人からは「高貴で縁起が良くて素晴らしい」と褒められたらしい。
 そんな金子さんは成長して後、まさに金のような男性と結婚することになる。
 それが裕而さん。
 夏の高校野球の定番「栄冠は君に輝く」や1964年の東京オリンピックの行進曲など数々の名曲を作曲した、古関裕而である。

 この小説は裕而の妻となった金子の視点で描かれた二人の物語である。
 二人が結婚するまでの経緯が現代とかなり違って面白い。
 裕而は明治42年福島に生まれた。
 若い頃から作曲家を目指していた福島の裕而の元にある日会ったこともない愛知の女性から手紙が届く。裕而があるコンクールで入賞した、それを祝う内容だった。
 名前は金子。さぞかし裕而は驚いたに違いない。
 しかし、彼は律儀に返事を返す。
 それをきっかけにして、二人は何度も文通を重ね、それが恋になり、ついには結婚にまで至るのであるからすごい。

 戦中戦後と古関裕而の曲にどれだけ多くの日本人が癒されたことだろう。
 まさに彼女は名前の通りの人生を歩んだ女性なのだ。
  
(2020/03/13 投稿)

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